カクワカ広島発足6周年!バースデードネーション

寄付先

任意団体 核政策を知りたい広島若者有権者の会(カクワカ広島)

誕生日

01月07日

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カクワカ広島

支援総額

303,968円

/ 300,000円

101%
100%
  • 支援総額

    303,968円

  • 支援者数

    33人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

カクワカNY滞在記 3月6日

2025/3/9 16:55

カクワカNY滞在記 3月6日のメインビジュアル

<みほ視点✏️>

今日の締約国会議では #核兵器禁止条約 6条・7条やジェンダーなどについての議論が行われました。6/7条の議論では、Co-chairのカザフスタン、キリバスの代表から会期間中の進捗などについて報告が行われ、それに続いて各国や市民社会からコメントが添えられていきました。

キリバス・カザフスタンからは、核実験が終わって長い年月が経った今も、肺がんや眼腫瘍ほかさまざまな形での放射線による病気に苦しむ人々や精神的トラウマを抱える人々の存在が指摘されました。また、第2世代、3、4,、、と世代を越えて続く影響にも医療支援を施していく重要性が強調されました。それらを担保するために国際信託基金が不可欠であり、また基金の設立は条約への関与を増やすためのツールとしても考えられています。

Co-chairの発言に対するコメントバックは約12カ国/団体からなされましたが、印象に残った言葉を抜粋して書き残します。

フィジー代表

「私たちは気候危機や、海面上昇、津波の被害にも苦しんでいる。問いたいのは、”私たちはあとどれくらい待たなければいけないのか”ということだ」「(信託基金について)すぐにでも実施して欲しい」

Oemwa Johnsonさん(キリバスの市民社会代表)

「私たちの国にはレジリエンスがあり、それによって何度も立ち上がってきた。しかしだからといってそれは核の暴力を振るう国々のInjusticeを受け入れたわけではない」

「(核被害者を救うプロセスについて)遠い先の約束ではなく、早急な行動が必要」

「これは私の負担であってはいけない。世界が引き受けるべき責任だ」

これらは私の完全な意訳ですが、話している姿を含めて深く心に残りました。


そして今日はもう一つ、サイドイベント”Follow the Money: Nuclear Weapons Disarmament and the TPNW”にも参加しました。DBOB(核兵器にお金を貸すな)キャンペーンを牽引するICANのスージー・スナイダーさんほかの共催イベントでした。核兵器とお金(企業)がどれほど密接に関わっているかなど、とても興味深い内容が話されました。例えば、みなさんが飛行機に乗るときに必ず見るキャリーケースを運ぶベルトコンベアをつくる会社(ちょっと会社の名前は後で確認します)は、核兵器も作っているそうです。本当に社会のさまざまな部分に核兵器は関わっており、だからこそ私たちの問題なのだということを改めて認識しました。

詳しくはまた28日の報告会でお話しします。

本日最終日!今日まで山内若菜さんの展示も行っております。

楽しんできます!

◎報告会について詳細はこちら:

https://www.kakuwakahiroshima.org/event-03282025/


<せと視点✏️>

今日は改めて、「核被害者の声を聴く」ことの意味を考えた1日でした。

午前中には、核被害者の声を聞くにあたっての「プロトコール(道徳的行動規範)」についてのサイドイベントに参加しました。広島でも感じることがありますが、核被害者の声を「聞かせてほしい」という時に、いかに相手の尊厳を大切にしながらコミュニケーションを取って「声を聞く」ことに至るのかはとても大切です。そのための共通認識やルールの提案をしているのがNuclear Truth Projectというこの企画の主催団体でした。

作成された「プロトコール」はそのままルールになるわけではなく、各地域の言語に訳され、言葉だけではなく文化的にも落とし込まれ、実装されていく必要があります。カザフスタン、マオヒヌイ(仏領ポリネシア)、マーシャル諸島の翻訳を担当した方々から、どんなふうに”翻訳”が進んでいったのかが共有されました。

日本語版プロトコルはこちら:

https://nucleartruthproject.org/wp-content/uploads/Japanese-version-NTP-Protocols-August-2024.pdf


午後に参加したピースボートとICANが開催した「核被害者フォーラム」では、プロトコールを訳した人たちも場づくりに関わり、被害者コミュニティの人たちが安心できることと、参加者同士が自分の言葉でディスカッションに参加することを丁寧に両立する空間になっていました。

核被害者の援助と環境修復、そのための国際協力について定める6条/7条の議論をサポートするために何ができるか?をグループで考えました。子どもを対象に限らない教育の必要性、背景知識のない人がまず自分ごととして考えられるような問いかけの仕方などのアイデアが出ました。インプットのイベントが続き、自分にできることをみんなで考える時間は案外あまり多くなかったので、ありがたい時間でした。

ついに会議もあと1日。日本に何を持ち帰ることができるのか、言語化しきれない感覚ごと、大切に振り返っていきたいと思います。


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