メンバーメッセージリレー第一走者 あべちゃん(阿部 祐己)
2020/1/18 21:41
たがいさまプロジェクト学生メンバーの阿部です。
今回は活動報告として、私のボランティア体験記と想いについて書きたいと思います。
私は今までに、①被災地慰問・②写真洗浄の2つのボランティアに取り組みました。
①の被災地慰問ボランティアでは、倉敷市真備町の仮設住宅に訪問させて頂いています。
現地では、子ども班とお茶会班に分かれて活動しています。
子ども班担当の際には、子どもたちはいつも笑顔で私の手を引っ張りながら、「鬼ごっこしよう!」「お兄ちゃんおんぶして!」と元気いっぱいで大変嬉しいです。ですが、にこにこ笑顔のその子ども達は、「未だに大雨が降ると荷物を2階に上げようとする」と親御さんから聞いています。
また、お茶会班担当の際には、1人で仮設住宅暮らしをされているご年配の方とお話させていただく機会がありました。その方は、口癖のように「私は1人だから」と発言され、しきりに悲しい顔をされます。ですが、ボランティア参加者や同じ仮設住宅に居住されている方とお話をされていると笑顔が生まれます。
道路など目に見えるインフラというハード面では既に復旧が完了しつつあります。しかし、心のケアというソフト面での支援は依然として必要な状況にあります。これからも心に寄り添う活動を継続することが大事だと考えています。
②の写真洗浄は、私たちの新たな取り組みです。
西日本豪雨では、河川の氾濫により住宅地に泥水が流れ込みました。
その結果、思い出として大切に保存していた写真も泥水に浸かってしまいました。
写真洗浄では、泥水に浸かってしまった思い出の写真を救い出すために、写真についた汚れを1枚1枚丁寧に落としていくのですが、これがかなり時間を要する地道な作業です。
ですが、洗浄する写真の多くは、結婚式や新婚旅行、子どもの成長記録など持ち主にとって大切な思い出を残したものであり、気が引き締まりますし、洗浄が完了した際の達成感は忘れられません。
写真洗浄の参加者からは、
「交通費などを考えると直接現地に行くのは難しいが、地元で気軽に参加できて嬉しい!」
「体力に自信が無いけど何か被災地に支援をしたいと思っていたので参加できて良かった」
という声を頂いています。
これからも、被災地に行かなくてもできる被災地支援として、写真洗浄を広めていきたいと考えています。また、写真は洗浄することで復活するという認識を広めることでこれ以上捨てられる写真を増やしたくないと考えています。
おたがいさまプロジェクトでは、今後も被災者に寄り添った活動を行っていきます!
応援よろしくお願いいたします!!
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