支援の光の当たらないエリアにこそ、力づよいご支援を。モザンビーク共和国北部、イスラム過激派のテロ紛争の上、サイクロンまで上陸し破壊的な状況になっているが、支援が一切届いていないスラム地区で、モザンビークのいのちをつなぐ会は2013年から途切れることなく活動を続けています。現地で活動を続ける草の根NGOは私たちだけです。
誕生日ドネーションでは、①昨年12月に直撃したサイクロンの倒木被害により壊れたペンバ寺子屋の屋根の修理 ②350名の子どもたちが通う寺子屋キッズのパン代金 にスポットを当てて、皆様からのご協力をお願いいたします。
ストーリー
皆様の支援が「直接」届く私たちの活動エリアは、アフリカ南東部モザンビークの首都から最も離れた北部カーボデルガド州のペンバです。
カーボデルガド州は日本も参入する巨大天然ガス開発を背景に、国内で初めてイスラム過激派のテロ紛争が2017年に勃発。2019年末からテロ紛争が激化し、もともと最貧困地であった北部の貧困が深刻化し、115万人が食糧難に陥っています。モザンビークのいのちをつなぐ会では、テロ紛争避難民からの要望で、安全な避難施設「平和の家の」の建築運営を行っています。
スラムのナティティ地区にあるペンバ寺子屋(2014年開所)には、スラムの子どもたちやテロ紛争避難民の子どもたち350名が通所し、道徳教育を基盤とした基礎教育や公衆衛生活動の他、子どもたちの15%が1日1食以下で生き延びているため、配食活動も行っています。
そして、2024年12月15日。モザンビーク北部ペンバを直撃したサイクロン Chidoにより、スラムの建物が甚大な被害を受け、モザンビークのいのちをつなぐ会の事務所の屋根も吹き飛んだまま、寺子屋キッズの家も90軒の屋根が吹き飛んでいます。
国立自然災害研究所(INGD)によると、推定453,971人が影響を受け、120人が死亡、868人が負傷したと報告されています。7万戸以上の住宅が完全にまたは部分的に破壊され、学校250校、保健センター52か所、電柱338本が破壊されました。(2024年12月24日)評価が進むにつれて、これらの数字は増加すると予想されます。
屋根が吹き飛んだままになっている家の復旧も必要で、別途、資金調達を行っていますが、
↓ ↓ サイクロン被害状況やご支援はこちらから ↓ ↓
https://tsunagukai.com/information/chido
誕生日ドネーションでは、350名の子どもが通うペンバ寺子屋にスポットを当てて、
①倒木被害で壊れたベランダ教室の屋根の修理
②寺子屋キッズのパン代金 (1日300個☓3ヶ月)
をテーマに皆様からのご寄付を募ります。
モザンビークのいのちをつなぐ会は資金の8,9割を民間助成金(皆様の税金は活用していません)を活用し、活動を続けてきましたが、対アフリカの民間助成金が縮小しており、日々助成金の申請作業に注力していますが不採択の連続で、2025年の子どもたちのパン代金の資金調達ができていません。現在、寺子屋ディレクターのナジャが自費でパン代金を毎日払っています。
いつまでも自費で続けていくことは不可能なので、これからは、ご寄付を集めることにも力を入れていきたいです。
モザンビークは知名度が低く、かつ私たちの活動地が首都から離れた場所であるため、なかなか私たちの活動に気づいてもらいにくいですが、現地ではほんとうに実効力のある、まっとうな活動 を、地道に続けています。
私たちの活動は、すべて「直接活動」です。
日本人の人件費もほとんどかけず、現地活動を最優先した財務計画で進めています。
よって、広報力が弱くなってしまっているのもあるのですが、スラムの職人さんやママさん、青年有志100人と力を合わせて「小さいけれど、チカラ持ち!」をスローガンに、雑草魂で進んでいきますので、お見知りおき、及び、お力添えをよろしくお願いたします。
↑寺子屋の屋根に木が倒れてきて、ベランダ教室の屋根がボコボコに。穴があいています。
↑ 2歳から15歳がメインで通う寺子屋キッズ
↑ 毎日の配食を続けています。1日で200-400個のパンを配っています。
なお、ご寄付が目標金額まで集まらなかった場合は、子どもたちのパン代金(3ヶ月分以内)を優先させていただきます(命を守る、最重要項目のため)また目標金額を超えた場合も、子どもたちのパン代金(3ヶ月分以上)に活用させていただきます。
【モザンビークのいのちをつなぐ会 活動内容】
●教育活動:スラムの学び舎・寺子屋の運営(ペンバ、ナンプラ2箇所有り。ナンプラは紛争疎開施設として機能)
●公衆衛生活動:子ども公衆衛生活動。コレラ・出血性結膜炎・HIV・マラリアを予防しています。寺子屋は駆け込み寺としても機能しておりスラムの住民の救急搬送も行っています。
●水環境整備活動:井戸・共同水場、トイレの設置など。深井戸45mは手掘りで掘っています。
●環境保全活動:食べられる緑化(モリンガ栽培)、環境保全ワークショップ、青年美化隊による環境美化活動
●緊急支援活動:テロ紛争被災者支援活動(避難施設「平和の家」の運営)、サイクロン被災者支援
詳しい活動概要は、こちらをご覧ください(小冊子PDF)写真いっぱいでわかりやすく説明しています。