天草の高齢化は、全国よりも早く進んでいます。
車に乗れなくなり買い物にも行けない。お墓参りをしたくても歩けない。
そんな「困った」に直面する高齢者が増えています。
実は、買い物代行や掃除、お墓の管理などをしてくれるサービスはすでに存在します。
それでも「情報が届かない」ために、必要な人が使えず、サービスも利用者を得られず消えていく…。このミスマッチを何度も目の当たりにしてきました。
だから私は、つなげるために立ち上がります。
寄付で「安心の情報誌」を届けるプロジェクトを始めます。
天草から、超高齢社会を乗り越えるモデルを。
この挑戦に、どうか力を貸してください。、天草の未来を、いつまでも健やかで笑顔あふれるまちにする大きな力となります。
1,000円のご寄付で、3人の高齢者に情報を届けることができます。どうぞ温かいご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
NPO法人にっこり 理事長 冨永 和樹
ストーリー
天草の「困った」を「笑顔」に! にっこりの挑戦
こんにちは。「NPO法人にっこり」理事長の冨永和樹です。
にっこりは、天草の高齢者の困りごとを解決したいという思いで、今年立ち上がったばかりのNPO法人です。
超高齢社会の天草が抱える課題
私自身は、結婚を機に天草へ移住しました。理容師をしながら、介護の資格を取得。そして介護の現場を回ってきた中で、痛感したことがあります。
それは「地域には支援のサービスがたくさんあるのに、必要な人に届いていない」ということです。
車に乗れなくなった高齢者は、買い物に行くだけでも一苦労。お墓参りや散髪をしたくても歩くのが難しい。
住み慣れた地域で過ごすのに介護保険だけでは賄えない困りごとが多いのが実情です。
実は、買い物を代行してくれる人やお墓の掃除、施設やご自宅へ訪問し、散髪や補聴器販売、眼鏡調整をしてくれるサービスが存在しています。でも、その情報がつながらず、「ない」ことになってしまっているのです。
にっこりが天草のためにできること
私たちは、これらの喫緊の地域課題に対し、以下の2つの事業と「ありがとう」が循環する社会を目指す企業理念で貢献しています。
1. 訪問理容事業
◦ 理容室へ足を運ぶのが困難な方々のために、ご希望の場所と時間に「介護福祉士と理容師の資格を併せ持つ施術者」が訪問し、ヘアカット、シャンプー、シェービング、カラーなどの理容サービスを提供しています。
◦ 寝たきりの方へのベッドカットや車椅子の方への対応、重症心身障がいをお持ちの方など、様々な状況に柔軟かつ適切に対応できるのが強みです。
◦ 年間1,200人以上の方にサービスを提供し、清潔の維持と心身のリフレッシュを支援することで、QOL(生活の質の向上)向上に寄与しています。
2. 在宅介護支援サービス情報提供事業
◦ 介護される方やそのご家族が、必要な支援を見つけやすくするために、特に需要が高まっている介護保険外サービスを中心に、地域の在宅介護支援情報をフリーペーパー「シニアライフ」で紹介していきいます。※2026年発刊に向け活動中
◦ 天草市全域で、地域住民、特にデジタル情報へのアクセスが難しい高齢者層に【確実に情報を届けるための「情報インフラ」】として機能させます。包括支援センター、病院、行政、地域交流拠点、認知症カフェなど、情報を必要とする人たちの手元に直接届くよう配布先を厳選します。
◦ この情報誌は、事業者にとっても、信頼性の高い情報チャネルを通じて、地域貢献という側面もアピールしながら、ターゲット層に直接サービスを届ける強力なツールです。
私たちは、これらの活動を通じて、地域における福祉の充実と地域社会の発展、ひいては住民の生活向上に貢献することを目的としています。
なぜこの課題に取り組むか
本当はサービスがあるのに、知られていないだけで使えない。
一方で、サービスを運営する方々も、利用者がいなければ続けることはできません。
このミスマッチの悔しさを、介護と訪問理美容の業界で何度も味わってきました。
でも、自分にできることはまだある。だから、この挑戦を始めています。
しかも天草は、日本の中でも全国平均より早く高齢化が進む「課題の先進地」。
このままでは、せっかくあるサービスが立ち行かず、地域からどんどん消えてしまう危機に直面しています。今すぐに、一刻も早く、なんとかしなければいけません。
解決策は「紙の冊子」
だからこそ私たちは、高齢者の困りごとを解決する情報誌「シニアライフ」の発行に挑戦しています。
インターネットを使えない方にも、紙なら信頼できる情報を手にとり、何度でも読み返してもらえます。保管しておいて、必要な時に出すこともできる地域の「タウンページ」です。
実際に、熊本市では同様の情報誌が発行されており、好評で10年以上継続されています!
もしこの冊子が天草でも広まれば…
- 買い物や掃除、散髪など、ちょっとした困りごとが解消される
- 支援サービスを提供する事業者も利用者とつながり、継続できる
そして
- 天草が「高齢化社会を乗り越えるモデル」として、日本全国の希望になる
そんな未来を描いています。
支援金の使い道
「シニアライフ」は2026年から年2回(5月・11月)の発行を予定しています。
しかし、準備に必要な資金のうち 約30万円がどうしても不足 しています。
そこで今回、クラウドファンディングに挑戦することにしました。
1冊の発刊コストは約350円。
1,000円あれば、3人の高齢者やご家族に冊子を届けることができます。
さらに、余剰金は「訪問理容サービス」の充実にも役立てます。
どうか、この挑戦を一緒に進めていただけませんか。
寄付は500円から可能です。
あなたの想いが、天草の町と海を、そしてそこに暮らす人々を笑顔にしていきます。
ご支援、心よりお願いいたします。
NPO法人にっこり
理事長 冨永 和樹