前園長の三回忌
2024/9/18 10:50
本日2024年9月18日は前園長の三回忌です。
2018年に「ちょっとお腹痛いから医者行ってくるわ~」とフラっとお医者さんに診てもらいに行った時、膀胱に異物があることが発覚。膀胱がんでした。
驚き落ち込む家族とは裏腹に、本人ケロっとした様子でした。
大丈夫。治る治るって。
「あー医者にガンって告知された時、ガーンって言えば良かったなぁ~」なんて冗談まで言っていました。
家族に心配をかけたくがないために明るく振舞ってくれていたんです。
その後すぐに手術でがんを摘出。
5年経過観察をして異常がなければ完治と言われていました。
定期的に病院に通い、進行もなく、4年が経過。
あと1年で完治だねと言っていた矢先、お医者さんに「ガンが骨に転移しています。」と言われました。
この時ばかりは本人もかなりショックを受けていました。
そこからのガンの進行は早く、やれる治療は全てやってきましたが、余命半年を宣告されました。
その時はちょうど平和園の建替えの時期でした。
「平和園を建て替えるまでは死ねない。」
そういって気力で乗り切っていました。
体が弱ってきてからも平和園には絶対に行くと亡くなる3日前まで平和園に来て子どもやスタッフと交流していました。
食べ物もだんだんと食べられなくなっていました。
そんな時、福井県のSnowcafeというシフォンケーキのお店から一通のメールを頂きました。
「私事で恐縮ですが、15年ほど前に精巣がんの手術をした事があり、その時一度死んだ感じがしたので、現在はシフォンケーキを焼きながらオマケの残り人生をありがたく生きています。
ご家族でケーキを召し上がって頂けますか?
お代金は気になさらないで下さい
明るい波動が届きますように。
応援しています。」と。
感動しました。食べれなくなっていた時だったのに、ここのシフォンケーキは食べた瞬間、「美味しいね。もう1個ちょうだい」と言ったのです。
たくさんの方々に支えられ、2022年9月18日享年51歳で人生の幕を閉じました。
平和園の建て替えを行い2ヶ月経ってからのことでした。
立て替えるまでは死ねないと、本当に土地探しから含めたら5年間走り切ってくれました。
(↑夜も建て替えの様子を見にいく前園長)
平和園を1番愛していた前園長の意思を引き継ぎ、今私には何ができるのか、日々奮闘しております。
まずは前園長が大好きだった子どもたちを笑顔にしたい。
皆さんぜひ今月末まで行っております、このシンカブルにご支援よろしくお願いいたします。
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