進学生11人、全員進級することができました。
2024/12/27 20:02

10月27日に本キャンペーンを終えて
①本キャンペーンでご協力くださったキニティウファミリー
②里親さん(子ども一人の継続支援者さん)
③子どもの実家の家族
④チョトベラ
からの資金を合わせ
11人分の一年間の教育費(学費+寄宿費)合計403,260タカ(約523,000円)を
11月13日に進学先の中学校モノゴールへ納入しました。
ちなみに、資金の割合は ①39% ②25% ③9% ④27% です。
11人の子どもの家族から、代表して2人のお父さんが
チョトベラのローカルマネージャーと共に
隣県にあるモノゴールのアカウントオフィスへ
やっとの納入の折に、残念だったのが、この代表者がなかなか決まらなかったこと。
家計が苦しく教育費がない、教育のために払いたくない、などは以前から分かっている残念なことですが
お金が集められても、払いに行くのに時間や労力、移動費さえ費やしたくなさそうで
私たちは、せめて2人の親が代表で払いに行き、その他の親が2人分の移動費を出すことを提案しました。
ローカルマネージャーが、誰も行かないならもう払わない、集まったお金も返す!と言って
ようやく、納入のために動き出しました。
こんな望みがなさそうで、がっかりさせるようなことは、私たちも伝えたくないですが、
これが難しい本当の問題(の一つ)であり、子どもたちの境遇だと伝えたいので…
納入前、あと少し資金を負担できないか尋ねると
子どもの方へ「もう進級しなくていい」と言って
女の子も、男の子まで涙ぐむのを目にしました。
よく、他のもうちょっと発展している途上国で
地域の人々やコミュニティがNGOを手伝って、一丸となっている光景を見たり聞いたりすると
どうしてここはそうならないの?と辛い気持ちになります。
チッタゴン丘陵地帯に関しては、国内で唯一の軍政で、支援が届きづらい地域なために、子どもたちの親世代は無教育が多く、教育の意味や後々の恩恵などを想えなかったり
政府から時々ある支援は、先住・少数民族の人々が望まないものや、一度きりのショーのようなものばかりで、呆れたり諦めたりしてしまっているからなのかもしれません。
「この場所はまだ支援をする(受ける)準備ができていない」という現地の若者の言葉は的確で
それでも今、色々な支援や協力が必要なのを私たちは知ってるし
僅かずつだけど、親たちと理解し合い始めてる気もするから
より良くなっていくために、子どもたちの世代を豊かに育んでいけたらと思います。
[中学校を子どもたちに案内してもらった後の背中]
いつか、子どもたちがこの活動の仲間や、バトンを渡せるぐらいになったらいいな…と思ったり
人生色々だから、そうならなかったとしても、
子ども時代からたくさんの大切な時間を共に、支援者ではなく家族のように、生きる道に影響させてもらえたら、それでじゅうぶんと思ったりもします。
今回キニティウファミリーとなってくださったみなさんとも!!
[キンルンの日本の里親さんから彼女へ届くお手紙を、なぜかみんなで毎回楽しみにしている]
11人の内、3人は10年生を修了。
2025年5月、国家統一試験 SSC(Secondary School Certificate)を受験し、高等教育(Intermediate College)への入学資格を取得します。
8人は、1人がクラス8、6人がクラス7、1人がクラス6に進級します。
そして、2024年12月にキニティウを卒業した7人の内、今回は1人(ムロ族の女の子)の進学支援をする予定で、2025年1月末の中学校入学へ向けて、
またこの子の進学と成長を支える里親さん・キニティウファミリーを募集しています♡
[2024年12月24日、入学試験のために片道4時間の道のりをバイクで、親子を連れていくチョトベラのローカルマネージャー]
パイエン(この子)のお姉ちゃんへしてあげられなかった後悔してる活動や
全員支援できず選択せざるを得ない時、途中にドロップアウトしてしまう時、親とどうしても理解し合えない時など
慣れることなく辛い思いをするけど、
これで良かったと思える未来になるように、続けていこう!
『ありがとう』
子どもたちが初めて書こうと挑戦した、ひらがな。
里親さんと、今回キニティウファミリーとなってくれた方々へ、もうすぐ届くと思います♡
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