ストーリー
社会福祉協議会は、福祉に関心をもつ住民の方々や、地域において福祉サービスを担う方々が会員となり、社会の動向やニーズの変化に対応して地域の福祉課題を解決し、地域福祉を推進していく公共性の高い住民参加型の団体です。
渋谷区社会福祉協議会では、小さなお子さんから高齢者、障がいのある人も地域において安心して住み続けられるよう、地域の方々と力を合わせて活動しています。
■ 歳末たすけあい運動とは
歳末たすけあい運動の始まりは、明治39年にまで遡ります。日露戦争時下、貧困家庭への慰問に端を発し、昭和初期には世界的な不況により困窮する人々に対して、歳末の餅代を支給する運動に広がっていきました。その後、戦争が激化するに従い、一時的に中止されたものの、戦後再び、戦災者、引揚者、傷痍軍人などの助けを必要とする多くの人が安心して新しい年を迎えることができるようにという想いから方面委員(民生委員の前身)が中心となって歳末同情運動が各地で始まり、歳末たすけあい運動へと発展していきました。
今日では共同募金の一環として、社会福祉事業の推進のために活用させていただくよう、町会連合会や民生児童委員協議会等の関係機関、地域住民のみなさまの協力を得て、毎年12月1日から31日に募金活動を実施しております。
昨年度(令和5年度)は、総額5,828,015円のご支援を賜りました。
ご協力いただきまして、誠にありがとうございました。
■募金の使いみち
〇紙おむつ助成事業
高齢、障がい等で紙おむつを必要とする人に購入費の助成、入院先で指定の紙おむつを購入しなければならない人や障がい児で常時紙おむつを使用している人への購入費の一部助成を行っています。
〇やすらぎサービス事業
在宅で福祉的な援助を必要とする高齢者や障がい者等(利用会員)を対象に、地域の人たち(協力会員)の参加と協力を得て、掃除、食事の支度、買い物等の家事援助サービスを提供します。
〇こどもテーブル活動助成事業
地域の人が食事の提供や学習支援を行うなど、「地域の力」で子どもたちを育てていく活動です。子どもたちに食事を提供する「こども食堂」活動や、学習や遊びの場を提供する「居場所づくり・学習支援」活動を行っています。
■ キャンペーン目標金額
200,000円
コロナ禍を経て、社会構造や生活様式は大きく変化しました。このような環境変化の中で、人と人のつながりも希薄になり、社会的孤独・孤立はますます深刻化しています。渋谷区社会福祉協議会では「ひとりもとりこぼさない地域の実現」に向けて、地域福祉の向上、地域コミュニティづくりに努めてまいります。そのために、歳末たすけあい運動をもっと多くの方に知っていただき、区民のみなさまの賛同をいただけたら幸いです。
今年もみなさまの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
■この募金は、税制上の優遇措置があります。
個人の場合
寄付される金額が2,000円を超える場合、所得税及び住民税の寄附金(税額)控除があります。
法人の場合
法人税法により、寄付される金額について「全額損金」とすることができます。
※募金を行った個人または法人が税務署に確定申告または税務申告を行う際、専用の領収書を貼付することが必要になります。