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絶滅危惧種のウミガメ「タイマイ」を守りたい―― タイマイサポーター30名募集

支援先

認定NPO法人 エバーラスティング・ネイチャー

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アオウミガメ

支援者数

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継続支援する

認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)は、インドネシア地域にて、絶滅の危機に瀕するウミガメ「タイマイ」の保全活動を行っています。

タイマイは世界的に個体数が減少し、今まさに“次の世代に命をつなぐかどうかの重要な局面”に立っています。

ELNAが活動する4つの島は、タイマイが今も産卵のために戻ってくる、アジア地域でも数少ない貴重な大規模繁殖地です。しかし、違法採取・環境変化・捕食者の増加など、さまざまな脅威が重なり、保全活動を続けなければ失われてしまう可能性があります。

こうした中で、皆さまのご支援によって、卵を守り、産卵状況を記録し、次世代へ命をつなぐ活動が続けられています。

しかし、4つの島すべてで確かな保全体制を維持し、未来の個体群を守りきるためには、より安定した継続支援が必要です。

そこで今回、タイマイの命をつなぎ続けるための仲間として、新たに30名の「タイマイサポーター」を募集いたします。

あなたの継続的なご支援は、

・産卵地を毎年見守り続けること

・守れるはずの卵を確実に守りきること

・数十年後に戻ってくる“未来のタイマイ”を増やすこと

につながります。

ウミガメを未来へつなぎ、美しい海や自然環境、そして地域の暮らしを守るために、ぜひ私たちの活動の仲間になっていただけませんか。温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

ストーリー

1.絶滅の危機にあるタイマイの未来は、これからの10年が鍵を握ります

タイマイは、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧ⅠA種に指定されており、世界的に個体数が減少しています。インドネシア・ジャワ海に点在する4つの島は、タイマイが今も産卵のために戻ってくる、貴重な大規模繁殖地です。

成熟までに数十年かかるウミガメにとって、今の環境が未来の個体数に大きな影響を与えます。だからこそ、今の10年が非常に重要なのです。


さらに、現地パートナー団体においても、私たち自身の組織においても「事業を次世代へ継承すること」が大きな課題となっています。タイマイを守る体制そのものを未来へ残すためには、この10年間の取り組みが勝負になります。

一方で、現地行政にも一定の取り組みはあるものの、実質的な保全にはまだ至っておらず、私たちの活動が止まればタイマイの卵は再び乱獲され、子孫が生まれてこない状況に逆戻りしてしまいます。行政が十分に守りきれていない今、そして他に担い手がいない今こそ、私たちが一頭でも多くの子ガメを海へ返し、未来の繁殖個体を増やし、この地域の貴重な資源としてつないでいく必要があります。

だからこそ、

「未来の繁殖地を残せるかどうか」は、この10年で決まります。

タイマイを守る現場を未来につないでいくためにも、今、行動する必要があります。


2.4つの島すべてを守ることが、生物多様性を守ることにつながります

ELNAが調査を行っている4つの島――キマル島、プスムット島、プナンブン島、セガマ・ブサール島では、それぞれ遺伝的に異なる個体群が産卵していることが明らかになりました。

つまり、どれかひとつの島で保全の手が途切れれば、その系統のタイマイ個体群は将来的に地球上から失われてしまう可能性があります。

生物多様性の観点からも、4島すべての保全を続けることが非常に重要です。

ELNAは、生物に直接手を加えるのではなく、生物に影響を与える人為的要因を減らすことで「海ほんらいの力」を引き出すアプローチを重視しています。現地住民との協働を続けながら、産卵モニタリングや違法盗掘からの卵の保護を行っています。


3.皆さまのご支援によって生まれた変化

これまでのご支援により、現地ではさまざまな成果が生まれています。

● 4つの島で卵の保護と産卵モニタリングが継続

遺伝的解析により、4島がそれぞれ異なる個体群であることが確認され、生物多様性の観点からも活動の重要性が一層明らかになりました。

● キマル島がタイマイの国内トップ産卵地に!(2024年)

2024年には、キマル島の産卵数が2,049巣に達しました。セガマ・ブサール島と並び、国内でも最大級の産卵地へと成長し、継続的な保全活動の成果が数字でも確認されています。

● 新たな助成金により調査の幅が拡大

  • セガマ・ブサール島での捕食者ミズオオトカゲのモニタリング開始
  • ふ化環境の変化を把握する追加調査の実施
  • プスムット島で最低限必要とされる年2回の訪問を実現
  • プナンブン島では保護期間を3年間、5ヶ月から通年に延長し、悪化していた状況の改善につながる成果を確認
  • プナンブン島の管轄である西カリマンタン州の海洋水産省にて協働のための働きかけをしています

これらはすべて、継続的に支えてくださった皆さまのご支援があったからこそ実現したことです。


4.より良い保全体制へ進むために、次の段階が必要です

現在の現地での活動は、以下の支援に支えられて実施されています。

  • タイマイサポーター(継続寄付) 約55万円/年
  • ウミガメ保護島オーナー(セガマB島支援) 約47万円/年
  • 助成金(継続分) 約60〜70万円/年
  • その他(単発助成・自主財源) 約130万円/年

