栄養不良から子どもたちを守りたい。カンボジアの農村で“地域ぐるみ”の保健支援を広げていく応援をお願いします!

支援先

認定NPO法人 特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会

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シェア=国際保健協力市民の会

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子どもの健康を守るためには、親だけでなく、地域の保健スタッフや自治体、そして村の住民たちが手を取り合い、地域全体で支える仕組みが必要です。

私たちシェアが活動するのは、首都プノンペンから車で約5時間、さらに幹線道路を離れて数時間かかるカンボジア北部のプレアビヒア州。栄養不良や保健サービスへのアクセスの課題を抱える農村部で、子どもたちの命と未来を守る取り組みを続けています。

今年、これまでの3郡に加えて新たに1郡を追加し、合計4郡・25コミューン(集合村)に活動を拡大します。州・郡の保健局、地域の保健センター、そして住民ボランティア組織である「女性子ども委員会」をつなぎながら、すべての子どもたちが健やかに育つ地域づくりを目指します。

あなたのご支援が、その“つながり”を支える力になります。ぜひ温かい応援をよろしくお願いします!

ストーリー

健康に暮らせる社会を目指し、カンボジアでの保健医療支援活動を届ける

ページをご覧いただき、ありがとうございます。(特活)シェア=国際保健協力市民の会(以下シェア)です。

シェアは、健康で平和な世界を全ての人とわかちあう(シェア)ために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生等が中心になり、1983年に結成された国際保健NGO(民間団体)です。

私たちはすべての人が心身ともに健康に暮らせる社会を目指し、“いのちを守る人を育てる”保健医療支援活動を、カンボジア、東ティモール、日本で進めています。「誰ひとり取り残さない」Leave no one behindというSDGsの理念の下、特にSDGs目標3「すべての人々に健康と福祉を」の達成に貢献しています。 

私たちは1988年にカンボジアで活動を開始して以来、これまで37年にわたり、カンボジアの人々の健康を守る活動に取り組んできました。公的な保健医療サービスの水準が低い農村部では、予防可能な病気によって多くの人々が命を落としています。そのような状況を改善するために、シェアは保健医療に携わる人材育成を通じて保健サービスの質の改善に貢献するとともに、村人から選ばれた保健ボランティアの育成を通じて村人に対して病気の予防や衛生環境の改善に努める保健教育を実施してきました。


カンボジアで最も栄養不良の子どもたちが多いプレアビヒア州

カンボジア北部に位置するプレアビヒア州は農村地帯ですが、土地を持たない者は貧しく、タイとの国境も近いことから出稼ぎ労働者も多い地域です。カンボジアでは都市部と農村部の貧富の格差だけでなく、子どもの栄養指標でもその差が出ています。特に活動地のプレアビヒア州は5歳未満児の栄養指標が最も低い州です。

主な原因は養育者の離乳食に関する知識が不足しているため、母乳から離乳期における栄養摂取が不十分であることにあります。シェアはこれまでほかの州で実施したコミュニティでの子どもの健康増進活動の成功体験をもとに、州・郡の保健当局や行政・自治体組織の「女性子ども委員会」を巻き込んだ活動を展開しています。


子どもたちの栄養を守るには、人と体制と資源が足りない

2023年からプレアビヒア州の3つの郡で開始した「コミュニティにおける子どもの栄養改善プロジェクト」ですが、今年2025年からフェーズ2としてさらに1郡を加え、合計4郡25コミューン(集合村、カンボジア独自の行政単位)に活動地を拡大します。


カンボジアの農村部では、5歳未満児の栄養失調の割合が高く、特にプレアビヒア州ではその傾向が顕著です。主な要因として、離乳食に関する知識の不足や、栄養価の高い食事を子どもに与えることができていない家庭が多いことが挙げられます。こうした状況を改善するためには、単なる情報提供ではなく、養育者自身の知識の向上と日々の生活に根づいた行動変容が必要ですが、それには時間と継続的な取り組みが求められます。

そのため、地域では3か月に一度の頻度で乳幼児健診や離乳食教室などの健康増進活動を行い、低体重児の早期発見や養育者への教育を進めています。これらの活動は、女性子ども委員会が中心となり、保健ボランティアや保健センターと連携しながら実施されていますが、まだ定期的な開催体制が十分に整っておらず、自立的な運営には至っていません。委員会が地域の健康活動を自ら計画・管理・実施できるようにするには、今後さらなる研修やサポートが不可欠です。

