ラムネットJのブースには多くの訪問者が
2025/8/2 15:35

2025年7月23日から、アフリカ・ジンバブエのビクトリアフォールズで開催されている、ラムサール条約COP15も、31日に閉幕します。30日はラムサール・ネットワーク日本のメンバーにとっては最後の日となるため、毎朝行われているNGO会合の後に、ブースの展示物の片づけを行いました。
ラムネットJのブースには、ラムネットJ参加団体等の、吉野川、渡良瀬遊水地、NPO田んぼ、びっくりドンキー(株式会社アレフ)、伊豆沼農産などから提供していただいた多様なポスターを展示しました。
ブースの訪問者には、ポスターの説明とともに、田んぼ2030のステッカーやラムネットJの活動内容にアクセスできるQRコード付きの名刺大のカードを配布し、活動の宣伝を行いました。
会議期間を通じ、ラムネットJのブースには多くの方が訪問してくれました。今回はジンバブエで開催されたこともあり、アフリカ諸国の方々の訪問が多く、とくに国内に水田を持つケニア、ギニアなどと意見交換と今後のパイプができました。このような際にも、QRコード付きのカードは大変役立ちました。マングローブ林との共存なども大きな課題であることもわかりました。ギニアのNGOとは今後も連絡を取りあうことになりました。
開催国のジンバブエからの参加者からは、国名(ジンバブエ=石の家)の由来や、低地は暑いが、ビクトリアフォールズのような高地は涼しい(南半球なので今は冬で、朝はかなり寒い)こと、土地利用のことなど説明してもらい、ジンバブエの気候風土などが良く理解できました。
7月30日はブース撤収後に、永井、柏木、後藤、呉地、小久保でザンベジ国立公園のチャマボンド(CHAMABONDO)へ行ってきました。アフリカゾウが多いことで知られているところで、当日も51頭のゾウを見ることができました。収容力は4万頭余りだそうですが、それを越える8万頭余りが利用することもあり、多くの樹木がゾウのために造園屋さんに刈込まれたような状態でした。ガイドの人の説明では今は乾期で多くのゾウがいるが、雨季になるとほかの橋へ移動し、その間に植生が復活すると言っていました。水場にはソーラーシステムのポンプが設置され地下水をくみ上げ、安定した水場が確保され、そこがゾウたちの乾期の生活の拠点になっていました。
明日7月31日、参加者全員、Gaborone(ボツワナ)、アジズアベバ(エチオピア)、インチョン(韓国)経由で帰国中です。(報告者:呉地正行)
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