このキャンペーンは継続寄付になります。

このキャンペーンでは継続(毎月)での寄付を集めています。初回の寄付決済以降、毎月1日に自動的に初回に寄付いただいた金額と同額で決済が行われますので予めご了承ください。

「つながる海の未来と鯨の命、つづける支援。」ストランディングネットワーク北海道・継続寄付キャンペーン

寄付先

NPO法人 ストランディングネットワーク北海道 Stranding Network Hokkaido SNH

「つながる海の未来と鯨の命、つづける支援。」ストランディングネットワーク北海道・継続寄付キャンペーンの画像

ストランディングネットワーク北海道

支援者数

19人

/ 50人

38%
  • 支援総額

    20,067円

  • 支援者数

    19人

  • 残り

    12日

  • 開始日

  • 終了日

継続寄付する

ストランディングネットワーク北海道は,北海道沿岸に漂着した鯨類の情報と標本を収集・公開し、学術研究と市民への啓発に役立てる活動を行っているNPO法人です。私たちの調査は,すべて民間の寄付とボランティアによって支えられています。

このたび,活動の持続的な発展を目指して【継続寄付キャンペーン】を実施いたします。1か月500円から,珈琲一杯の値段で海の未来と鯨の命を支える活動にご参加いただけます。

キャンペーン期間中に継続寄付(マンスリー)にお申し込みいただいた方には,私たちの活動をモチーフにしたオリジナルグッズなどのリターンをご用意しています。

目標は、1か月で50名の新たなサポーターを迎えることです。

2023年3月には,クラウドファンディングを実施し,多くの方のご協力をいただいて調査専用車両 humpe yan号を購入させていただきました。これによって,調査の効率が各段に上がり,より多くの標本を収集できるようになりました。しかし,この車両の維持管理費は,助成金補助の対象外となっており,自己資金で支出しなければなりません。継続支援でお受けする寄付は調査車両維持・管理関連費用に充当させていただきます。

「鯨の命」から学ぶことは,私たち人間と海のつながりを見つめ直す大切な手がかりです。ぜひ,あなたの力を貸してください。私たちの活動に共感し,ともに支えてくださる仲間を心よりお待ちしています。

ストーリー

【1】ストランディングとは? ―私たちが取り組む社会課題―

淀川に迷い込んで死んでしまったマッコウクジラについて,全国で話題になりました。このような現象は寄鯨(よりくじら)英語ではstranding(ストランディング)と言います。鯨類(イルカ・クジラ)は全国で年間約350件にものぼります。そのうちの1/4は北海道で発生します。


【2】鯨の命を記録し,未来へつなぐ― ストランディングネットワーク北海道(SNH)の使命 ―

ストランディングネットワーク北海道(SNH)は,北海道で発生するクジラやイルカの座礁・漂着・混獲といった「寄鯨」についての情報を収集・調査し,その標本やデータを一般市民や研究者に広く提供する非営利法人(NPO)です。2007年に活動を開始し,北海道大学水産学部をはじめ,道内の大学,博物館,漁業者,市民の協力により組織・運営されています。

私たちの目的は,寄鯨を通じて海洋と鯨類の実態を明らかにし,その研究を支えること。そして,得られた知見を社会に還元し,海と命のつながりについての理解を深めていただくことです。

これまでに1,300件を超える寄鯨情報を受け取り,その約半数に現地調査として出動しました。採取した標本やデータは,国内外の研究機関に無償・無条件で提供し,すでに6人の博士号取得者がこの資源を活用しています。さらに,収集した情報はすべて国際的な生物多様性データベースGBIF に登録されており,日本国内だけでなく,世界中の生物多様性研究にも貢献しています。

2019年には,SNHの調査活動をきっかけに,日本で新種のクジラ「クロツチクジラ」が公式に認定されました。これは,日本の海でいま何が起きているのかを知るうえで,大きな成果の一つです。

海の未来は,私たちの行動にかかっています。ストランディングネットワーク北海道は,海の命と人間社会の共存を目指し,これからも科学的根拠に基づいた活動を続けてまいります。

