重い病気や障がいを持つこどもたち。
いのちを脅かされながらも、今日一日を精一杯生きているこどもが日本には2万人いると言われています。
病院や施設、自宅で過ごす毎日。きょうだいで同じあそびをするのも難しく、暮らしはケアが最優先。「人混みはあぶない」 「風邪ひいたらどうするの」 心配はつきず、普通の家庭のように週末やお休みにお出かけすることも簡単には叶いません。
でも実は、手助けがあれば、家族で「旅」にだって挑戦することができます。
窓から見える外の景色の眩しさ、海の匂い波の音を、家族と一緒に全身で感じることができたらどんなに楽しいことでしょう。
「家族でのお出かけを諦めていることにすら、気づかなかった」という闘病中の子どもたちと家族。私たちは彼らに、海を感じる外出体験を、プレゼントしたいと願っています。
きっと、一生心に残る特別な一日になるはずです。
私たちの挑戦に、手を添えていただけませんか。ご協力をお願いいたします。
ストーリー
ご支援ありがとうございました!「ネクストゴール」に挑戦します。(2025/9/5)
皆様からの心暖まるご支援をうけ、9月4日にキャンペーンの目標額12万円を達成することができました。
ご支援をいただいた皆様、本当にありがとうございました。今回のクラウドファンディングを通じて、日頃私たちの活動を応援してくださっている皆様の熱い思いと期待を肌で感じ、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
クラウドファンディングの期限まで、まだ30日以上を残しています。キャンペーンを通じて、より多くの方々に私たちの活動を知っていだだき、優しい未来を作る仲間になっていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
そこで、もう少しだけ背伸びをさせていただき、「ネクストゴール」に挑戦させてください!次の目標は、+8万円の合計20万円です。この金額でボランティアの交通費に加え、施設入場料とお弁当代を賄うことができます。
どうか皆様、引き続き、重い病気や障がいのあるこどもと家族のかけがえのない思い出づくりに力をお貸しくだい。ご支援を心からお待ちしています。
ともに紡ぐ 愛おしい「今」
小児がん、先天性疾患、重症心身障がいなど、命を脅かす病気や重い障がいを持つこどもたち。自由に遊び、学び、人と関わりながら成長し夢を育んでいく、そんなあたりまえの日常が叶わない彼ら(以下「LTC(Life-threatening conditions)のこども)が、日本には約2万人いると言われています。
こうしたこどもや家族は、病院や自宅で過ごすことが多く、不安や悲しみを抱え社会的に孤立してしまうことも少なくありません。そのようなこどもと家族が「ひとりではない」と感じ、自分らしい時間、家族の楽しい時間を過ごせるよう、闘病中から旅立ちの後まで寄り添う活動が「こどもホスピスプロジェクト」です。
私たち「ちばこどもホスピスプロジェクト」は、千葉県でこの活動に2022年から取り組み続けてきました。これまでに、300人を超えるこどもと家族に向き合っています。
重い病気や障害により、いのちと向き合うこどもと家族の困難
いのちと向き合うこどもは、人工呼吸器や経管栄養など医療的ケアが必要なこどもも多く、明日への不安、日々の暮らしにたくさんの制約を抱えながら「今」この時を精一杯生きています。
「人混みはあぶないよ」 「風邪ひいたらどうするの」 「人口呼吸器をつけているのだから・・・」
いのちと向き合い暮らすこどもと家族は、諦めなければならないことばかり。家族みんなでの遠方への外出は容易なことではありません。でも、「本当はみんなと一緒に遊びたい」「家族みんなで出かけたい」と口には出さないけれどみんなが願っています。
どんなに厳しい状況にあっても、こどもは遊びや様々な経験を通じて成長しています。ちばこどもホスピスプロジェクトは、当事者家族のほか、医療機関や福祉施設のスタッフ、チャイルドライフスペシャリスト、アーティスト、弁護士、税理士など様々なメンバーが参加して、こども・きょうだい・家族の「できたらいいな」「やりたいな」という夢や願いを一緒に叶える活動をしています。
例えば、「パパとママともう一度SLに乗りたい!」
病気になる前、家族で出かけた日光旅行。蒸気機関車に乗ってお弁当を食べたとても楽しい思い出。入院生活が長く感染により重篤な状況になる可能性の高い3 歳の H 君の願いを叶えるため、主治医やたくさんの関係者の協力でHくんの1 年ぶりの外出が実現しました。
