理事の想い~その2:尾崎芳子
2020/1/29 18:28
理事の想いその2は、他の役員を圧倒する若者とのぶつかり稽古数、そして若者への大胆なアプローチで扉をこじ開けたかと思うと、微妙な心の揺れを感知する深海魚の触覚のようなセンサーを併せ持つ、尾崎さんです。学生アーティストのコーディネートという分野では、北海道有数の存在ではないかと思っています。
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こんにちは。みなと計画理事の尾崎芳子です。
みなとのある江別の隣町、岩見沢市で、大学直営のサテライトギャラリーを管理しています。
私はみなと計画理事の中でも所謂若手ですが、一回りくらい下の若者たちに日々振り回されています。
>なぜみなと計画にかかわろうと思ったのか
日々学生をはじめとする若者と接する中で、大学のシステムだけでは救えない現実があるな、と思ったから……というのは建前で、実際は理事長である橋本の情熱に観念したというのが本音です(笑)。
私自身、日夜若者たちの悲鳴じみた情熱を全力で受け止めています。そのため、NPOなんて関わってられないよ~私の身が持たないよ~…なんて思っていましたが、橋本が無謀な航海をしようとしている姿に絆され、共に航海することを決めてしまいました。押しに弱いのです。
>関わり続ける中で考えていることなど
ストーリーにも書かれていることですが、若者の数だけニーズというのは多種多様です。
金銭、家庭、内面、病気、人との付き合い…これらは、大の大人だって悩んでいることではないでしょうか。若者の周辺には良くも悪くも同年代しかいません。大人だからこそ助言・解決できるようなことがあるとは知らず、誰にも相談できないままに、自分の中に膿をため込んでしまうことが非常に多いように思います。
みなと計画は、一歩でも現状を変えたいという若者に、これでもかと真剣に寄り添っていくNPOです。だからこそ若者からの絶大な信頼もあるのではないでしょうか。困ったときは相談しよう、って思える大人がいる場所って、いいですよね。
>最後に
最近の若い子は何考えてるかわからない、とか、スマートフォンにべったりなんでしょ、とかいろいろ言われがちですが、彼らには彼らの生きる世界がきちんとあることに、まず思いを馳せていただきたいです。実はスマートフォンの中にあるSNS世界の方が現実よりもシビアだったりするのはご存じでしょうか。案外、現実世界の優しさに触れるとホロリとしちゃう子も多いんですよ。
若者には若者の世界があるように、大人には大人だからこそできる支援があります。今回はマンスリークルー募集なのでお金の支援が一番うれしいですが(笑)、みなと計画を通じて、今を生きる若者のリアルをご覧いただきたいです。
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