盛岡ユースセンターの菅原です。今日は最近たくさんのことにチャレンジしている中学生のエピソードを紹介します。

勉強はそんなに好きじゃないからたくさんはやらないし、ユースセンターで何しようかな～とずっと悩みながら本を読んだり、おしゃべりしたりして過ごしていた女の子。ある日の朝、突然過去最高の笑顔で、少し照れ臭そうに、スタッフにこう話してくれました。

「よくyoutubeで見ているゲームの実況者さんがいて、初めはゲームが面白そうで見ていたけど、段々自分が作ったゲームをやってもらえたら嬉しいなって思ったんです。」「だから私ゲーム作りたいんです！！！」

その日から始まったその子のゲーム制作。残念ながらスタッフはゲームを作ったことがありませんので、ソフトを探すところから一緒に頑張りました。作り始めてからも、全部英語だったり、保存ができてなくてデータがなくなったりと、いろんなことがありました。

でもその子は諦めません。正確に言うと、何度も諦めそうになって、でも復活して、の繰り返し。進んで休んでまた進んで。その繰り返しに、確かに成長を感じています。くじけそうなときに「今日も頑張ってるね」と声をかけるスタッフがいたり、「何してるの？すごい！！！」という友人の声があったり。自分を認め、応援してくれる人がいると、本当に力が湧いてくるんだな…と日々感じています。

もともとコツコツ何かに取り組むことが得意な子ではありませんでしたが、もう3週間続けていて、本当に毎日頑張っています。今ではスタッフに聞くより自分で調べたほうが早いと思ったのか、自分でどんどん検索しながら進めているようです。

スタッフはドミノの最初の一つを倒すお手伝いをしただけ。でも子ども達にはエネルギーがあります。才能の種がどこで芽を出すか分からない子ども達。のびのびと、安心できる場で、これからもたくさんチャレンジしてほしいと思います！