【新しい広田町の仲間をご紹介します!③】
2020/3/25 20:16
新しく広田町に来る仲間は10人ほどいますが、
そのうちの5人を今回ご紹介させていただいております。
3人目は、高橋理沙さんです。
私は2015年、大学2年生の夏、Change Maker Study Program6期(以下:CMSP)に参加してSET・広田町と出会いました。
大学で教育を学んでいた私は、2年生が始まる頃には将来を考え始め、
教員になるのかどうするのか、自分に自信がなくて不安を抱えていました。
そんな時に、同じサークルの先輩からお誘いを受け、CMSPの説明会に行きました。そこで「自分も自信をもてるかもしれない」と思えたこと、1年生の夏に東北の保育園にボランティアに行ったのですが、子供達だけでなくもっと町全体のことを知りたいと思っていたことを思い出し、挑戦してみることにしました。
覚悟をもって広田町に行ったのですが、プログラム本番2日目、私は怪我をして帰ることになってしまい、とても悔しい気持ちを抱いたことを覚えています。
なにより、私が帰ると決まった時、たった2日しか一緒にいなかったのに、みんなが泣いて見送ってくれたことが印象深かったです。こんなにも仲間のために涙を流せるチームの一員に、私もなりたいと思いSETの活動を始めました。
活動を通して、町の方の想いを大切にしたいと思ったり、“やりたい”という気持ちで動ける自分と出会ってきたことで、やってみたかったパン作りに挑戦し始めたり、私自身が誰かの一歩を踏み出すきっかけになりたいという夢を抱くようになりました。
4年半の中で1番嬉しかったことは、家族との関係性が変化したこと。
今まで自分の想いを家族に伝えることを苦手としていて、伝えないことが多かったのですが、大切な家族だからこそ、自分が生きたい生き方や自分の意思をちゃんと伝えたいと思え、少しづつ話せるようになりました。そのおかげか、母も今まで踏み出せなかった趣味に挑戦してみようかなという気持ちになってくれたみたいで、“誰かのきっかけになりたい”と思う私が、母のきっかけになれたことが嬉しかったです。
私は広田町に行き、これからは民泊事業部の一人として活動します。
町の方と過ごす時間の中で、楽しい思い出だけでなく、帰った後もずっと大切にしたいと思えるような、前に進めるような言葉だったり経験を持ち帰ってもらえるように、私がそのきっかけの一人になれるように頑張りたいと思っています!
もうすぐ広田町での暮らしが始まります。
私が感じるこの町の魅力は、町の方がとても強く生きているということ。
つながりや生きることをとても大切にしています。そんな広田町で私は春夏秋冬を大切にし、季節に合わせてジャムやパン作りも引き続き頑張ります。
みなさんもぜひ、この町に触れに来てみてください!何かが変わるきっかけになったら嬉しいです。
SETメンバー 高橋理沙
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