はじめまして。ハビタットAPUです。
私達は、アジア太平洋地域が抱える人口増加と急激な都市化、また自然災害などによって深刻になっている住まいの問題を解消するために、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指し、世界70ヵ国以上で住まいの問題に取り組む国際NGOの学生支部です。
異国の地に実際に行き自分たちの手で家を作るという究極のボランティア精神を培う。
ハビタットAPUは18年間「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」を目指して、貧困地域の住居問題という視点から活動を行ってきました。しかし、ボランティア当事者への負担が大きく、満足のいく活動ができていない、参加したいが参加できない現状があります。それを解消すべく、クラウドファンディングをはじめ、皆様からご支援いただくことで少しでも多くの人数で参加し、意義のある活動をしていきたいと思っております。プロジェクト達成までどうぞよろしくお願いします。
この活動報告では、私たちの出発前の準備の様子や現地での活動状況を発信していきます。また、私たちのインスタグラムでは、私たちの活動に関する情報を紹介しています。ぜひご覧ください。
目標金額達成し、アンコールGV成功までメンバー全員力を合わせて頑張ってまいりますので、これからも応援のほどよろしくお願いします。
ストーリー
・今回の渡航GVで私たちが取り組む課題
今回私たちが渡航するカンボジアは、アジアの中でも最貧国として位置づけられていましたが、現在は他国の経済支援などを受け、高い経済発展を遂げています。しかし、農村部を中心にストリートチルドレンや児童労働、人身売買などがあとを絶たない状況が続いているため、まだまだ援助が必要とされています。ストリートチルドレンに着目すると、現在でも家を持たず、路上で寝泊まりしている子供たちが多く存在し、それによって感染症などの健康被害に侵される子供たちがいます。それを踏まえて、私たちハビタットAPUは、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」という理念のもと、このカンボジアの現状を私たちの手で変えたい、よりよい暮らしを提供したいと思い、今回カンボジアへの渡航(GV)を決定しました。
・ハビタットAPUとは
ハビタットAPUは、Habitat for Humanity Japanの学生支部の1つです。
Habitat for Humanityは、『誰もがきちんとした場所で暮らせる世界』をめざし、グローバルビレッジプログラム(GV)という住居建築支援活動を行っています。この活動では、衛生的でなかったり、安全とは言えない家に住んでいるホームーオーナーさんや大工さんなどとともに適切な家を建てる活動です。安心して暮らせる住まいは健全で豊かな生活を営むための基盤だとハビタットは考え、家の建築支援に加え、衛生設備の設置支援や建築技術の普及、災害に強いコミュニティ作りなど、住まいの改善・確保、コミュニティ全体の発展を目指した支援に取り組んでいます。
ハビタット・フォー・ヒューマニティは、活動を通じて、これからの社会を担う若者の育成に取り組むユースプログラムを設けています。日本では、全国の大学でハビタットの活動に賛同する学生団体をハビタットの学生支部(CC: キャンパスチャプター)として設けています。学生支部は全国に40CCもありそのうちの一つであるのが私たちハビタットAPUです。ハビタットAPUは、2023年の夏にGVに行くことができました。今回は、カンボジアに行き、2軒、家を建てることができました。家を建て終わった後は、ホームオーナーさんと喜びを分かち合えることができました。
・GVとは
GVとは、住宅を必要とするホームオーナー家族とボランティアが共に汗を流し、ホームオーナー家族の生活の基盤となる住宅の建築や修繕活動に参加するプログラムです。他にも、トイレや手洗い場といった衛生設備の設置のほか、その地域で必要とされる公共施設の建築なども行います。また、ボランティア参加者は一緒に活動するホームオーナーの話から学び、さまざまな活動を通してカンボジアの文化を知る機会を持ちます。去年のGVでは、最初はホームオーナーさん(HO)や子供たちから警戒されていましたが、後半はお花をくれたり、遊んだり、ワークをしたりとHOさんと距離が近くなることができました。そのような経験から長期的に支援することやボトムアップ型の支援を目指すことに対する意義が明確になったという感想もありました。GVというハビタット独自の支援を通して、他のボランティアでは得ることのできない経験を培ってきたいと思います。
・寄付募集する理由
前述させていただいたように、多くのメンバーに参加してもらうことで、GVでしか体験することができないような経験を積んでいきたいです。GVという家を建てることでボランティアとして貢献し、ホームオーナーさんとの関係も作ることのできる貴重な体験を多くのメンバーにしてもらいたいと思っております。そして、メンバーの成長が何か世界を支える一助になればと願っております。しかし、近年では円安が進み、数年前の渡航費と比べると約5万円もの差があり、メンバーの負担が大きくなっている現状があります。そのため、チャリティーカレーを販売することでそれらの費用の負担を減らす試みをしましたが、その活動だけでは賄いきれず、費用が原因で参加できないメンバーがいるのが現状です。皆さんのご支援によりGV経験者が増えるだけでなく、救える命、より多くの居場所の提供することができます。ご協力よろしくお願いいたします。
・代表から
今年度から、Habitat APUの代表を務めさせていただいている、林武です。代表を任されてから約半年間をかけて、これから渡航するカンボジアGVを成功させるためにメンバーと共にチーム内の中を深めるなど粉⾻砕⾝して頑張ってきました。私はGVプログラムに携わるのは今回で2度目になります。1回目のGVプログラムでは、有難いことに20⼈全員のハビタットAPUのメンバーでカンボジアに⾏き、私の人生史上最高の奉仕活動を行うことができました。この恵まれた機会は私⾃⾝も含めて、メンバー全員の成⻑に繋がったと感じております。また、現地の人々が自身の村を誇りに思い、⼤切にしている姿に触れることができたことは、私にとって忘れられない思い出となりました。また、家の完成に⾄るまで⻑い時間と労⼒がかかりましたが、その過程での喜びや達成感は計り知れません。このような貴重な経験をぜひ多くの学生に経験してほしいという思いと、発展途上国が抱える問題の1つである居住区の環境問題の改善に少しでも近づきたいという思いから今回のクラウドファンディングを行うことを決めました。
・ご寄付の使い道
頂いたご寄付は、活動資金の一部であるドネーションに活用させていただきます。ドネーションとは、渡航先で建築するときに使う木材など、必要資材に使われます。