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しゃべれないのではなく、まだ聴こえないだけ。心の声を届ける「こつこつカフェ」をひらきたい

支援先

認定NPO法人 こつこつ

しゃべれないのではなく、まだ聴こえないだけ。心の声を届ける「こつこつカフェ」をひらきたいの画像

認定NPO法人こつこつ

支援者数

4人

/ 25人

16%
  • 支援総額

    9,613円

  • 支援者数

    4人

  • 残り

    40日

  • 開始日

  • 終了日

継続支援する

「伝えたいのに伝えられなかった」——そんな経験はありませんか。

本当の気持ちを言葉にできなかったとき。

逆に、誰かがその気持ちに気づいてくれたとき。

その心の動きを、覚えている方は多いと思います。

私たち認定NPO法人こつこつの根幹にあるのは、障害があり長いあいだ言葉を伝えることができなかった人たちの声です。

声が出なくても、からだが思うように動かなくても、指や視線、文字盤を使って、当事者が伝える微かな動きを介助者が拾って“通訳”することで、言葉は確かに立ち上がってきます。

一文字ずつ紡がれる言葉に、笑いが起きたり、驚きが生まれたり、人生の重みを感じられる瞬間があります。

その場に立ち会うたびに、「伝え合うことは、人と人がともに生きるための大切な営みなんだ」と教えられます。

閉じられてきたこの出会いを、もっと多くの人にひらき、届けたい。

障害や立場をこえて、ふだんの暮らしの中で“声を聴き合える”場所をつくりたい。

そう願って、私たちは「こつこつカフェ」の準備を始めました。

まだ動き出したばかりですが、日常の中に確かに必要な場だと信じています。

さまざまな人が当事者の言葉に触れる時間を、ともに見守ってくださるマンスリーサポーター「こつこつ応援団」を募集しています。

この挑戦を、どうか支えていただけませんか。

ストーリー


こんにちは、認定NPO法人こつこつです。


私たちは、障害があり話すことが難しい人たちも、当たり前に意思があり、言葉を伝える方法があることを広める活動をしています。

団体名「こつこつ」は、「ことばをつむぎ、こころをつなぐ」という想いから名付けました。





18歳まで「言葉がわからない人」と思われていた


活動の原点にいる一人は、理事である里見英則(さとみ・ひでのり)です。

生まれつきの難病があり、18歳まで「言葉がわからない」「話せない」と思われていました。



けれど実際には、彼の心の中には伝えたいことがたくさんありました。

そして、介助者の手を通して言葉をつむぐ方法に出会ったことで、本人は「生まれ変わったと思うほど人生が変わった」と言います。


その方法に出会ったのは18歳、母と一緒に國學院大学の柴田教授に会った時でした。

「もしかすると、私たちは話せるかもしれない。」

そこから里見親子は猛練習をします。彼はこんなふうに語っています。



“僕は、このチャンスを絶対逃すものかと必死で母と練習しました。…もうだめかもしれないと諦めかけた時もありました。”

“でも、ついに僕の言葉を母が読み取る瞬間が訪れて、雷に打たれるとはこういうことなのかと思うほど衝撃を受けて、うれしくてうれしくて母と笑い合いたかったのに固まって笑えなかったことを覚えています。”


彼がいちばんはじめに綴った言葉は、「ありがとう」でした。


“この方法ができた時に、一番最初に『ありがとう』と言えたのが一番嬉しかった。自分の言葉でありがとうといえるのは本当に幸せなことなんです。”

“みんなもきっと周りに伝えたいだろうと思うから、この方法を他の人にも伝えたい。”




この方法で、きっと言葉が届く人がいる


とはいえ当時は、通訳ができる人は非常に少なく、練習できる場所も、通訳の方法を教えてくれる人もいない状況でした。

「自分たちで通訳ができるようにならなければ」

そんな思いをもつ当事者や親が集まり、任意団体「学習会サロン」を始めました。2009年6月のことです。


サロンは9年間、続きました。

ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら、私たちは「通訳ができる人」を1人ずつ増やしてきました。

