カンボジアの障がいを持つ女性を支援するNGOの施設建設を支援します!

寄付先

NPO法人 「飛んでけ!車いす」の会 Go! Fly! Wheelchairs

「飛んでけ!車いす」の会

支援総額

134,463円

/ 200,000円

67%
  • 支援総額

    134,463円

  • 支援者数

    25人

  • 残り

    22日

  • 開始日

    2024年8月31日

  • 終了日

    2024年10月6日

寄付して支援する

私たち「飛んでけ!車いす」の会は、北海道札幌市からこれまで3400台以上の車いすを途上国に届け、カンボジアでも200台以上を届けて参りました。

2022年からはJICA草の根技術支援プロジェクトの下、車いす整備の技術を伝えるワークショップを現地団体と現地の車いすユーザーへ行ってきました。

そして、「飛んでけ」がこれまでに支援してきていた現地団体で、カンボジアの障がいのある女性を支援するCambodian Handicraft Association(略称:CHA)が、現在の施設オーナーが土地の売却を決定したために、年末までの立ち退きを命じられ、急遽新たな土地での新施設建設を余儀なくされました。

日本円で1,000万円ほどかかる工費となりますが、年末まで数か月と迫っているために、CHAの代表は急遽知人から借入を行い、何とか工事開始の初期費用は払い追えましたが、今後の支払いについては不透明な状況です。

「飛んでけ!車いす」の会は、CHAのカンボジア社会へのこれまでの貢献と、今後の活躍を期待し、CHAの建設費用を支援するクラウドファンディングを実施することとしました。

わずかなご寄付でもCHAの新施設建設の支援になりますので、クラウドファンディングが開始されましたら、みなさまのご協力・拡散どうぞよろしくお願いいたします。

ストーリー

カンボジアで障がいのある女性の抱える問題

カンボジアでは、地雷、小児麻痺、ポリオなども含めて障がいを抱える人は、公的機関などの調査から全人口の5%ほどいるとされています。

障がい者の社会への進出は難しく、他の途上国でも見られるような障がい者への差別や偏見がいまだにあります。特に上座部仏教国ということもあり、上座部仏教の概念の一つに「障がいは前世の罪」という考えがあり、特に農村部では差別を更に根強いものとなっています。

障がい者への社会保障制度は存在しているものの、必要とされる障がい者全てに行き届いてはいません。また、障がい者のいる世帯の多くは所得が低く農村部で生活をしているため、障がい者をケアする公共サービスにアクセスできないことが多くあります。

そのため、国内のNGOはケアを必要とするコミュニティに出向くか、都市部に構える施設に入所させて様々な支援を行っています。

また、教育・就労面でも障がい者にとってハードルは高いものとなっており、障がい者向けの教育機関の数は充分とは言えず、一般の学校へ通うことも難しく、学校施設も障がい者に対応していないことから教育を諦める方が多くいます。

このような教育へのアクセスも不十分なことから、就労も難しいものとなっており、障がい者の社会的な自立を困難なものにしています。政府は法整備において障がい者の社会進出を長年進めようとはしていますが、労働法に障がい者に係る規定がないなど、まだまだ法整備は不十分な状況です。

このような社会情勢の中、首都プノンペンには障がい者を支援する団体・NGOは数多くあり、中でもカンボジア人によって運営されるNGOのCHAは、障がい者の中でも更に社会での自立が難しい女性に支援の焦点を当てて長年活動を続けてきています。

女性障がい者への社会進出は政治的にも求められている部分であり、特に女性の障がい者が就労技術や自立する力を得て自身のコミュニティや社会で活躍する姿は、カンボジアの社会的な発展を象徴する代表的な好事例と成り得るのではないかと考えられています。

<カンボジアでよく利用される3輪車いす"メコン・ホイールチェア">

CHAの活動

CHAは2000年の設立以来、400人以上の女性の自立を支援しており、CHAで訓練を受けた女性の70%~80%が職を得られているという実績があります。

CHAでは、現在政府と協力して地方から選ばれてきた女性障がい者20余名が入所しており、20代~40代の女性が縫製をメインとする職業訓練や社会生活における必要な色々な能力を学びながら生活しています。

入所者は訓練を受けるために地方からプノンペンまで出てきており、数年間の訓練の後に自宅に戻ります。

CHAでの服飾訓練で作成されるハンドクラフト製品の販売がメインの事業収入となっており、その他、寄付によって運営が維持されています。

代表のキム・タ氏は『カンボジア人のことはカンボジア人がやる』という独立気質の人物であり、今後もローカルNGOとして、農村部に住む障がい者の女性の支援をすることが期待されていますが、今回、突如発生した経済的な問題により、多方面への支援の呼びかけを行うこととなりました。

