ウリハッキョサラン一口運動【張弘順先生】
2025/6/13 17:38

今年、創立72周年を迎えた茨城朝鮮初中高級学校で、38年間教員を務めた張弘順です。
笑いと涙、感動と学びの私の青春は、ここ茨城ハッキョ(学校)と共にありました。
植民地下で、人間の尊厳のかけらさえ奪われた1世の先輩たちが、人間が人間らしく生きるために、持てる力をすべて捧げて建てた、ウリハッキョ。
70余年のウリハッキョの歴史を振り返るに、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」のスローガンのもと、
「知、徳、体」を兼ね備えた、社会に貢献できる人間になろうと、一致団結してよく頑張って来たなあとしみじみ思います。
人間力のある素晴らしい人材が巣立っていきました。
そして今、茨城ハッキョは、校長をはじめとする要職を茨城ハッキョの卒業生たちが就き頑張っています。
六月一日にあった運動会に参加し、私はとても感動しました。
学生数が少なくなり、どんな運動会になるのかと心配していましたが、同胞や日本の友人たちがたくさん見守るなか、
生徒一人一人が魅力あるスターとして、鮮やかな緑の芝生の運動場で光っていました。
圧巻は、全校生徒の農楽舞。男女全員が、舞踊部員のような見事な踊り。今年入ったばかりの初級部一年生の男の子が鮮やかにサンモを回している。
これこそウリハッキョでしか見られない光景でした。
同胞、そして日本のみなさん!
政治情勢を理由に現在、茨城ハッキョは県や水戸市の教育助成金が一切打ち切られていて、運営が非常に厳しい状況にあります。
しかしウリハッキョに通う生徒たちの学ぶ権利は守られなければなりません。
私たち一人の力は小さなものですが、その力が集まれば大きな力になるでしょう。
ウリハッキョサラン一口運動に参加し、ウリハッキョを守っていただけませんか。
← 活動報告一覧へ戻る