キニティウから巣立つ子どもたちの進学と成長を支えるキニティウファミリーになろう!
2024/10/26 17:55

キニティウを卒業した女の子3人が、なんと、進学先でもダンスクラスを受けている!!!
これは、私にとって、最近とってもびっくりした、うれしいことです。
モノゴールという進学先を選ぶのは、そこにチッタゴン丘陵地帯という地域の「夢」が集まるから…
この地域の夢はもう、私の夢でもあります。
私たちが運営する小学校キニティウは、チッタゴン丘陵地帯という国境沿い地域の、さらに田舎の方にあり、少数民族の中でも少数派の子どもたちが教育へアクセスするためのステップとなります。毎年50人程の生徒の内、10人程は裏の村から通いますが、ほとんどは近くに通える学校がなく、親元を離れてここで寄宿生活を始めます。卒業後はさらに、進学するにつれて故郷から遠く、物理的な距離だけでなく、文化や生活様式の全くかけ離れた(ほぼ外国のような)都会へ出て、マジョリティに馴染まなければなりません。この国で生きていくには、マイノリティはこうした境遇を乗り越えていかなければならないのですが
ただ、だからこそ、中学校卒業(10年生、16歳頃)まではできるだけ、生まれ育った地域の、自然とも近い学び舎で、子ども時代やアイデンティティを確立する時間を過ごせたらいいな…というのが、私たちの理想です。
モノゴールは、キニティウがあるバンドルボンのお隣、ランガマティにあり
チッタゴン丘陵地帯の11少数民族の子どもたちが、毎年1300人程集う寄宿舎学校です。この地域の子どもたちを守り育てる、あたたかさを感じる居場所で
私にとっても、2015年にボランティアでカメラクラスをするプロジェクトを行ったり、映像作品も作ったりと、チッタゴン丘陵での起点と呼べる場所です。
普通授業の他に、ダンス、歌、楽器、絵画、スポーツ、コンピューター、伝統の機織りなど色々な課外授業が受けられるのも、子どもたちが選んだ表現方法で、地域や民族のために活動したり、好きを見つけながら生きていけたらいいなと思います。
前の投稿で書いたように、キニティウから進学した最初のふたりはコンピュータークラスを選び
そして、去年と今年の1月に進学した女の子たちが、ここで何を選んだかというと…
ダンスクラス
理由は、「キニティウで色んなダンスと歌に出会えて、挑戦して、披露して、MV制作をして、私にもできると思ったから!」と…
キニティウでは、生きるために欠かせない水や日々の食事に苦労し、先生や子どもたちを支える大人も少なく、立ってるので精一杯で、私たちはいつになったら夢に向かって歩けるんだろう…と思う日々だけれど、
ちょっとずつ歩んで、叶えられているんだ。
日本で支えてくれているファミリーからのお返事のお手紙。この子の名前入りのキーホルダーや折り鶴など、心の籠った贈り物をギュッと握りしめる様子
教えてもらうまで、折り鶴をお花だと思ってたみたいな、愛すべきエピソードが日々生まれ
世界の片隅のチッタゴン丘陵地帯の子どもたちと日本各地のやさしいファミリーが繋がって、教え、学び、支え合う関係、未来の希望、愛がもっともっと増えたらいいなと願います。
「キニティウから巣立つ子どもたちの進学と進級を支えるキニティウファミリーになろう!」の寄付キャンペーンは10月27日(日)まで
https://syncable.biz/campaign/6820
私たちといっしょに、子どもの成長を支えるファミリーになりませんか?
ご協力・応援のほど、どうぞよろしくおねがいします。
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