ドライバーMの「法テラス号」運行日誌①
2024/12/20 10:08

みなさんはじめまして。今年8月から「法テラス号」のドライバーを務め、各地での相談会運営を担当しているMと申します。
8月からこれまでの4か月半の間に志賀町、内灘町、珠洲市、七尾市、輪島市などへお伺いし、計13回の「法テラス号相談会」を開催してまいりました。
普段は金沢市内の「法テラス石川」で勤務しているのですが、「法テラス号」で能登方面へ出かけるたびに、まだまだ被害の爪痕がそこかしこに残るのを目の当たりにします。
また、相談会にお越しくださる皆様の中にはご高齢の方が少なくありません。加えて、弁護士には“敷居の高さ”があるのか、地域支え合いセンターの生活支援相談員さんなどに背中を押されて初めて法律相談を受けてくださった方も多くいらっしゃいました。
相談にお越しくださった皆様に「法テラス号相談はどうでしたか」とお尋ねすると「よかったです。きちっとアドバイスを頂き、お陰で前に進めそうです。」などと、うれしいお答えをいただきます。
そんな実情を見ると、やはり「法テラス号」でお住まい等の近くまで出向いて相談会を開催することには、移動に伴う物理的な負担、また、心理的な負担を減らし、必要な方に確実に法的支援をお届けするというかけがえのない価値があると実感します。少しでも被災された方々のお力になれるよう、引き続き頑張らなければと思います。
ところで、石川県での「法テラス号」の運行費用はいただいたご寄付で賄われています。具体的には車両リース料、駐車場代、任意保険料、ガソリン代などです。
被災地での法的支援へのニーズは、ある程度時間が経ってから生じてくるということがこれまでの被災地支援の経験から言われています。「法テラス号」にとってもむしろこれからが本番となりそうです。
引き続き能登に「法テラス号」を!
ぜひ皆様のご支援をお願いします。
(撮影地)輪島市
(撮影地)七尾市
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