【3】フンペヤン号を守り,海の未来を支えてください ―なぜ,いま,皆さまのご支援が必要なのか?―

1年で100件を超える通報。私たちはその半数以上に出動しています。この命に向き合う最前線で不可欠な存在が,調査専用車両「フンペヤン号」です。かつてはレンタカーや私用車を使っていましたが,悪臭の残る標本を運び,車を元通りに清掃・消臭するには限界がありました。皆さまからの温かいご支援のおかげで,2023年,ついに自前の車両を手に入れることができました。本当にありがとうございました。

しかし今,その「フンペヤン号」が再び危機にさらされています。

保険料と維持管理費が,私たちの財政を圧迫しています。事業所契約ゆえに高額となる保険。10年を超え,メンテナンスが欠かせない車体。それでも,フンペヤン号がなければ,私たちは現場に行けません。命と海の記録を,見過ごすことになります。

現在,SNHの収入の78%は助成金に依存しています。幸い,2025年も助成金の支給が決まりましたが,永続的な保証ではありません。特に,車両の維持費は助成の対象外。助成金が途絶えれば,調査活動を大幅に縮小せざるを得なくなります。だからこそ,いま,私たち自身の力で持続可能な資金源を築かなければならないのです。

【4】継続寄付キャンペーンと寄付の使途

継続寄付キャンペーンを開始します。目標は50名月500円からで構いません。

コーヒー一杯分で,海の未来を守る力になれます。いただいたご寄付はすべて,フンペヤン号の保険・維持管理に充てさせていただきます。1年以上継続いただいた方には,心ばかりのリターンもご用意しています。

鯨の命から得た貴重な情報と標本を研究者へ届け,未来につながる研究として社会に還元する──。それが,私たちストランディングネットワーク北海道の使命です。

どうか,あなたの力を貸してください。

フンペヤン号を,そして海の未来を,ともに支えましょう。


【5】代表メッセージ ― すべての寄鯨に意味がある ―

ストランディングネットワーク北海道(SNH)は,2007年に小さな志から始まりました。当初は,鯨類の標本を必要とする学生がいる間だけ活動すれば十分と考えていました。しかし,次々と寄鯨に関心を持つ学生たちが現れ,知識と技術を受け継ぎ,やがて持続可能な調査体制が自然と築かれていきました。

その間に,私たちが採取し研究機関に提供した試料は,数々の学術研究に活用され,鯨類や海洋環境の理解を深める礎となりました。こうした成果を目の当たりにし,私たちは活動を一過性のものとせず,継続する責任を自覚しました。そして2021年,NPO法人として新たな一歩を踏み出しました。

すべての命は,海で生まれ,やがて死を迎えます。鯨類も例外ではありません。生まれた分だけ,死がある。それが,生物多様性に満ちた健全な海洋生態系を支えている現実です。だからこそ,死そのものは決して異常ではなく,自然の営みの一部なのです。

ただ,その死には一つひとつに意味があります。漂着した一頭のクジラには,必ず両親がいます。子もいたかもしれない。そしてその体には,誰とも違う「一生の履歴」が刻まれています。毎日どこを泳ぎ,何を食べ,どんな環境で生きてきたのか。同じ履歴を持った個体は世界中,歴史上,1個体もいません。そして,その記録は,科学的な調査によってしか明らかにできません。

私たちは,この記録をできる限り丁寧に読み取り,残すことを「命への敬意」として取り組んでいます。死んだクジラの一生に耳を傾け,科学として未来へと手渡すこと。それが私たちの使命であり,供養のかたちだと考えています。

すべての寄鯨に,意味があります。

どうか,この活動を共に支えてください。


リターン

キャンペーン期間中に継続寄付を申し込んだ方には,寄付金額に応じて以下のリターンをお送りします。なお,1年以上の継続をお願い致します。

1カ月2000円以上:オリジナルTシャツ

1カ月1000円以上:オリジナルグッズ(ボールペン,缶バッチ,ステッカー,ポストカード)

〒0418611

北海道函館市港町3-1-1北海道大学松石研究室

https://kujira110.com/

代表:松石隆

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