こどもとみんなの居場所”いるか家”が地域で愛され継続出来るためのバースデードネーション

寄付先

NPO法人 フリースクールまいまい

誕生日

4月1日

代表

支援総額

72,332円

/ 500,000円

14%
  • 支援総額

    72,332円

  • 支援者数

    12人

  • 残り

    22日

  • 開始日

    2024年4月13日

  • 終了日

    2024年5月26日

寄付して支援する

フリースクールまいまいは2002年に伊豆大島で設立されたNPO法人です。

設立当初は不登校の子ども支援を中心としてきましたが、自分らしく過ごすことを目標として、当初から世界を広く見つめる体験活動を重視しており、多様な参加者を受け入れてきました。

現在、世の中はあやふやでどこに向かうべきか不安で苦しい人が増えていますが、まいまいは今も広い視野を持ち、「自分の隣人を理解しようとし尊重出来る人が集まる社会はきっと平和で楽しい!」と信じて、その世界を作るために日々、体験と語らいを大事にした活動を続けています。

「人の温もりと居場所を求め繁華街に向かう人々が背負うリスクを小さくしたい。若者の願わぬ被害を防ぎたい。」という思いから”いるか家”は繁華街に近い事にこだわり、渋谷を活動拠点としました。

都心部に拠点を構えるのは運営に多大な負荷がかかります。この運営費用を寄付で支えていただきたいと思い、今回のバースデードネーション企画をいたします。

ストーリー

人はそれぞれ、命まるごと大切に扱ってもらえる存在であるはずです。

しかし日本には、自分が何者か?と感じるよりも先にそこに「普通」という名の線路があり、そのルートを歩かされている人がたくさんいます。自分を保護してくれるはずの養育者の病のケアに追われ、あるいはその絶対的な価値観に従い、自分を殺して生きることが当たり前と思って育つ人もいます。いざ大人になり自由を得られたと思ったとたんに生きづらさに直面して、生きる上での「安心」を手に入れられない人が少なからずいます。

現状の社会制度の中で助けを得て癒される人がいる一方で、なんとか自分の力で集団の中に留まりながら苦しさから解放されない人もいます。絡み合った心の中の糸を、少しずつ解きほぐしながら、どのような形の応援があれば楽になれるのか、一緒に考える伴走のお役目を、フリースクールまいまいは続けています。以下に、活動内容の一部を具体的にご紹介いたします。

◼︎活動内容

癒しのサロン:ものづくり(布ぞうり、書道、ブックカバー)をしながらのおしゃべりや、マッサージ、占いなどを通じた内面を見つめる時間を持っています。人は同じような体験をしている人と内面を共有することで、自分のストーリーを捉え直し前に進むことができます。癒しのサロンでは、今日のしんどさを優しく包み込み、また明日に向かうエネルギーを編み出しています。

こどもキャンプ:都心のこどもの生活は学校・塾・ネットに偏りがち。令和5年度は都心部に住むこどもたちを連れて新島の満天の星の下でキャンプを実施しました。波の音を聞きながらテントで眠る体験はこどもを大きく育てます。次は大島が舞台の予定です。

誰でも食堂:「孤育ての負荷による虐待を防ぎたい。ワンオペのママに少しでも家事をサボってもらいたい。」そんな思いから土曜の夜に楽しい団らんご飯の時間を作っています。ご馳走様のあとには遊びタイムが始まり、お子さんの遊ぶ傍らでママたちの情報交換が始まります。

マイノリティの周知活動:「知らない」から起きる悪意の無い回避、その小さな言動から差別や敵対視が始まります。「知らない」世界に足を踏み入れその人々の言葉に耳を傾ける心を醸成したいとまいまいは考えています。令和5年度には「社会的養護出身者の語り」や「デフリンピック選手との交流会」を開催しました。以後も「知的なハンデについて」や「性のこと」など、様々な「実は分かっていないこと」を地域一般の方へ紹介し、多様な人々が当たり前に和やかに交われる世界を作る一端を担っていきます。