<縫製作品を作成するCHAのメンバー>

CHAの存続危機

現在CHAは、プノンペンでも人気の観光地となっているトゥールスレン博物館のすぐ近くに施設を構えており、ここでハンドクラフト製品の販売を行い、CHAのメンバーである訓練生たちが日々縫製作品を作成し、共同生活を送っています。

ここには海外のNGO関係者や学生など時折訪問し、CHAの女性たちが作成した作品を購入していきます。

日本の学生も多くCHAの活動を見学にやってきます。

<施設内では縫製製品が販売されています>


存続の危機

この場所は、毎月地主に賃貸料を払って利用していましたが、今回地主が土地を売却することとなり、急遽CHAは今年の終わりまでに退去しなければならなくなりました。

CHAのあった土地にはマンションが建つことになるということで、退去はどうしても避けられません。

当初は11月までの退去を依頼されていましたが、代表のキム・タ氏が地主と掛け合い、何とか年末まで延ばしてもらったという状況です。

代表は知人を当たって転居先を探していたところ、運よく土地を提供してくれる方が見つかりました。しかも、20年間無償で貸してくれるというありがたい提案をもらったのです。

しかしながら、その土地はまっさらな何もない土地でした。

<キム・タ氏とその息子>


キム・タ氏は施設建造を決意し、建設事業社と相談し見積りを依頼したところ、68,000米ドル(約1,000万円)かかるとの見積りが返ってきました。

年末に迫る退去に間に合わせるにはすぐに建設を開始しなければならない彼は、友人・知人から借金をして、CHAの新施設建造を決定します。

そして今、色々な彼の繋がりを利用して、多方へ寄付を呼び掛けているところです。

カンボジアの2024年の国の定める最低月収は204米ドル(約3万円)ですので、68,000米ドルが民間の小規模NGOであるCHAにとって、用意することが難しい金額であることが想像できるかと思います。

<CHAのシルク製品は日本でも販売されています>

「飛んでけ!車いす」の会との関係

「飛んでけ!車いす」の会では、これまでカンボジアへは200台以上の車いすを送ってきています。

CHAに対しては、当会から2012年に初めて車いすを寄贈しており、それ以来10年以上にわたって32台の車いすを提供してきています。

JICA草の根支援事業

2022年~2024年にかけてJICA草の根技術支援事業が採択され、当会はカンボジア国内での車いす整備ワークショップを5回に渡って実施し、CHAの女性訓練生のみなさんにも参加して頂きました。

カンボジアでの事業では、CHAの運営にかかわる支援も同時に行っており、ホームページの作成や動画編集の技術支援も実施され、現在は新しいホームページを開設し、YouTubeチャンネルでは代表の編集する動画が投稿されるようになりました。

ウェブサイト:

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YouTubeチャンネル:

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この支援事業によって、CHAでは車いすの整備が日常的にできるようになっています。

「飛んでけ!車いす」の会

私たち「飛んでけ!車いす」の会は、北海道札幌市を拠点に活動する1998年設立のNPO法人です。

海外の障がい者・児の自立を目的として、日本で使われなくなった車いすを集め、修理し、海外旅行へ行く旅行者に託し、発展途上国の障がいある方や子どもたちに送っています。

また、車いすを送ることを通じて、国内の人たちへの福祉・ボランティアについての啓蒙活動も行っています。

直近では札幌市と連携協定を結び、車いすのリユース活動も開始しています。

参考:

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クラファン発起人

「飛んでけ!車いす」の会理事:上杉祐介

アフリカのマラウイ共和国で2年間の国際協力活動に参加後、「飛んでけ」に参加しました。

カンボジアでのJICA事業ではプロジェクトマネージャーを担当し、事業終了後もCHAのIT担当スタッフとして支援を継続しています。

今回のCHAの代表キム・タ氏による大胆な賭けを支援したいと思い、このクラファンを実施するに至りました。

支援のお願い

カンボジアの障がいを持った女性を支援している現地NGOであるCHAが、急遽拠点を追われることとなり、現在新施設の建設を進めています。

新施設の建設には莫大な費用がかかることが判明しており、私たち「飛んでけ!車いす」の会は、この新施設建設を支援したいと考え、今回のクラウドファンディングに実施を決めました。

