被災地とこどもへ法的支援を届けたい! 法テラスの新たな取り組みにご支援を。

寄付先

特定公益増進法人 日本司法支援センター(法テラス)

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日本司法支援センター(法テラス)

支援総額

3,617,794円

/ 3,000,000円

120%
100%
  • 支援総額

    3,617,794円

  • 支援者数

    110人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

こどもに法的支援を届けたい④

2025/1/23 12:05

こどもに法的支援を届けたい④のメインビジュアル

 もっと早くに、こどもが法的支援につながっていたらと思うことがあります。

 例えば、Dさんのケースです(プライバシー保護のため一部事案を修正しています。)


 Dさん(高校1年生男子)は、この春、高校入学のお祝いに、スマートフォンを買ってもらいました。

 親とは学校の勉強の支障にならないようにという約束でしたが、次から次におすすめの動画が表示されるSNSに夢中になり、すぐにスマートフォンが手放せなくなりました。


 そんなある日、スマートフォンのショートメッセージに、こんなメッセージが届きました。

 「有料会員の利用料のお支払が確認できません。今月末までに20万円をお支払いください。お支払が確認できない場合、法的措置をとることを申し添えます。」


 有料会員の登録をした記憶はありませんでしたが、SNSに出てきたリンクを押したらアダルトサイトが表示されたことがありました。興味本意で、掲載されていた複数の動画を観たことがありました。

 Dさんは青ざめました。アダルトサイトの請求が来たとは、親には相談できませんでした。


 SNSで「高額バイト 即日バイト」などと入れて検索していると、こんな求人が出ていました。

 「段ボールを運ぶだけの簡単なお仕事です。1件5万円から。初心者歓迎。即日払い可。」

 これだと思ったDさんは、求人に応募しました。

 すると、すぐに連絡が来て、聞き慣れないメッセージアプリをインストールすることを促されました。

 アルバイトをするための登録に必要だと言われ、学生証やマイナンバーカードの写真も送りました。


 集まるよう指示された場所は郊外の民家。時間は深夜でした。ガシャンと窓ガラスを破る音が聞こえた後、高齢の女性の叫び声がしました。Dさんは渡された荷物を持って、言われたところまで走りました。


 翌日、インストールしたメッセージアプリに、追加の仕事を依頼するメッセージが届きました。

 Dさんは断りました。しかし、こう言われました。

 「お前はもう犯罪者なんだよ。身分証も住所もわかっている。逃げたらお前も家族もどうなるか…。」



 法テラスでは、こどもや若年者を対象とした法教育の取組を行なっています。

 法教育とは、法律専門家ではない一般の人々が、法や司法制度、これらの基礎になっている価値を理解し、法的なものの考え方を身に付けるための教育です。



 https://www.houterasu.or.jp/soshiki/97/adachi14highschool.html

 中学生向け法律講座「生活と法律」


 https://www.houterasu.or.jp/site/chihoujimusho-tokyo/241224.html

 若年者向け「闇バイト」被害防止研修


 「闇バイト」は犯罪です。

 Dさんも、法教育などによってその危険性を事前に十分わかっていれば、巻き込まれずに済んだはずです。

 加担を強要された時点でも、警察に保護を求めることができました。

 そもそも、動画を視聴する代わりに料金を支払うという明確な合意がなければ、契約は成立せず、料金の支払義務も発生しません。Dさんに最低限の契約の知識があれば、本件のような問題は起きませんでした。



 いただいたご寄付は、こどもや親に法的支援を届けるための活動等に使わせていただきます。


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〒1648721

東京都中野区本町1-32-2ハーモニータワー8階

050-3383-5333

https://www.houterasu.or.jp/

代表:丸島俊介

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