鶏の配付を開始しました
2024/10/17 10:23
2024年10月に入り、ナンガルハル県で支援ニーズが拡大している郡で養鶏研修の参加者に、雌鶏と雄鶏及び必要備品を配付しました。いよいよ養鶏の実践スタートです。
同地域は、アフガニスタン国内でも、アクセスが悪く、NGOや国際機関などからの支援が最も届きにくいため、深刻な食糧危機に陥っている地域で、この活動にも、寡婦など家族に男性の働き手がいない女性たちも多く参加しています。
[女性参加者の声]
私はラフマナです。50歳です。子どもたちの栄養状態が良くないことが悩みですが、養鶏にチャレンジし、まずは卵を朝食に出してあげられることを楽しみにしています。将来は養鶏で得る収入で、子どもたちの治療にも充ててあげたいと考えています。
養鶏を始めるにあたって受けた研修もとても学びが多いもので、女性のトレーナーがきっちり教えてくれたので安心して参加することができました。
[男性参加者の声]
私はアマヌラです。妻と8人の子どもを含む10人の大家族です。村では大家族を養うのは大変です。特に私は読み書きができないのですが、この活動に参加できてとても嬉しいです。村には仕事の機会がなく、長い間、私は失業しており、家族を養うのに苦労しました。生活は非常に困難でした。
でも、今、養鶏の活動により、ようやく私たちの状況を改善できると期待しています。この活動がもたらす機会にとてもワクワクしています。研修をとおして、鶏の飼育、餌やり、鶏の健康維持、鶏小屋について多くのことを学びました。すべてが新しい良い経験です。
今日、私は30羽の鶏を受け取るのがとても楽しみで、本当に嬉しいです。鶏は私にとって希望の源です。卵の販売収入は、家庭の必需品の購入に役立ちます。飼っている鶏の数を増やす計画もあります。そのうちに雌鶏の一部は抱卵するようになるので、鶏小屋に卵の上に座って卵を温めるための場所を用意するつもりです。卵が孵り、時間をかけて鶏の群れを増やしていきたいと思っています。
私の夢は、数年後に大きな養鶏場を持つことです。この活動は私に新たな希望を与えてくれました。ご支援をしてくださっている皆さまに心より感謝します。
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