運営委員の想い:その1~櫻井耕平
2020/1/31 12:04
皆さん、こんにちは。5日目となりました。応援やご支援を頂き、日々励まされ、覚悟を新たにしているところです。
さて、みなと計画には、みなと計画の方向性や、基金の給付判断を客観的に行う、重要な役割を担う第三者委員会「運営委員会」があります。この運営委員をお引き受け頂いている、櫻井さんからご寄稿頂きました。
お写真は、みなと計画設立記念24時間イベントの時のもので、得意の靴磨き講座を行って頂いている様子です。本当は、ステキなプロフィール用のお写真を頂いていたのですが、櫻井さんらしさをお見せしたく、あえてこちらの写真にさせて頂きました!
「次世代への投資とは」
本ページをご覧の皆さんこんにちは。みなと計画で運営委員を務めております櫻井と申します。今回は理事長の橋本より命を受け、私がなぜみなと計画に参画しているのかを記載したいと思います。はじめましての方が多いかとは思いますが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
私は現在、「貧困」「孤立」といった社会課題に対峙する仕事に就いています。職務を通し感じることは、家族や地域社会から長期間断絶した状態にある方が、目の前に多くいらっしゃるという事実です。新聞やインターネット越しではなく、まさに、目の前にいらっしゃるということを、今の仕事に就くまでは、恥ずかしながら感じたことがありませんでした。
そしてその多くは、たくさんの因子が家庭の中で、地域社会の中で、排除と無関心により覆い隠されていると強く感じています。また、自身も“無意識に”覆い隠す側の人間であったことを恥じるとともに、現代社会の基準がその水準であることに、強い危機感を覚えはじめました。
「みなと基金」は、若者にフォーカスした投資活動であり、原資としては皆様からの寄付金を活用させていただいています。この取り組みは、若者の夢や目標の実現を後押しする活動でありますが、決して一部の「経済的に恵まれないスーパーマン」のための基金ではありません。平凡な若者が、健全に失敗することができるための体制整備として機能させていくべき性質の基金であると考えています。
「平凡な若者の将来」に期待をかけずして、私たちは誰にバトンをつないでいけるのでしょうか?私はこの取り組みを通し、貧困を。孤立を。排除を。無関心を。無くすことはできないけれど、減らすことはできると信じています。
ご覧いただいた皆さんへは、「寄付をお願いします」とはあえて言いません。どうか、私たちとともに、次の世代へ想いを託してみませんか。平凡な少年少女たちの未来に、期待をしてみませんか。
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