皆さまのご支援により、最低限必要な調査と保護活動は継続できています。

一方で、現場でのモニタリング精度や環境変化への対応力をより高めていくためには、次のような課題があります。

  • 助成金は年ごとに採択状況が変わりやすく、産卵状況に合わせた中長期的な保全計画が立てにくい
  •  この不安定さは、必要な時期に必要な対策を実施できず、守れるはずの卵を守りきれないリスクにつながっています。
  • 現地スタッフや監視員とのコミュニケーション・指導の機会が不足している
  •  適切な保全手法が十分に共有されず、卵の保護精度やふ化率の低下につながる可能性があります。
  • 調査訪問回数が本来必要とされる水準に達していない
  •  捕食者の増加などによる島ごとの環境悪化に、すぐに対応できないことや、長期間現地に滞在して調査できないことから、活動の成果を正確に把握できないリスクがあります。
  • 訪問回数が少ないと、現地の監視員との連絡や情報共有が不足しやすくなります。
  • 監視員のやる気は、卵の保護成果に直結するため、訪問不足は保全の効果にも影響します。


こうした状況から見えてきたのは、

「現状維持だけでは、守れるはずの命を十分に守りきれない」という課題 です。

4つの島で標準的な精度のモニタリング調査を安定的に実施し、環境変化に応じた柔軟な保全活動を行うためには、更に年間100万円分の安定した寄付基盤が必要になります。

この基盤が整うことで、

  • 変化の大きい島では調査訪問回数を増やし、適切な保全措置を講じる
  • 現地監視員とのコミュニケーションが強化され、保全活動の質が向上する
  • ふ化環境や捕食者の影響など、重要な調査を計画的に実施できる

など、次の段階の保全体制へと一歩進むことができます。


5.タイマイサポーターとしての継続的なご支援が、未来の海をつくります

タイマイサポーターとしての毎月のご支援は、次のような形で現地活動の大きな力になります。

  • 4つの島での産卵モニタリングの継続
  • 現地監視員の雇用や指導に必要な人件費の確保
  • 島ごとの環境変化に対応した追加調査の実施
  • 将来の地域主体の保全へ向けた人材育成や啓発活動の推進

タイマイは産卵した浜に数十年後に戻ってくる生き物です。

今整える環境が、未来の世代のウミガメたちが命をつなげるかどうかを決めます。


6.タイマイサポーター30名の仲間を募集します

今回のキャンペーンでは、タイマイ保全活動を継続的に支えてくださる仲間として、30名の新規サポーターを募集しています。

  • 月500円・1,000円:1,000円で、1年間に760匹の赤ちゃんガメを海に帰すことができます
  • 月2,000円・3,000円:3,000円のご寄付で、1年で2,280匹の赤ちゃんガメを海に帰すことができます
  • 月5,000円・10,000円:5,000円のご寄付で、約22,500個の卵を守れます。つまり、将来的に次世代の生産を担う親ガメ年間約10頭生み出すことができます!

サポーターの皆さまには、現地からの活動レポートや動画、最新の調査内容などを随時お届けします。海の向こうで生まれている変化を、ぜひ一緒に見守っていただければ幸いです。


7.ウミガメを絶滅させないために、あなたのお力が必要です

インドネシアのタイマイ減少には、日本の伝統工芸品であるべっ甲を含む、私たちの暮らしにも縁のある歴史的背景があります。

タイマイの鱗板は「べっ甲」として古くから世界中で価値ある素材として利用されてきました。利用の歴史は紀元前にさかのぼり、大航海時代には欧米諸国が盛んに搾取していた記録も残っています。日本でも飛鳥・奈良時代からべっ甲が用いられ、20世紀初頭には大量のタイマイが輸入される時代がありました。

もちろん、現在の日本社会ではべっ甲の使用は大幅に減り、多くの方にとって「知らないうちに関わっていた」程度のものかもしれません。それでも、過去の歴史的な利用が現在の個体数に影響を与えていることは否定できません。

そしてもう一つ、現代の日本にも関わりがあります。

日本の海岸でも、気候変動や海水温の上昇による海の環境変化が観察され始めています。

海は遠く離れた地域ともつながっているため、私たちも自分たちの身近な海を守る意識を持つことが大切です。

タイマイの保全は、一朝一夕で成果が出るものではありません。しかし、これまで活動を継続できたのは、支えてくださった皆さま一人ひとりの存在があったからこそです。

「タイマイを絶滅させたくない」

「次世代に美しい海を残したい」

そう感じてくださる皆さまとともに、これからの10年をつくっていきたいと考えています。どうかこの挑戦に、タイマイサポーターとしてご参加いただけませんか。

未来につながる活動の力を、ぜひお貸しください。

〒2210822

神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-17-8アクティパートⅡ 4F

045-432-2358

https://www.elna.or.jp/

代表:藤野 彰

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