特に、プレアビヒア州の4郡・25のコミューンにおいては、女性子ども委員会のキャパシティ強化を目的としたワークショップや訓練、継続的な健康増進活動の支援が急務です。また、こうした活動を支える移動手段である車両は老朽化が進んでおり、修繕や維持に多くのコストがかかっている状況です。地域全体の子どもの健康状態を改善し、持続可能な支援体制を築いていくためには、これらの取り組みをより広い範囲で安定的に展開するための追加的な資金が必要とされています。

8,730人から15,580人へ。子どもの健康増進活動を広げるための地域アクション

この課題に対して私たちは、フェーズ2として活動地拡大のための活動資金を確保したいと考えています。

私たちの活動は、地域で子どもの健康を支える「女性子ども委員会」が中心となって、保健センターと保健ボランティアとともに実施する子どもの健康増進活動を支援しています。

子どもの健康増進活動には乳幼児健診と離乳食教室が含まれますが、養育者対象に衛生や栄養、疾病予防教育や妊産婦さん向けの産前産後教育の実施も支援しています。2024年度にはのべ8,730人の子どもが乳幼児健診を受けましたが、2025年度には15,580人にこの健診が届くよう、体制の拡充を目指しています。

また、今年度は栄養価の高いスナックレシピの普及も行っていきます。

活動を実施する「女性子ども委員会」や保健センタースタッフ、保健ボランティアの知識と自術の向上を目的としたワークショップや研修も継続して実施し、「女性子ども委員会」が中心となってコミューン内で自立した健康増進活動が展開できるよう支援しています。こうした取り組みを着実に進めていくため、シェアのスタッフが現地でモニタリング・評価を行い、活動の質と効果を確かめながら日々改善を重ねています。

頂いた寄付金で出来ること

エピソード

●ロウン・ハイさん:地域の女性と子どもたちを支えるリーダー

ロウン・ハイさんは、2022年からムループライムイのコミューンで活動しており、現在は女性と子ども委員の社会活動の責任者として活躍しています。もともと農村地域での社会貢献に喜びを感じ、コミュニティ社会福祉アシスタントとしてキャリアをスタートし、その後、現在の役職に就きました。

SHAREの研修やワークショップを通じて、栄養やリーダーシップに関する知識を深め、地域の母親たちへの健康教育や家庭訪問を実施。特に妊婦や栄養不良の子どもへの支援では、子どもの低体重出生の減少や母親の食事改善など、行動変容が見られています。

以前は自分の知識やリーダーシップに課題を感じていましたが、SHAREの支援を受けてからは、チームとの連携にも積極的に取り組めるようになりました。現在は、村のキーパーソンと協力しながら、地域全体の健康意識の向上に努めています。

●クヌリーさん:地域の女性子ども委員


地域の力で子どもの健康が守られる未来を目指して

子どもの健康は、日々そばにいる親や親戚といった身近な養育者にゆだねられています。その養育者が正しい知識を持ち、日常の中で適切な行動をとるためには、地域の信頼を集める存在、自治体に属する女性子ども委員の役割が欠かせません。

そしてこの取り組みにより、地域の女性子ども委員会が乳幼児健診や離乳食教室を効果的に企画・実施する力を身につけ、4郡25のコミューンにおいて子どもの健康増進活動が定期的に開催されるようになります。

妊産婦や養育者が子どもの発育に応じた適切な栄養行動を取れるようになり、栄養失調児の早期発見とその後のフォローアップも着実に進むと信じています。

事業担当からのお願い

私がシェアのスタッフになる前は、カンボジアは最近目覚ましく発展していて、首都は高層ビルが立ち並んでいるイメージだけがありました。しかしながら実際にシェアのスタッフとしてカンボジアのプロジェクトにかかわっていくにつれ、それは都市の一部の話で、その他の多くの農村や地方はまだまだ発展から取り残されていることを思い知らされました。特に乳幼児と妊婦さんの状況はとても過酷であるという実態を知り、これから親となる私としても、居ても立っても居られない思いに駆られました。このプロジェクトはそんな私としても、一人でも多くの子どもとお母さんの状況を改善したいとの思いでぜひ成功したいと心より願っております。皆さん、どうぞご支援をよろしくお願いします。

シェア=国際保健協力市民の会

カンボジア事業 近藤 光


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■クラウドファンディングへのご支援が難しい方のために、銀行振込などによる直接のご寄付も受け付けています。

【銀行名】三菱UFJ銀行

【支店名】春日町支店

【口座種目及び口座番号】普通預金 0866524

【口座名義人】特定非営利活動法人シェア国際保健協力市民の会

【代表理事】仲佐 保


代表理事からのお願い


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代表:仲佐 保

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