家以外の居場所、出かけられる場所がある事で、自分の足で自分なりのペースで社会に歩いて行けることが本当にありがたかったです。 今は、進学先で休まずに登校している彼の頑張りが、かえって私の励みになっています。

ユースセンターの職員との初めての面談で親の側が気づかされたことがあり、息子に対する接し方を改めるきっかけにもなれたこともありがたかったです。

学校生活と言うのは、何十年もある長い人生の中のほんの数年です。 でも、先が見えない真っ只中にいると、この先永遠に続くのではないかと言う錯覚に陥ることもあるでしょう。 私の場合ですが、上から雪が降りしきる、誰もいない暗い谷の底を子供をおんぶして、たった1人で歩いているような気持ちになったこともあります。

そういうときには、少し寄り道してみるのも悪くないものだと今は思います。 ねばならぬではなく、それでもいいじゃないかと言う心の余裕を持てるきっかけになれる場所が、ユースセンターだと私は思っています。