外の空気に触れ、心が躍るHくん。千葉こどもの国キッズダムで、念願のミニトレインに乗り満面の笑顔が溢れます。ご両親は、小走りで楽しむH くんの姿を見て、ハラハラしながらも、「こんなに元気に走れるなんて」と微笑んでおられました。H くんは「シュシュ乗ったね、ママ、パパ、一緒。またね。」と、また家族 3 人でおでかけできる日を楽しみに、思い出のアルバムを大切にしていたと伺いました。
私たちは、この活動を通じて闘病中から旅立ちのあとまで、こどもと家族が「ひとりじゃない」と感じられる地域社会を創っていきたいと考えています。
限りある「いのちの時間」を過ごすこどもと家族の願いを叶えたい
私たちは、2022年10月の団体発足以降、LTCのこどもと家族に寄り添い、夏祭りやクリスマス会の開催、ホースセラピー、SLに乗ってみたいという願いの実現、こどもホスピスフォーラムの開催など、地域のみなさまにご協力をいただきながらさまざまな活動を展開してきました。
そうした中、LTCのこども・家族から、「日帰りでもいいから小さな旅をしてみたい」「一度でいいからこの子と一緒に、家族で房総の海へ行ってみたい。海の生き物を見てみたい。」との声が寄せられました。
県内とはいえ目的地は遠方。予算にも制約があります。諦めることは簡単かもしれません。けれど、限りあるいのちの時間を過ごすこどもと家族の笑顔のために、私たちは少ない予算をなんとかやりくりし、この秋、LTCのこどもと家族の願いを実現したいと思っています。
寄付金の使い方
医療的ケアや、疾患を抱えるこどもたちにとって、遠出の外出にはリスクが伴います。私たちは、医師や看護職をはじめ多くのボランティアの協力でこの「旅」を実現しようとしています。私たちを迎え入れてくれる県南レジャー施設も、ホテルの一室をこどもと家族に開放していただけるなど、受け入れ体制を整えていただけることになりました。心から感謝をしています。
今回は、予算が不足する ボランティア15名分の交通費と行事保険加入経費、食事代をクラウドファンディングで集めたいと考えています。交通費は1人あたり約8000円、15名分で12万円を目標金額とします。
ボランティアが安心して現地に向かえることで、こどもと家族はより安全に、そして自由に一日を楽しむことができます。こどもとご家族が心から笑顔になれる一日を、そしてそれを一緒に支えるボランティアたちの想いを、ぜひあなたのご支援で実現していただけませんか。
スタッフの想い
副理事長・矢澤の想い
私は重度の障害をもつ娘の母です。外出が好き、登山が好きな私。ですが、まさか娘と一緒に山に行けるなんて思ってもいませんでした。
ある日、施設で山登りのチラシを見つけました。「障害があっても行けるの?!」と半信半疑で問い合わせたら、「行けますよ」と言ってもらえて。実際に娘と一緒に登山ができたときは、本当にびっくりしました。
障害があると、きょうだい同士で同じ活動をすることすら難しく、親としてもケアが追いつかないことが多くなります。でも、登山をサポートしてくださる活動のおかげで、家族みんなで挑戦できる感動を味わうことができました。
自分では「諦めていたこと」にすら気づいていませんでした。手を借りればできる。頼ることで、娘の世界が大きく広がることを実感しました。
今度は、私自身がこの感動を周りに広げていきたいと思っています。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました。
どうか、重い病気や障害のあるこどもと家族のかけがえのない思い出づくりに力をお貸しください。ご支援を通じて、あなたも「特別な一日」の仲間になっていただけたら嬉しいです。
暖かいご支援を心からお待ちしています。
サポートいただくボランティアの行事保険の費用のご支援
1,000円
ボランティアが安心して活動に参加するためには、活動中の様々な事故によるケガや損害賠償責任を補償する保険に加入する必要があります。1000円で、今回参加いただくボランティア全員の保険を賄うことができます。
ボランティア一人分の片道の交通費のご支援
4,000円
こどもや家族が安心して楽しめるようサポートいただくボランティアは、遠路はるばる駆けつけてくれる方がほとんどです。4000円で、ボランティア一人分の片道の交通費を賄うことができます。
ボランティア一人分の往復の交通費のご支援
8,000円
こどもや家族が安心して楽しめるようサポートいただくボランティアは、遠路はるばる駆けつけてくれる方がほとんどです。8000円でボランティア一人分の往復の交通費を賄うことができます。