昨年、災害救助犬になった楽ちゃんが11月12日で5歳の誕生日を迎えます!
先月22日に発災した能登半島豪雨では、初の出動でしたが3日間一生懸命活動し、私たちに力を貸してくれました。
災害救助犬になって初めてのお誕生日をバースデードネーションという形でお祝いしてみませんか?
頑張る災害救助犬たちの応援をよろしくお願いいたします。
※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。
ストーリー
■ 私たちの活動
私たち日本レスキュー協会は、「犬と共に社会に貢献する」理念のもと、災害時、倒壊した家屋や土砂などの下敷きになり行方不明になった方を捜す「災害救助犬」や、災害で被災された方や障がいのある方、高齢者の方や闘病中の方の様々な痛みや不安を軽減する「セラピードッグ」の育成と派遣、殺処分となってしまう犬の保護・譲渡する活動や、ペット防災等の啓発活動等の「動物福祉」の活動を行っております。
今回は、災害救助犬たちの遠征訓練費や食費・医療費といった災害救助犬を育成する上で必要な育成費の寄付を募集いたします。
■ 災害救助犬
「災害救助犬」とは、自然災害により瓦礫や土砂の下敷きになった行方不明者を発見するために訓練された犬のことです。
犬の嗅覚は、人の1000万倍以上優れていると言われ、災害救助犬はその優れた嗅覚を活かし、人には目視できない場所、意思表示のできない人、また広範囲において不特定多数の人を比較的短時間で捜索することができます。
一刻を争う有事の際には行方不明者の場所の特定が欠かせません。
災害救助犬は、被災し発見されずに亡くなってしまう方を一人でも多く救う為、人命捜索の1つの手段として大きな役割を担っています。
かけがえのない尊い命を守る為、いつどこで起こるか分からない災害に備え私たちは災害救助犬を育成しています。
■災害救助犬 楽との出会い
私が楽ちゃんと出会ったのは、日本レスキュー協会に入職する前でした。
当時学生だった私と生後3か月頃の楽ちゃん。
その当時はまだ「楽」という名前が決まっておらず「ももちゃん」という名前で呼ばれていました。
数か月後にはバディを組み、災害救助犬とハンドラーの道を目指し2人6脚で歩んでいくだなんて当時の楽ちゃんも私も想像していなかったでしょう。
これが私と楽ちゃんとの初めての出会いです。
■2人6脚で歩んだ道
災害救助犬の育成方法なんて右も左も分からない私とこれから災害救助犬を目指す楽ちゃんと歩んできた道のりは簡単なものではありませんでした。
(写真:1歳頃の楽)
先輩方に沢山サポートしていただきながら歩んだ道。
沢山壁にぶつかり、時には私の緊張が悪影響を及ぼしたり・・・。
振り返ると沢山の出来事がありました。
今回の活動報告では楽との思い出を振り返りその内容を掲載していきます。
■令和6年能登半島豪雨
9月21日、能登半島を豪雨が襲いました。
テレビでは豪雨により氾濫した川や流れ込んだ土砂の映像が映されそれを見たスタッフはすぐに情報収集を開始いたしました。
〇9月22日
石川県輪島市より災害救助犬の出動要請があり、災害救助犬4頭(太陽・陸・カミーノ・楽)隊員6名が現場へ向かいました。
〇9月23日
現場では大阪府大隊指揮下の元2チームに分かれ塚田川上流・中流の捜索を実施。
その後、金沢市消防局、愛知県警とも連携し数か所で捜索活動を行いました。
(写真:休憩中の楽)
この日の活動ではいずれも発見に至りませんでしたが、災害救助犬4頭は濁流や土砂など足場の悪い中、懸命な捜索を行ってくれました。
〇9月24日
午前中の捜索では金沢市消防局と連携をとり塚田川中流の捜索を行いました。
その後東近江消防・大津市消防と連携をとり塚田川下流の捜索を行い、午後からは第14普通科連隊(金沢)と連携し塚田川上流の捜索を行いました。
(写真:塚田川下流を捜索中の楽)
土砂や流木が多く、捜索は難航しましたが、その中でも小さな反応をお伝えできた現場もありました。
▼▽▼捜索活動の様子はこちら▼▽▼
〇9月25日
午前中の捜索では滋賀県隊と連携をとり塚田川流域を2手に分かれ捜索を行いました。
(写真:塚田川左岸捜索中の楽)
午前9時10分頃、高齢女性の行方不明者が発見されました。
その場所は24日太陽と楽が捜索し、反応を示していた為、活動にあたっていた自衛隊に慎重に掘ってほしい旨をお伝えした場所でした。
連携した自衛隊の方から直接詳細と場所を教えていただくことができ、重機を掘り進めたところ役メートルの土砂下にいらっしゃったそうです。
▼▽▼捜索活動の様子はこちら▼▽▼
25日の捜索を終え、現場から翌日26日の捜索要請はないとの連絡をいただいたこと、また犬たちやハンドラーの体調を考慮し現場を離脱し協会本部(兵庫県伊丹市)へ帰還いたしました。
■ 寄付金の使いみち
私たちの活動は皆様からの温かいご寄付により成り立っています。
頂いたご寄付は、9頭の救助犬・訓練犬たちの育成費や管理費に使用いたします。
・狂犬病予防接種(1頭) 約3,000円
・混合ワクチン接種(1頭) 約8,000円
・毎月のフード代(1頭分) 約5,000円
・災害救助犬育成費(食費・医療費・旅費交通費・備品代等) 20,000,000円(9頭/年)
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災害救助犬 楽は11月12日に5歳の誕生日を迎えます。
お誕生日プレゼントの代わりに、災害救助犬の育成をご寄付で応援してみませんか?
画面の「寄付して支援する」ボタンで500円から寄付ができますので、是非気軽な気持ちでご協力頂けると嬉しいです!
※ 寄付金は決済にかかる手数料と利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。
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