こどもの居場所大会in東京:民間の小さなマンパワーで居場所を運営している団体の活動力を高めたい。そんな思いから同じように居場所を運営している団体を集めて「居場所大会」を開催しました。団体同士では横の繋がり、そして行政の最新情報の共有が出来ました。また、居場所を求める人にとってはどのような居場所があるのかを知れる良い機会となりました。開催の反響を受けて第2回も実施される見込みです。

他にも数々の企画がありそれぞれにストーリーがあります。次に、このような活動はどんな成果をもたらしたのか、お伝えいたします。

◼︎これまでの成果

癒しのサロンでは、同じような体験をしている人が定期的に集まって語れる場を作ることで、新しく強い輪が出来ています。 こどもキャンプは、コロナで消極的になってしまった子が再び積極性を取り戻したなど、参加した子どもの変化が見てとれる活動となっています。 誰でも食堂では、普段「早くして!」と子どもに言ってしまいがちなママも、ここで子どもの遊ぶ姿を見守りながら自分もおしゃべりが出来て、とてもリラックスしています。1対1の行き詰まり解消に役立っているようですし、ここで得られる情報が生活の助けになっている事もあります。 マイノリティの周知活動では、手話を覚えようとする子が出てきて、定期的な手話交流会に発展していますし、ケアリーバー(社会的養護のケアから離れた子ども・若者のこと)が実際に食事しに集まってくるなど、そのご縁が広がっています。今まで触れ合うことの無かった人と生身の交流をすることで、その多様な世界がぐんと身近なものになっています。

なぜ今ドネーションなのか

このような非判断的で多様なサポートオプションのある居場所がある事で、似たような悩みを抱える方が集い、ピアサポートが可能になり、苦しみから解放されることに繋がります。「こんなことで人に頼ってはいけないかな」と思っている方が、ふと「話してみようかな」という気持ちになって支援の手に繋がることがあります。ここで顔が繋がった人同士が世界を広げて次の一歩を踏み出すきっかけにもなります。このような場は自己受容への旅と社会的孤立感の軽減に役立ちます。

人々がふらっと立ち寄り、語っていける場を作るためには常設の場が必要です。その場を借りるのに月々14万7千円の家賃及び光熱費がかかります。宿泊にも対応できるよう居住しながら活動している代表の鴻池が月々の家賃のうち10万7千円を支払っていますが、残り4万は団体が賃料を支払うことを会計予算立てしています。しかし、実際には毎月4万の家賃を支払うための資金が集められず、継続的に法人が代表に借金をしている状態にあります。これをまず返済することで、次年度以降も場を維持していく事が第一の目的です。

活動資金を応援していただくことの効果について

まずは、フリースクールの運営に必要な基本的な経費—家賃、光熱費、スタッフへの謝礼、そして日々の消耗品購入—を賄うことを目標としています。これらの基本的な費用を確保することで、私たちの活動を継続し、より多くの方々に居場所を提供できるようになります。

そして中期的には、事務スタッフの経費を支払い、より専門的なファンドレイジングや事業受託、経理業務を円滑に進められるようになることを目指します。また、多様な方々が利用できるような環境整備にも力を入れていきたいです。

最終的な目標は、私たちの活動を次の世代へと継承し、地域社会でのこのような「居場所」が自立し、持続可能なものになることです。これは、活動のバトンを他の人々へと渡し、地域社会に根ざした存続を図ることを意味します。

今回のクラウドファンディングを通じて集めた資金は、このロードマップを実現するための重要なステップであり、私たちの活動が地域社会において長期的に影響を与える基盤となります。

皆様からの熱いご支援を心よりお待ちしております。

NPO法人

フリースクールまいまい

https://irukayainfo1.wixsite.com/home

代表:鴻池友江

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