こだわり事業:その③~信頼に投資する「みなと基金」
2020/2/12 20:11
こんにちは。1月27日にスタートをしました当キャンペーンも、残り17日となりました。
さて、ここ数日はみなと計画の事業について、触れてまいりましたが、今回は当キャンペーンにも直結する「みなと基金」についてお話ししたいと思います。
みなと基金の審査基準
みなと計画の看板事業「みなと基金」は、概ね30歳以下の若者であれば、国籍や性別、所属、経済状況を問わずに、どなたでも申請することができます。頂いた申請は、運営委員会で審査することになりますが、そんなゆるゆるの応募条件のなか、委員は何を基準に審査するのでしょう?
大枠となる規程はWEBサイトにも掲載していますが、現時点で明確な基準は存在しません。一つ一つの申請に対して議論を重ねながら事例を積み上げ、ある程度のルールは決めながらも、枠にはとらわれない、柔軟性を保った審査ができるようなガイドラインを作成しています。
このガイドラインを作成するなかで出てきたフレーズが「信頼」でした。
みなと計画の求める信頼とは
信頼の実績が全くない状況からの審査は、なかなか厳しいものがあるが、ある程度その人物の分かる根拠があると安心して審査を行えると、委員からの意見がありました。
そこから、みなと計画は若者への「信頼」に対して投資をする基金なのではないだろうか? という考えに行き着きます。信頼とひとくちに言っても、そこに込められる意味は単純ではありません。その若者を育んできた背景、自分自身や他者に対する誠実さ、未来への向き合い方など、言葉ではない「たたずまい」のようなものから、信頼の度合いを感じていきます。
そのあいまいな信頼度合いを委員に説明するために、本人へのヒアリングをはじめ、ときには活動を共にしたり、あるいは関係者からお話しをお聴きしたり、多角的な情報収集をするよう努めています。
逆に、若者からもみなと計画を信頼してもらうことが欠かせません。信頼の度合いを感じるには、ありのままの想いを見せてもらわなければなりませんが、それには、みなと計画が、その想いを見せてもらうに値する活動をし、寄り添い続ける覚悟を持たなければならないと思います。
このように、お互いに信頼し合える関係創りのきっかけとなるのが、みなと基金の重要な役割なのだと感じています。
いまこれをお読み頂いているあなたは、「信頼」がどれだけ尊いものかをご実感されていると思います。あなたにとっても、このみなと計画が「信頼」に足る活動であれるよう、常に心掛けていきます。
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