念願の卒園旅行 〜最終日〜
2025/3/6 00:18
皆様の温かいご支援で実現した卒園旅行、いよいよ最終日の様子をお届けします。
最後まで子どもたちの思い出作りが詰まった一日となりました。
どうしても叶えたかった「釣り」の夢
昨日は天候に阻まれて断念した釣り。最終日は本来、宮古島観光の予定でしたが、子どもたちの「どうしても釣りがしたい!」という強い思いを受けて、急遽予定を変更することに。
まずはダイソーで釣り道具を購入!自分たちの手で釣りに挑戦します
竿の袋の説明書を真剣に読みながら、一生懸命リールにエギを取り付ける姿が印象的でした。
「やるからには大物釣ってよ〜!」と声援を送る中、突然「大物がかかった!」という歓声が!
結果は...残念ながら根掛かりでした。「大物だと思ったんだけどな〜」と言いながらも、諦めず新しいエギをセットする姿に成長を感じました。
2つのグループに分かれて最後の宮古島時間
その後、「もっと釣りを続けたい」という子と「観光名所を巡りたい」という子がいたため、それぞれの希望を尊重して2班に分かれることに。
子どもたち自身が自分の「やりたいこと」を選択する、大切な経験の機会となりました。
観光名所班の冒険
観光班は、東平安名崎や来間島、池間大橋を巡りました。
美しい景色だけでなく、サーターアンダギーや紅芋もちなど地元スイーツも満喫!千葉では味わえない島の味に笑顔があふれます。
🎣 釣り班に奇跡が!
そんな中、釣り班から突然の連絡が...
「イカが釣れたからしょうゆ買って戻ってきて!」
「え?!本当に?!すごい!わかった!」
半信半疑で釣り場に戻ってみると...
本当に釣れていたのです!子どもたちの目は輝き、顔には達成感に満ちた笑顔が広がっていました。
これは本当にすごいことです!!初めての釣りで、初日には叶わなかった夢が最終日に実現!
この偉業は、前日に釣りを教えてくれたイカ釣り名人「こうたろうさん」が再び合流し、アドバイスをくれたおかげでもありました。
こうたろうさん、本当にありがとうございました!
釣ったイカを即席で味わう贅沢
釣ったばかりのイカをその場でさばいてもらい、新鮮そのままに味わう至福の時間。
「うま~い!!こんなにイカっておいしかったっけ?!」
自分で釣った魚の味は格別だったようです。子どもたちの顔には、これまで見たことのない満足感が溢れていました。
宮古島の味と最後の観光
お昼ご飯は宮古そばをいただきました。柔らかくジューシーなお肉と独特の麺の食感に、子どもたちも大満足の様子。
食後は宮古島の観光名所「砂山ビーチ」へ。
青い海と白い砂浜の美しいコントラストに、子どもたちは見とれていました。
🛫 別れと新たな絆
時間いっぱい宮古島を堪能し、いよいよ帰路の時間。
今回の旅行では、宮古島に住む知人に様々なアテンドをしていただきました。
最後は宮古空港まで見送りに来てくださり、子どもたちとのお別れの時間に。
アテンドしてくださった方の小学生のお子さんと仲良くなった卒園生は、「今度千葉に来たらまた遊ぼうね」と約束。
新しい友情の芽生えも、この旅行の大切な思い出となりました。
飛行機の時間変更で出発時間が1時間遅くなるというアクシデントはありましたが、全員無事に東京へ帰ることができました。
感謝の言葉 🙏
最終日も時間いっぱいまで宮古島を堪能することができました。
改めてお伝えしますが、これは全て、皆様からの温かいご支援があってこそ実現できた体験です。
千葉県の児童養護施設で育つ子どもたちに、沖縄の豊かな自然と文化に触れるかけがえのない機会を与えてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。子どもたちの笑顔と成長が、皆様への最高の恩返しになれば幸いです。
🌱 旅立ちへ向けて
早速1名が今週卒園していきます。他2名も今月中に卒園が決まっております。夢と希望と少しの不安を持って平和園から旅立ちます。
子どもたちは卒園していきますが、ここで終わりではなく、ここからが始まりです。
卒園してからもできる限りサポートしていきたいと思っています。
この思い出いっぱいの卒園旅行は、子どもたちの心の中で、これからの人生を支える大切な宝物になることでしょう。
皆様のご支援、本当にありがとうございました。
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