【外国ルーツ子ども若者の教育支援を担う次世代リーダーを育てたい!】
外国ルーツの子ども若者の教育支援ニーズが急増する一方で、支援者の高齢化や担い手不足が深刻です。特に、支援を仕事とする次世代の社会起業家・ソーシャルリーダーが不足しています。この危機感を背景に、次世代リーダー育成プロジェクトを開始。メンバー募集には意欲ある若者からの応募が多数集まり、急きょ定員を倍に増やし、16名のメンバーを選出しました。しかし、特に学生の彼らのフィールドワークへの交通費・滞在費が経済的な負担となっています。この経済的負担を解消し、将来の担い手の芽を摘まないために、交通費補助を目的としたカンパを募っています。
今、これから、ぜひ共に。
次の世代の担い手を育ててはいただけないでしょうか。
ストーリー
【外国ルーツ子ども若者の教育支援を担う次世代リーダーを育てたい!】
近年、全国で日本社会で学び、成長する外国ルーツの子ども若者が増えています。私たちが運営するYSCグローバル・スクールにも、自治体関係者や受け入れ定員がオーバーしてしまった地域の日本語教室から紹介されてやってくるケースの多さに、対応が追い付かなくなりつつあります。
2010年度より外国ルーツの子どもたちの教育支援に取り組んできて、今現在が最も、”日本語を母語としない子どもや若者たちに対して支援が必要だ”という認識が高まっており、行政や地域関係者の間でも体制を整備しようとする意欲のある方々が増えていることを感じます。
一方で、問題は「誰が支援を担うのか」ということです。
これまで外国ルーツの子どもたちのサポートは、主に草の根のボランティアに頼り切りの状況が続いてきました。中には数十年の支援実績を持つ方々も少なくありません。一方で、地方に限らず都市部でも、現在はそうした支援者の「高齢化」が課題となっており、また、ボランティアベースの活動が主で、「食べていけない」状況の中、若い担い手がなかなか増えないという問題も深刻化しています。

直接支援の担い手だけでなく、仕組みを作るリーダーが足りていない
支援ニーズは急増していて、支援体制を整えたい!という自治体や地域の意欲はあるのに、支援の担い手は先細りしていく・・・。
特に、外国ルーツ支援を担うことができる専門職(日本語教師や多文化コーディネーターなど)だけでなく、その土台となる「支援を仕事にする」役割を担う、いわば「社会起業家」や、ソーシャルリーダーといったポジションの担い手が少なすぎる状況です。
今はまだ、長年子どもたちを支えてきてくださった、主力のボランティアの方々の活動がゼロになったわけではないため、なんとか持ちこたえているという側面もありますが、その多くが60代~80代の諸先輩方。たとえばあと10年の後、彼らが不在となった場合、続く世代がほぼいない。この「誰がやるのか問題」をなんとかしなくては!
そんな強い危機感を共有する有志3名が集まって動き出したのが、「外国ルーツ子ども若者教育支援次世代リーダー育成プロジェクト」です。
多数の応募者から熱意ある若者16名を選出
プロジェクト企画メンバーは、武蔵野大学・神吉宇一、広島大学・南浦涼介、NPO法人青少年自立援助センター・田中宝紀。

3人の「まずは、やってみる」「今、とにかくやらなくては」という想いでスタートし、その後は定例的に議論を重ね、手探り、手作りの中で準備を進めてきました。果たして参加希望者が集まるだろうかとの不安もありましたが、公募の1年目となる2025年度は、全国から16名のメンバーを選出することができました。実は当初定員8名として募集を開始したのですが、ふたをあけてみたら、その何倍ものやる気あふれるみなさんからご応募があり、メンバーで相談した結果定員を倍の16人に急きょ増やして選考することになったという嬉しい誤算がありました。中には自らも海外にルーツを持つという方のご応募も少なくありません。
若者たちのリーダーとしての成長を後押しする6ヶ月間のプログラム
これからこの16名の若者たちと、約6か月をかけて、「知る」→「課題化する」→「企画提案する」のプロセスで、講義、討議、フィールドワークなどを通じて外国ルーツの子ども若者を取り巻く課題や現状を学びながら模擬的にプロジェクトの企画立案を行います。
ただ、その多くがまだ学生という立場の若者であり、また、全国各地に散らばっている状況。プロジェクト自体は学生の場合、無償で提供しますが、フィールドワーク開催地までの交通費や滞在費が、学生にとっては大きな痛手となります。経済的な障壁で次世代リーダーの芽を摘みたくない。私たち主催側は無償での講義、(自分の)交通費の持ち出しなど、できることは対応しているのですが、定員も倍となったリーダー候補の若者たちの交通費までは手が回らない状況・・・。
このままでは「経済的に安定している環境の若者はやる気があれば”リーダー”への一歩を踏み出せるが、そうでない若者はやる気があっても支援を作る側には回れない」という不本意なことになりかねません。
次世代リーダーを目指す若者たちの経験のために、旅費カンパにご協力ください
そこで、少しでも、こうした若者たちの経済的負担を解消するため、大人の皆さんから「カンパ」を通じて応援していただけたらと思い、この”プチ”クラウドファンディングを立ち上げました。少額でも大きな力となります。いただいた「カンパ」は、手数料をのぞきすべて次世代の外国ルーツの子ども教育支援を担う若者のフィールドワーク先への交通費補助として使用させていただきます。
(必要総額を大きく超えるカンパをいただいた場合は、講師謝礼等のプログラム運営経費として活用させていただきます)
今や、外国ルーツの子ども若者の支援は待ったなし、という点は、多くの方々に共感いただける時代となりました(これだけでも隔世の感がありますが・・)。しかし、その「支援を担うのは誰か」「誰が支援の現場を運営するのか」については、まだじゅうぶんな危機感や取り組みが広がっているとは言えません。
今、これから、ぜひ共に。
次の世代の担い手を育ててはいただけないでしょうか。

【10口集まったら】次世代リーダーを目指す若者1名のフィールドワーク開催地までの旅費を往復支援
3,000円
全国各地から熱意ある次世代リーダー候補が集まった今回のプロジェクト。
【10口(大人10名)】で、フィールドワーク開催地(11月in広島)までの往復旅費を若者へ

【1口で】次世代リーダーを目指す若者1名のフィールドワーク開催地までの旅費を往復支援
30,000円
全国各地から熱意ある次世代リーダー候補が集まった今回のプロジェクト。
【1口】で、フィールドワーク開催地(11月in広島)までの往復旅費として、外国ルーツの子どもをサポートしたい若者の学びをサポート

【3口集まったら】次世代リーダーを目指す若者1名のフィールドワーク開催地までの旅費を往復支援
10,000円
全国各地から熱意ある次世代リーダー候補が集まった今回のプロジェクト。
【3口(大人3名)】で、フィールドワーク開催地(11月in広島)までの往復旅費を若者へ


