鶏の訪れとともに、我が家に希望の光が灯されました
2024/11/15 11:55

2024年10月末、現金給付と鶏の配付後、現地の提携団体Your Voice Organization(YVO)のスタッフは、戸別訪問を行い、支援した現金でどのような食糧購入ができているかの聞き取りを行いました。
【参加者グラム・ナビさんの声】
私の名前はグラム・ナビです。妻と子どもたちと、バティコート郡の小さな村に住んでいます。今回、ピースウィンズが実施するプロジェクトに参加することになりました。
Q1: これまでの生活はどのような感じですか?
私は農民ですが、収穫はわずかで、私たちの生活は、常に苦労の連続でした。今回、プロジェクトで得た現金で、パン、豆、油、野菜、時には果物などの食料品を購入することができました。鶏を受け取った時には、我が家に希望の光が灯されたように感じました!
Q2: 養鶏ではどのような作業がありますか?鶏を元気に育てるために注意している点はありますか?
私の日課は、毎朝、鶏の世話をすることです。餌を与え、病気を防ぐために鶏小屋を清潔に保ちます。病気の兆候がないかしっかり観察し、病気の可能性がある鶏がいれば、隔離します。きれいな水は不可欠なので、1日に何度か取り替えています。
子どもたちも手伝ってくれるので、鶏の世話の仕方を教えています。一度、鶏の一部がインフルエンザにかかっているように見えたので、すぐに YVO に電話で連絡しました。そうするとYVOのスタッフが直ぐに薬のシロップを持って来て、使い方を教えてくれました。このシロップのおかげで、鶏は元気に回復しました。とても安心しました。
Q3: この養鶏を通じて、将来にどんな希望をもっていますか?
今は小さなこの養鶏場が、近い将来、家庭の安定した収入源になることを願っています。卵を売ることで、医療費や、その他必要なものを賄えるだけの収入を得て、家族をしっかりと養いたいです。養鶏研修で得たスキルは私に自信を与えてくれました。一所懸命努力して、いつか養鶏場を拡大し、子どもたちがより良い未来を見ることができるよう願っています。
Q4: このプロジェクトに参加することによって、あなたが最もやりがいを感じたことは何ですか?
この取り組みを子どもたちが楽しんでおり、その姿を見ることが、何よりも嬉しいことです。毎朝、子どもたちはとても楽しそうに、そして誇らしげに、鶏小屋を掃除しています。家族がともに手を携え、希望を胸に、明るく前向きに取り組めることは、単に鶏を育てること以上のものがあり、私たちにとって、より良い生活へと導いてくれる道しるべです。私は家族に、一生懸命働けばきっと状況は変わるので、鶏を大切にしなければならないと話しています。
私たちは、鶏の様子を気にかけて頻繁に家庭訪問してくれるYVOチームに感謝しています。チームの皆さんは、一度きりのサポートではなく、小さな問題でも連絡を取り合い、フォローアップしてくれています。この取り組みをご支援してくださる皆さまに、心より感謝します。
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