<アースマンシップの設立は1996年>
代表の岡田淳は、アースマンシップを立ち上げる前、C.W.ニコルさんがコアメンバーとして始めたプロのレンジャー養成専門学校に立ち上げから参加、シニアインストラクターとして指導を担当しました。
この経験を経て、一握りの専門家を育てるより、この地球上に生きるすべての人が、自然とつながり、すべての命を上下関係なく大切に思えることが大事だと考え、1996年4月にアースマンシップをスタートさせました。
アースマンシップという名前は「地球人としての心/スピリット」を表しています。
<2000年に始まった子どもプログラム>
小学校1年生になった娘から「キャンプに行きたい」と言われたその一言から、アースマンシップの子どもキャンプは生まれました。
1年目の参加者は5名。そこから倍々に参加者が増え、今年でちょうど24年目を迎えるこの「夏ののびのびキャンプ」には、今までに1,300人を超える子どもたちが参加してくれました。
特別に許されたすばらしい環境(=ストーリーに詳しく書いていますのでお読みください)の中で行われるこのプログラムは、子どもがひとりの人間としてしっかりした根と軸を育てる貴重な機会です。
公教育では得られない学びあるこのプログラムを今後も健全な形で継続していくために、次のステップとして【場所の確保や整備】と【若い世代の指導者の育成】に力を入れたいと思います。
地球の明るい未来を次の世代に引き継いでいくために、子どもの健全な育ちを多くのみなさまと一緒にサポートしていきたいと思います。
ぜひお力をお貸しください。
ストーリー
◆アースマンシップのプログラム「夏ののびのびキャンプ」
アースマンシップは1996年に設立された団体ですが、NPO法人になったのは2014年6月25日。
NPO法人としては今年で10歳になります。
団体の設立からは28年、のびのびキャンプはスタートから24年目を迎える今年、「のびのびキャンプ」の貴重性を改めて再確認し、次のステージに向かうためにみなさまのお力をいただきたいと思い、このキャンペーンを立ち上げました。
まず「夏ののびのびキャンプ」とはどんなキャンプなのかをお話しさせていただきます。
◆フィールド
奥多摩にある手付かずの素晴らしい自然に囲まれた自分たちだけが使える場所です。電気もガスも水道もありませんが、すくって飲めるほどの美しい水が流れ、生活に必要なものは自分たちの労働と工夫を加えれば、全て揃っている環境です。
◆ プログラムがない
決められた課題やプログラムはありません。
与えられたものをこなすのではなく、自分が今何をしたいのか、何を楽しいと思うのか、何が嫌なのかをしっかり感じてわかることがとても大切だと私たちは考えます。何のために今この時間を使うのか、それを能動的に考えられる力を育てる時間です。
同時にルールをたくさん作って子どもを管理するのではなく、自分の安全は自分で守る意識とそのための知恵と力を育てます。
◆ 生きるための労働
このキャンプはプログラムがないので、自分の好きなことをできます。ただ、生活に便利なものが何もない場所で過ごすためには、しなければならない労働ー例えば 水汲み、食事作り、食事の片付け、キャンプ地の整備、テント内の掃除などーというのはたくさんあります。そういう生活するため(生きるため)の労働は全員で行います。その労働の中には、学校で算数、国語、理科、社会としてバラバラに学んでいるいろんなことがたくさん存在します。それをどこまで自分の中で繋げていけるか。これは楽しい挑戦です。
◆存在価値のない人間はいない
人はできることに自信を持つ生き物なので、いろんなことができる人が優れていて、できない人は劣っていると考えがちです。でも本当にそうでしょうか。誰かと比べてできるとか、できないとか、そんなことで優劣を競うことにアースマンシップは疑問を感じます。
私たちはほとんどの人の場合生まれてきた時のことを覚えていないのですが、実は私たちは一番最初に偉業を成し遂げてこの世に生まれてきています。生まれること自体が奇跡の塊。それをくぐり抜けてこなかった人は誰一人存在しません。
そのことを思うとき、何かができる、できないではなく、今 生きていることに自信を持ちたいと思うのです。自分という存在は、誰にも代わることのできない命であることを大人も子どももみんながわかることがとても大切だと思います。
◆夏ののびのびキャンプを継続させるために必要なこと
このような、公教育では得られない学びあるこのプログラムを今後も健全な形で継続していくために、次のステージとして「場所の継続確保と整備」そして「若い世代の指導者の育成」に力を入れたいと思います。
特に指導者の育成はとても重要です。フリープログラム(決められたプログラムがないもの)はいろいろな子どもの希望や状態をよく見て対応する必要があるため、自然が好き、子どもが好きというだけでは務まりません。全体を見る力を持った、より高度な指導力が求められ、その力のある指導者を育成する必要があります。
◆みんなで力を合わて
地球の明るい未来を次の世代に引き継いでいくために、大人である私たちは子どもの健全な育ちをしっかりサポートする義務があると思います。そしてそれをすることで私たち自身も成長することができるのだろうと思います。
多くのみなさまと一緒に、次の世代に命を繋ぐためのアクションを起こしたいと思います。
=寄附金の使い道=
【場所の確保や整備】
●キャンプ地を健全な状態に保つため、定期的な周辺の森の整備(木の間伐や手入れ)に関わる人件費と道具購入費用
【若い世代の指導者の育成】
●指導者育成のためのトレーニングプログラムの構築と実施に関わる人件費
●若い世代が経験を積むことで指導者として育つためのOJT(On the Job Training)にかかる人件費、交通費などの諸経費
<寄附金控除について>
アースマンシップは東京都より認定を受けた認定NPO法人です。
ご寄付は税控除の対象となります。
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