その中の一人に、田中さんがいます。


福祉とはまったく関係のない人生を歩んできた田中さんは、偶然、大学の授業で介助付きコミュニケーションに出会いました。

「私も話せるようになりたい!」

生き生きと言葉をつむぐ当事者の表情を見て、そう思ったと言います。

今では、すご腕の通訳者の一人です。


「当事者の方々のお話を聞くと、自分にはない視点ばかりで、会話がとにかく楽しいです。

また、読み取る技術を習得できたことで、たくさんの出会いにも恵まれました。

みんなが当たり前にこの方法を使う日がくるといいな、と思っています」(田中さん)




「みんな、心がある」—— それを社会の当たり前にしたい


2016年、神奈川県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で事件が起きました。


19人が亡くなり、26人が重軽傷を負った事件を覚えている方は多いと思います。


事件では、「意思疎通が難しい障害者に生きる価値はない」という元職員の思想が繰り返し報道されました。

また、その思想を容認するような世間の声が聞こえたことは、私たちの心を震撼させました。



「自分がそこにいたら殺されていた」

「自分たちが前に出ていかなければいけない」

と当事者が口々に言い、この覚悟が活動の大きな転機になりました。


私たちは2018年にNPO法人を設立し、2022年には認定NPO法人格を取得しました。




「出会い、話す場」をひらいたら、世界が広がった


これまでの活動は、月2回ほどのイベントを中心に続いてきました。

その中で偶然この活動に触れ、生き方や考え方が揺さぶられたメンバーもいます。

理事長の浅見も、当初は「人が足りない」という理由で関わるようになった一人のボランティアでした。



さまざまな団体でボランティアをしてきた浅見が、こつこつの活動を続けている理由の一つは、ここが「自分にはない視点をくれる場所」だからです。

話せることが当たり前ではない当事者の視点。それが言葉として立ち上がると、こちらの偏りに気づかされることがあります。


もっとたくさんの人にメンバーの言葉を聞いてもらいたい。福祉にかかわらず、外に開いた場を持つと良いのでは?

