10月イベント「きらゆめ」&蔵書紹介「歩道橋の魔術師」
2025/2/7 09:30

2024年10月19日(土)船橋市本町の交差点でイベント「きらゆめ」向けに本屋出店。
ブルーシートであっという間に絵本屋さんが出来上がり、
「歩道」の魔術師の出現ですな。(正体は図書館勤務の理事さん。)
ということで、 呉明益「歩道橋の魔術師」を紹介します。
歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス) - 呉明益 - 図書館生活
(情報ステーション広報誌記事「最強読書日記」より)
台湾の作家・呉明益が2011年に書いた小説の舞台は台北の「商場(しょうば)」と呼ばれるショッピングモールです。
2階部分を歩道橋で繋いだ8つのビルでできていて、
故郷から抜けだした台湾原住民と中国本土から流れてきた外省人が靴屋、麵屋(?)、床屋、レコード屋等々、
とにかくあらゆるものを小さな小さな店舗で売ることで日々を食いつないでいきます。
歩道橋には手品の道具を売る魔術師がいました。
親の仕事場もトイレも同じ商場の子供たちは皆、共通の思い出の中で成長し、急速な経済発展の中で別れ別れになっていきます。
それぞれの人生を送る中でガムの貼りついた薄汚れた階段、憧れた異性の面影とともに魔術師のことを思い出します。
← 活動報告一覧へ戻る