フォーリン・プレスセンター(FPCJ)は、日本についての多様で正確な報道が世界中で行われるように、外国メディアの日本取材を支援している公益財団法人です。プレス・ブリーフィングやプレスツアーの実施、海外からの記者の招聘などを通じて、外国メディアへの日本に関する取材協力や情報提供を行っています。
私たちは来年、1976年の創立から50年の節目を迎えます。このたび、創立50周年記念事業の運営資金を集めるために、クラウドファンディングに挑戦します。ぜひ、ご支援をよろしくお願いします。
ストーリー
■ 私たちの団体のご紹介
こんにちは、「フォーリン・プレスセンター(FPCJ)」です。私たちは1976年に、日本の経済界、メディア、政府の三者が、日本からの対外発信を強化するために「オールジャパン」体制で立ち上げた団体です。日本の実像を世界に伝えることによって、海外の人々に日本を理解し、共感や親しみを持ってほしいという思いで、外国メディアの日本取材を支援しています。現在は、主に以下のような活動を行っています。
- 日本の様々なテーマについて政府関係者や有識者に解説いただくプレス・ブリーフィングの開催
- 日本各地へのプレスツアー(取材旅行)の運営
- 日本を直接取材する機会を提供する海外からの記者の招聘
- 外国メディアの日本取材の困りごとに応える取材協力
- 外国メディアの記者らによる国際シンポジウム等の開催
海外では、日本に関する情報が断片的だったり、偏った視点で語られることがあります。その結果、日本の姿が十分に伝わらず、誤解が生まれることも少なくありません。
現在、日本のありのままの姿が世界に届きづらくなっています。
一つには、日本経済力の相対的低下と符牒を合わせるかのように日本に駐在する外国メディアの記者の数が減少し、日本に関するニュースが世界で取り上げられる機会が減ってしまっています。
もう一つには、インターネット上での偽情報や誤情報の拡散も問題になっています。SNSから誰もが容易に情報を得られる時代だからこそ、各国の主要な新聞やテレビなど、影響力の大きいメディアを通じて、「ありのままの日本」を世界に伝えていく必要があります。
また、21世紀の国際社会は、気候変動や人口減少、自然災害など、世界共通の課題に直面しており、国際社会が協力して取り組まなければなりません。日本は「課題先進国」として多くの経験や知見を積み重ねてきており、課題の解決に向けては、それらを世界と共有していくことが求められています。
海外の人々に、日本を理解し、共感や親しみを持ってもらうことは、国際社会の日本に対する信頼を高め、日本の未来を支える力になります。また、日本が蓄積してきた知恵や技術を世界と共有することは、世界のさまざまな問題を解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくることにつながります。
私たちは、日本を取材する外国メディアを支援することによって、その実現に取り組んでいます。
■ なぜ寄付を集めるのか?(寄付募集の理由)
◆創立50周年事業を行いたい
立ち上げから50周年を迎える来年、創立50周年事業を実施したいと考えています。目的は、これまでのあゆみを振り返り、関係者へ感謝の思いを伝えること、そしてこの機会にこれまでに培った世界中の記者たちとのネットワークを再構築し、今後の海外への情報発信の活性化に向けた基盤をつくることです。
具体的には、次のような事業を予定しています。
- 国際ジャーナリスト会議(2026年10月)
- 50年史小冊子の制作
- 特設ウェブページ開設(2026年1月)
- 外国記者からの祝賀メッセージや思い出の写真の収集と発信
- 写真展の開催
- 祝賀レセプション(2026年10月)
- 50周年記念ロゴマーク(公募)、記念品の作成
最大の目玉は、「国際ジャーナリスト会議」の開催です。そこでは、私たちが培ったネットワークをフルに活用して、世界を代表するジャーナリストの皆さんに、国際社会の課題解決のプレーヤーとして、また新たな国際秩序形成の担い手として、世界は日本に何を期待しているのかについて、また現代のジャーナリズムが直面する課題について、議論いただきます。それに合わせて、外国メディアの日本報道のあゆみや彼らの活動を支えてきた私たちの団体の50年の歴史をまとめた小冊子も制作します。
一連の記念事業を行うことで、より多くの皆様に、世界に向けた情報発信の必要性や、私たちのことを知っていただきたいと願っています。
代表メッセージ
こんにちは、「フォーリン・プレスセンター」理事長の兒玉和夫です。
私たちの半世紀の歴史の中で、国際社会の日本に対する見方は大きく変化してきました。かつては「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と称賛されたり、「ジャパンバッシング(日本叩き)」の嵐が吹き荒れたりした時期もありましたが、その後、日本経済の低迷とともに日本に対する世界の関心は低下し、「ジャパンパッシング(日本素通り)」などとも言われるようになりました。残念ながら、私たちの調べでは、東京にいる外国メディアの特派員の数は、2000年ごろをピークに今では約半分になっています。
このままでは日本の姿や声が世界に伝わりませんが、国際社会における存在感や信頼が低下するのをただ見ているわけにはいきません。幸いなことに、最近になって明るい兆しも見られます。まず、特派員の数はコロナ禍に底を打ち、最近はわずかながら増加の傾向にあります。また、外国メディアの報道の中に、国際社会が世界共通の課題に直面している今こそ、「課題先進国」日本の経験に学ぼうという「令和の日本論」と呼ぶべき論調も見られるようになってきました。
今回の創立50周年事業は、日本の対外的な発信力を再び高めていくための、私たちにとっては大きな試みです。ぜひ、力を貸してください。
ご協力をどうぞよろしくお願いいたします!
■ 何に寄付金を使うのか?(支援金の使いみち)
◆ご寄付の使い道
皆様からいただいたご寄付は、創立50周年事業を実施するための費用として大切に活用させていただきます。
例えば、以下の活動に使わせていただく予定です。(今後変更の可能性もございます。)
- 約30万円:写真展で使用する写真パネルの制作
- 約10万円:周年記念品の作成
- 約10万円:50年史小冊子30冊分の印刷・製本費
お礼について
■5,000円
〇お礼のメールをお送りいたします。
■10,000円
〇50周年記念品をお送りいたします。
〇ホームページの50周年記念特設ページにお名前を掲載いたします。(ご希望者のみ)
〇お礼のメールをお送りいたします。
■30,000円/50,000円
〇50年史小冊子をお送りいたします。
〇50周年記念品をお送りいたします。
〇ホームページの50周年記念特設ページにお名前を掲載いたします。(ご希望者のみ)
〇お礼のメールをお送りいたします。