本団体では里親が見つかりづらい1歳以上の猫ちゃんや、(人に感染らない)病気を持っていたり、人からの虐待や事故等で体が不自由な猫たちを積極的に受け入れております。そもそも保護する猫と里親希望者さんとの生活環境等のマッチングが上手くいけば幸せな家庭を見つけられると信じていまが、wanyanc.での生涯飼育になる猫も多いです。このため少しでも餌代や病院代等を助けてくれる方をお待ちしております。
ストーリー
【初めまして】
まずはwanyanc.の立ち上げまでの経緯をお話させてください。
今から約10年前に知人の勧めで生後3ヶ月のスコティッシュフォールドを迎えました。
この時は知人がペットショップから【買ってきた】子です。
少ししてこの子のお友達を探していたところ、保護猫ちゃんという存在に気付き、当時3ヶ月で人を怖がる(シャーシャーして噛みつく)黒猫ちゃんを引き取りました。
並行してこのスコティッシュフォールドの避妊手術後に「この子元々心臓に問題がありますね」と言われ、ペットショップから購入して1.5ヶ月くらいだったので、色々疑問に思い調べていくうちに、心臓病と分かっていて販売しているのか、もしくはそういったものも知らずに販売しているのか…
という疑問と同時に同じスコティシュでも耳折れが人気であるが、遺伝子的に劣性遺伝を持っており、可愛いけれど軟骨異形成という病気を持っているなどを知りました。(結局このスコティッシュフォールドは5年半で命を閉じました)
その後は保護猫を受け入れつつ、自宅の近くで野良猫が大量発生している状況を見て、実際に保護活動を始めました。その間TNR(保護して避妊去勢手術をして、元の場所に戻す)された猫が何匹も保護器にかかりました。理由は簡単で、TNRされても餌にありつけない猫が多いのです。また保護する過程で、糞尿被害にあっている方や猫は好きだけど飼えないから餌だけ上げているなど様々な立場の方のお話を聞いた結果、【この問題も何とかしないと】と思い、今年1月に本団体を立ち上げました。
【聞いてください】
子猫は里親が見つかりやすいですが、本団体ではタイトルの通り
- 老猫
- 病気持ち猫(人間には伝染りません)
- 事故や虐待にて五体満足ではない猫ちゃん
も積極的に受け入れています。またTNR(保護して避妊去勢して、元の居場所に戻す)は有名でも、結局ご飯にありつけず、再度保護器にかかる猫たちがとても多いです。そして本来は甘えたいのに、最初はびくびくしながらご飯を食べたりまだまだ人間不信でダッシュで逃げたり少し甘えてみようかとしてみたり…試行錯誤している子がたくさんいます。
【ご飯にありつけなかったり、心を病んだ猫たちの成長】
特に虐待を受けた子については、片手も無くエイズの状態で3年前に迎え入れましたが最初は人の気配を感じるとシャーして、ちょっとでも近寄ろうものなら暴れて噛みつくなど当たり前でしたが、ケージから出して自由に過ごさせているうちに3年でようやく眼の前に餌を出しても一切手を出さなくなりました。
遠慮がちだった猫たちも、「ここでは甘えて良いんだ」と認識して人馴れし、最終的に人間と一緒に寝る子もいます。時間はかかりますが、【猫たちは自分がどうやったら幸せになるのか】をメインに日々過ごしております。
【皆様へのお願い】
上記に書いたように、すぐには里親さんが見つからない子はたくさんいます。とは言え諦めずに人馴れも行っていますが、今まで野良猫として生きてきた過程により、非常に長い時間をかける必要があったり、人に伝染らない病気とは言えまだ小さいのに敬遠されたりという状況です。現状では猫ちゃんの餌代、病院代が重くのしかかっており(猫の状況にもよりますが、病院代は多いときでは月6万ほど)他には餌(ドライ/ウェット)、おやつ、トイレ砂等消耗品だけで月に5万程掛かっています。特に大きいのは病院代です。 病院に行けなかっただけで命を落とした猫たちをたくさん見ています。 皆さんがいつも飲んでいるコーヒーやお茶、ランチ1回分(500円~)でこの猫たちの幸せを守ってください。