そこで2024年、試しに始めたのが「哲学カフェ」という取り組みです。



テーマは、日常のちょっとしたモヤモヤ。

「思いやりってなに?」「心地わるいことは必要?」

そんな何気ない問いから、障害のある人、ない人、立場の違う人たちが円になって話し始めます。


すると、当事者の言葉にはっとさせられたり。

逆に、一般の参加者の視点から、当事者が新しく知ることがあったり。

“教える/教わる”ではなく、ただ一緒に考える時間が生まれます。



日常の疑問を持ち寄って話していると、話はいつの間にか深く潜っていきます。

「共に生きるとはどういうことか?」と。


それが「めちゃめちゃ面白い」(担当石川・談)のです。

こういう場を、もっとたくさんの人に体験してもらいたい。

そこから私たちの中に、「こつこつカフェを開こう!」という構想が生まれました。




ともに「話す・食べる・感じる」カフェを


こつこつカフェは、障害のある人もない人も、自由に利用できる「カフェ」です。



非日常のイベントではなく、あえて日常の場としての「カフェ」をやりたいのには理由があります。


私たちは今年度、「こつこつ未来プロジェクト」を立ち上げました。

誰もがひとりの人間として、当たり前に共に生きられる社会へ。

こつこつカフェは、その第一歩です。


重い障害のある人と出会う機会は、ふだんの生活の中では多くありません。

出会ってもコミュニケーションが難しいと、当事者の言動を理解できず、「やっぱり自分とは違うんだな」というイメージのまま終わってしまいます。




けれど、言葉をつむぐ人たちと一緒に時間を過ごせば、そこには視点を揺さぶられるような出会いがあります。

だから私たちは、福祉に関心がある人だけでなく、誰もがふらっと立ち寄れる場所として「カフェ」構想を立ち上げました。


哲学カフェのように、日常のちょっとした疑問や違和感をテーマに語り合うこともできます。

「障害のある人も同じ人間です」というメッセージの押し付けではなく、共に食べ、語り、笑う中で、「同じ人間なんだな」と体感する体験を届けたいのです。


こつこつカフェは、日常の中の“まじわり”を生み出す拠点です。

そしてここでは、当事者と通訳と一緒に「介助付きコミュニケーション」も体感できます。

初めて動きを感じられた時の感動、一文字ずつ言葉が紡がれていくその瞬間に、もっと多くの人に立ち会ってほしいと願っています。




心でつながる場所を、ともにつくってください


私たちが最終的に目指しているこつこつカフェは、単発のイベントではありません。

いつでもそこにあって、続いていく場、本当のカフェのような形を思い描いています。

いつでも行けるからこそ、人が集まり、少しずつ関係が深まっていく、そんな場所を持ちたいのです。



そのためには、場所の確保や人件費など、安定した運営の土台が欠かせません。

今の私たちにとっては、正直とても遠い道のりです。


そこで私たちは、こつこつカフェの試行段階から、一緒にこの構想を形にしてくださるマンスリーサポーター「こつこつ応援団」を募集しています。

ご支援をいただくことで、私たちのカフェ構想は例えばこんな進化を遂げることができます。


ーーーーーーー


◎月1,000円のご支援で…

こつこつカフェのボランティア1名分の交通費を確保できます。


◎月2,525円のご支援で…

実際のカフェを借りて、こつこつカフェの試行版を月1回実施することができます。

お客さんにコミュニケーションの体験や練習をしていただくことができます。


◎月5,252円のご支援で…

当事者が一日店長として試行版のカフェではたらけるように、サポートをつけることができます。


◎月10,000円のご支援で…

ゲストを呼んでイベントを開催できます。

来店のきっかけをつくるとともに、当事者を含めた参加者に生涯学習の機会を提供することができます。


※いただいたご支援はこつこつカフェを中心として、こつこつの活動をより多くの方に届けるために使わせていただきます


ーーーーーーー



私たちの目標は、試行を重ねながら、2年以内にカフェをオープンすることです!

一人でも多くの方に、お茶を飲みながら語り合いに来ていただきたいなと願っています。



障害があってもなくても、耳を澄まし合い、言葉を受け取り合える社会になるように。

一人で耐え続けて自立するのではなく、みんなで共に立ち、支え合う暮らしになるように。


私たちはまず「カフェ」という形で、その未来の入口をつくります。

一歩一歩進んでいくプロジェクトに、どうかお力を貸してください。





担当のメッセージ


僕は浅見さんが言ってくれた、「みんなのスタートラインをいっしょにしたい」という言葉が大好きで、ずっと心に残っています。

からだの介助だけでなく、通訳がいることで、僕たちは自分の思いを“みんなと同じように”伝えられるようになります。

それが、こつこつのいちばんいいところです。


僕たちは福祉の世界の中にいると、「障害者として生きていく」ことになります。

でも、こつこつには福祉に関係のない人もたくさん来てくれる。

僕たちは「人として」、集まって、笑って、話して、とても楽しい時間を過ごせます。


制度の中だけで生きるのではなく、人として生きる毎日の中で、制度を上手に使っていけたらいい。

そのために、こつこつらしいやり方で、新しい当たり前をつくっていきたいと思っています。

いつか、就労支援のA型B型みたいに、こつこつ型…K型をつくるのが、僕の目標です。


里見英則





障害があっても、ひとりひとりいのちを生きていて

感じ方があって、想いがあって、意思がある


おなじひとつのいのち、おなじ一人の人間だということを

こつこつカフェを通して、示していきたいのです


こつこつカフェで、

子どもも大人もお年寄りも、障害があってもなくても

誰もが「その人自身」を生きられる世界を体現していきたい

お互いの意思に耳を澄ましあえる、そんな世界を紡いでいきたい


こつこつ応援団として、ボランティアとして、共に生きる人として

一緒にこの場を育てていただけませんか。


石川 歩


〒1690074

東京都新宿区北新宿4-8-12-904

03-5937-0086

https://kotsu2.or.jp/

代表:浅見好香

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