タンザニアでのこれまでの学校建設の道のり
2025/9/17 19:06

私たちは、現地パートナーのプロジェクト氏とともに、タンザニアで私立小学校の建設に取り組んでいます。
プロジェクト氏は元々、公立中学校の教師でしたが、「子どもたちが将来、自立して生きていけるように育てたい」という思いから、自ら私立学校の設立を目指して活動を続けてきました。私たちはその挑戦に共感し、2020年から建設支援を行っています。
これまでにできたこと
私立小学校として認定を受けるためには、
「教室6棟」「図書館」「生徒用トイレ8個」「先生用トイレ2個」が必要です。
助成金や2022年に実施したクラファン、マンスリーサポーターの皆さまからのご支援により、これまでに
ー教室6棟
ー図書館
ー先生用トイレ2個
ー生徒用トイレ8個
を完成させることができました。まず学校の認証に必要な設備を優先的に整備してきて、やっと学校がスタート出来ました!
はじまりは本当に何もない場所でした。そこに一から土台をつくり、ブロックを積み上げて壁を立ち上げ、屋根や窓の骨組みを設置。床や壁をコンクリートで固め、最後に壁を塗装することで、少しずつ学校の姿が形になっていきました。
「子ども用トイレ」の建設も2024年7月に開始されました。こちらも、コンクリートでしっかりとした基礎をつくるところからスタート。次に壁を立ち上げ、安心して使える空間を形にしていきました。
地域では、普段は壁のないトイレを使う子どもも少なくないそうで、「壁がある」というだけでも子どもたちにとって大きな安心につながります。
同時に、排泄物を処理するための部屋を地面を掘削して設け、そこにも壁をつくっていきました。工事が進むにつれ、少しずつ「学校らしい」姿が整っていきます。
完成した子ども用トイレは、白を基調とした清潔感のある空間。中には和式と洋式の2種類があり、洋式は将来、障がいを持った子どもを受け入れる際の多目的トイレとして活用できるようになっています。
こうして、子どもたちが安心して毎日通える学校にまた一歩近づくことができました。
生徒数も少しずつ増えており、2023年は40名ほどでしたが、2024年には120名まで増え、地域の子どもたちにとって大切な学びの場になりつつあります。
---
直面してきた困難
ここまでの建設の道のりは決して順調なものばかりではありませんでした。
簡単ではなく困難なことばかり。
お金の確保だけではなく、そこからも困難ばかりでした。
2023年11月には、物価の高騰により、当初想定していた予算では工事を最後まで進められないかもしれない、という大きな壁にぶつかりました。
さらに、乾季に入ると水不足が深刻になり、建設員たちの飲み水を確保することすら難しい状況に。加えて、電気の供給も不安定で、停電が続いたことで作業がストップしてしまうこともありました。
こうした環境の中で、多くの建設員が現場を離れてしまい、人手不足による遅れも発生しました。
厳しい状況が重なりましたが、自己資金の投入や皆さまの応援によって、一歩ずつ問題に向き合いながら、地域の人々と協力して建設を続けてきました。(本当に大変でした、、)
大規模な建設を遠く離れたタンザニアで進めることは簡単ではありませんが、それでも「子どもたちに教育の場を届けたい」という思いで一歩ずつ前進しています。
そして、次はキッチン建設です!
詳細はこちら
https://syncable.biz/campaign/8441
ここまで歩んでこられたのは、このように皆さまのご支援のおかげです。困難もありますが、子どもたちの笑顔と未来のために、今回のキッチン建設をはじめ、よりよい学校づくりを進めてまいります。
あと2週間!ぜひとも一緒に成し遂げたいです!ぜひご寄付をお願いいたします!
← 活動報告一覧へ戻る

床の仕上げ、厨房(ちゅうぼう)設備の導入の1/2
300,000円
床の仕上げ厨房(ちゅうぼう)設備の導入などの約1/2が実施出来ます。
※希望者には、キッチンの壁にお名前を刻印させていただきます
※希望者には、タンザニアの学校に招待させていただきます(時期などは要相談、渡航費は実費となります)