少額でもCHAにとっては大きな支援となります。

寄付のご協力をお願いいたします。

支援金の利用用途

新施設の建設費用の全体としては68,000米ドルが必要であることがわかっています。

建設場所はプノンペン国際空港近くにある、現在は空き地となっている場所に新施設が建設されることとなります。

カンボジアなど、途上国ではよく見られる工事方法ですが、建設箇所や工事進捗によって、段階的に支払う形が取られています。

2024年8月時点では、代表のキム・タ氏が友人などから20,000米ドルを借り入れ、初期費用としての支払いが完了しており、工事が進められています。

もし今後支払いが滞ると、工事は中止となり、施設は中途半端な状態、もしくは、施設機能が不十分な状態でCHAの活動が再開されることとなります。

工事の進捗状況については、「活動報告」やSNSなどで随時更新していく予定です。

目標金額はスタート時点で200,000円(約1,300米ドル)となっており、最終工費の68,000米ドルには全く足りない金額となっていますが、目標金額に達した際には目標金額を増額し、可能な限り多くの寄付をCHAに届けられるようにする予定です。

クラファンにかかる費用

本クラウドファンディングで利用される予定費用は以下の通りです。

  • 返礼品送料(国内):5,500円 = 110円 x 50人(想定)
  • 返礼品送料(カンボジア→日本):4,550円(EMS 2kg想定)
  • 送金手数料:1,750円
  • シンカブル利用手数料:22,000円(支援金200,000円を想定した場合の総額の11% )
  • シンカブルからの銀行振り込み手数料:260円

上記以外の寄付支援金は全てCHAの建設費用に使用されます。

CHAの転換となるチャンス

CHAは途方もない金額に挑戦しているのですが、これは大きなチャンスでもあります。

現在CHAは賃貸料として、毎月1,400米ドルを地主に払っています。

新しい施設の土地は20年間無償で提供してもらえることが決まっていますので、建造費用の返済が完了すれば、CHAは毎月の賃料の支払いから解放されることとなります。

代表のキム・タ氏は以前より、CHAの活動を広げたいと話していました。それは、まだまだ農村部には多くの障がいを持った女性たちがいて、社会参加をしたくてもできない状況があるためです。

CHAから賃料の経済的な負担がなくなれば、活動の範囲はもっと大きくなるはずです。


CHA代表からのメッセージ

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まず最初に、急遽このようなお願いをお願いすることをお詫び申し上げます。

今私たちは、新しい場所に移転するという非常に重要な課題に直面しており、その解決にあたって、みなさんの寛大な支援に頼っていることをご理解いただけると幸いです。

Cambodia Handicraft Association(CHA)から、心からのご挨拶を申し上げます。

CHAのメンバーは元気に過ごしており、技術の習得や社会活動、日常生活を続けています。

COVID-19の困難な状況にもかかわらず、CHAの活動は途切れることなく継続されており、私たちは日々の生活水準を保つために努力し、障がいを持つメンバーに技術を教えることに全力を尽くしてきました。

このような困難な状況の中、私たちは活動を維持し、将来の生活に向けて必要なスキルを学んでもらうために奮闘しています。


お忙しい中、このように突然お願いを申し上げることは非常に心苦しいのですが、CHAを新しい場所に移転するための資金援助をお願いしたいと思っています。

私の親しい友人であるトン・ボラル氏が20x20メートルの土地を無償で貸してくださることになりました。

彼はCHAが2000年に設立され、現在の建物を借りていること、COVID-19の影響で家賃の支払いが困難であることを理解し、私たちが新しい場所で活動を続けられるようにと土地を提供してくださったのです。

現在の建物のオーナーが売却を予定しており、私たちは年末までに移転を求められています。

私たちは新しい場所での活動を開始するために、資金や支援を必要としています。


新しい土地を提供していただけたことに感謝していますが、移転には多くの準備が必要です。

このたびの移転を成功させるために、みなさんのご支援をお願い申し上げます。

みなさんの貴重なご援助が、CHAのメンバーが引き続き技術を学び、未来に希望を持つことを可能にしてくれます。


CHAを代表して、心から感謝申し上げます。

みなさんからのご支援に心より感謝し、感謝の意を表します。


ご支援によって、私たちは今後の活動に自信を持ち、若い障害者女性たちの支援を続けることができます。

長期的に安心して活動を行うことができるよう、どうぞよろしくお願いいたします。


最後に、これまでのご支援に対して深く感謝申し上げます。

そして、今後とも、私たちの活動へのご協力をお願い申し上げます。


みなさまのご家族のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。


心からの感謝を込めて...

CHAディレクター キム・タ

*******************************************


少額であっても、CHAの未来と、CHAの支えるカンボジアの障がいを持った女性たちへの大きな支援となります。

ご支援よろしくお願いいたします!

〒0640808

北海道札幌市中央区南8条西2丁目5-74市民活動プラザ星園402号室

0112158824

https://tondeke.org/

代表:照井レナ

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