ストーリー
バースデー・ドネーションのページをご覧いただき、 ありがとうございます。バースデー・ドネーションとは、誕生日プレゼントの代わりに寄付を集めるキャンペーンです。
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【 母子家庭で育ったからこそ気づけた社会の課題 】
「誕生日は親に感謝する日」よく聞くフレーズですが、みなさまはどう感じられるでしょうか。
僕は9月25日に34回目の誕生日を迎えます。2011年からは毎年母に感謝のメッセージを送っています。
以前は感謝のメッセージを贈ることはできませんでした。
感謝をしていなかったわけではありません。
ものすごく感謝し、尊敬しています。
母は惨めな思いを私たちにさせないため、 毎日早朝から深夜まで一生懸命働いてくれていました。
ただ、自分自身が母子家庭で育ったという環境にコンプレックスを持っていたため伝えることができていませんでした。
“自分だけが父親がいない”と。
そんな私が変わったきっかけは、震災直後の2011年4月1日高崎市役所こども家庭課という児童福祉の部署に配属され、年間 300 人以上の母子家庭と出会ったことです。
たくさんの母子家庭の方々と面談する中で、過酷な生活状況や子どもの状況を知り、私自身がどれだけ恵まれた環境にいたのかということを強く実感し、恥ずかしくて情けなく、 申し訳ない気持ちになりました。
また母子家庭の子どもたちは偏差値が低い高校に進学する子どもや不登校や中退する子どもが多いことに気づきました。そしてそれが子どもの将来への格差(の固定化)につながるという事実も知りました。
しかし、既存の社会の構造では経済的にも精神的にも困窮している家庭では解決できないことがあり、解決するためには社会で子どもを育てる支援の仕組みが必要ではないかと考えるようになりました。
そして次世代へ不利を連鎖させないためには 「公平な教育機会」が重要だと位置づけ、まず貧困世帯向けの子どもへの無料学習支援の実施から動き始めたのが僕たちの活動のスタートでした。
【”自分だけ違う”という劣等感を解決するために必要な支援】
そんな私は今現在、フリースクールこらんだむを運営しています。
平成28年9月1日に群馬県前橋市初のフリースクールとして初めて開校し、まずは自己肯定感が低下した子どもたちのために、 安心安全な居場所、何もしなくても何も言われない、ありのままの子どもたちを受け止める居場所を作ってきました。
今まで50人以上の子どもたちの笑顔と意欲が戻りました。現在も十数名の子供達が群馬県内から通い、フリースクールで日々様々な経験を積み、学んでいます。
▶︎ 令和元年7月30日に群馬テレビに生出演しました。是非ご覧ください。
今後、回復した子どもたちに必要なことは「自立に向けた支援」です。
※写真はPCを利用してプログラミングを学ぶ児童
私たちの運営するフリースクールこらんだむのビジョンは「学び場の選択肢になる」です。
学校に行かなくとも、フリースクールを利用している子どもたちが将来自立できる仕組みを構築することがビジョンであり、私たちの責任でもあると考えています。現在はプログラミング教室や美術教室、自分の原体験からプロジェクトを考え実施するマイプロジェクト、職業体験プログラムなどを実施し、子どもたちの個性を伸ばすプログラムを展開しています。
【 2つのバースデー 】
9月25日は私の誕生日。
そして9月1日はフリースクールこらんだむ3歳の誕生日。
そこで私の誕生日に、 日々フリースクールで学んでいる子どもたちへの応援をプレゼントしていただけませんか?
このページで私たちの運営するNPO 法人ターサ·エデュケーションへの寄付をしていただけます。
(目標金額は「ICT環境を整備した自習室」の整備費に相当します)
※写真はカリキュラム・スケジュールの試行錯誤中の様子
フリースクールを利用する多くの子どもたちが将来進学したいというニーズを持っています。想いを持っています。自分自身の将来や生き方を真剣に悩みながら考え、将来を信じて前向きに勉強に取り組もうと考え始めた子どもたちが続々と出てきています。
しかし子どもの学年も学力もバラバラであるため、一人一人の子どもに最適化した学習支援を実施するためにはICT 環境を整備することが現場で日々感じていることです。
そんな環境を子どもたちにプレゼントしていただけませんか?
もちろんシェアだけでも本当に嬉しいです。 よろしくお願いいたします。