核兵器のない世界に向けて、私たちは岐路に立たされています。核戦争のリスクがかつてなく高まっている今こそ、市民一人一人の行動と、それが社会の変化に繋がるようコーディネートしていくキャンペーンとスタッフの存在が必要です。
そこで、唯一の戦争被爆国である日本が核兵器禁止条約に参加することを目指す、一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」が4月に立ち上がりました。すでに1名のフルタイムスタッフを雇用し、核兵器のない世界に向けて奔走しています!
これからは、核兵器禁止条約に賛同する議員を増やす活動や、被爆80年に核兵器の非人道性に関する国際会議を開催するなど、大きく活動を展開していきます。
日本キャンペーンがこれから大きく展開し、発展していくために、一緒にキャンペーンを作り育んでくださる「マンスリーサポーター」150名を募ります!核なき世界を日本から、あなたの力が必要です。
◆主催:一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」
◆期間:2024年4月5日(金)〜5月31日(金)
◆目標サポーター数:150名
◆特典:オンラインコミュニティへの招待、活動報告レポート等
ストーリー
核兵器のない世界は、つくれます
世界には1万2000発以上の核兵器が存在します。核兵器はひとたび使われれば、取り返しのつかない非人道的な結果を全世界にもたらします。
それにもかかわらず、核保有国であるロシアによるウクライナ侵攻と核の脅し、イスラエルの閣僚やアメリカの国会議員による原爆投下をほのめかす発言などが相次いでいます。かつてないほど核兵器使用のリスクが高まっている今こそ、核兵器をなくすための行動が必要です。
核兵器の開発、保有、使用を含め、核兵器を全面的に禁止したのが、核兵器禁止条約です。2021年に発効したこの条約に、すでに世界の半数近くの国が加わっています。
しかし、日本はまだそこに加わっていません。
日本は、条約へのオブザーバー参加や東アジアの緊張緩和など、5つのステップを一つずつ達成していくことで、核兵器禁止条約に加わることができます。
それを実現するためには、私たち一人一人の知恵と力が必要です。また、それらをコーディネートし、全ての政党の議員や政府への働きかけや核兵器をなくすためのフォーラムの開催など、日本社会を変えていく取り組みを現実の上で進めていくキャンペーンのスタッフ体制が重要です。
「核兵器をなくす日本キャンペーン」ついに発足!
そうした問題意識から、私たちは「核兵器をなくす日本キャンペーン」(以下「日本キャンペーン」)を立ち上げました。これは多くの団体・個人が集う「核兵器廃絶日本NGO連絡会」を母体とするキャンペーンです。4月1日付で一般社団法人として設立され、核兵器のない世界に向けて本格始動しています!
https://nuclearabolitionjpn.com
昨年夏に実施した日本キャンペーン立ち上げのためのクラウドファンディングでは約800名もの方々から1,000万円以上のご支援を頂き、「Campfireクラウドファンディングアワード2023」にもノミネートされました。
皆さまからのご支援によって、この半年間で、日本キャンペーンを大きく前進させることができました!
https://camp-fire.jp/projects/view/685805
フルタイムスタッフ勤務開始!
今年1月からにはフルタイムスタッフとして浅野英男さん(27歳)を雇用しています。浅野さんは、日本各地への訪問や企画・調整など、日本キャンペーンのために奔走しています。
3月には、日本キャンペーン理事である川崎哲ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)国際運営委員とともに石原宏高内閣総理大臣補佐官(核軍縮・不拡散問題担当)を表敬訪問。核兵器核兵器禁止条約や被爆80年への取り組みなどについて議論しました。
この半年間で、国会議員討論会を2回開催することができました。討論会では、党派を超えて核兵器禁止条約への賛同や締約国会議へのオブザーバー参加を求める声が挙げられるようになり、有意義な議論が積み上げられています。
着実に広がる日本キャンペーンの輪
核兵器禁止条約への日本の参加を求める日本キャンペーンの輪は、市民のあいだで大きく広がってきています!
例えば、日本キャンペーンが「核兵器をなくすための一歩」を踏み出す場所になっていますーー「自分もなにかしたい!」という想いを持った人々が、日本キャンペーンボランティアとして参加し、積極的に活動しています。今年1月には、核兵器禁止条約発効3周年を記念して「全国中継 核なき世界を日本から」を日本キャンペーンボランティアで企画・実施し、日本全国からの3周年を祝うメッセージを発信しました!
https://nuclearabolitionjpn.com/archives/737
日本キャンペーンのこれから
日本キャンペーンでは今後、「政治への働きかけ」と「市民への働きかけ」の2つを柱に活動していきます。
政治での議論を「前に進める」
現時点で核兵器禁止条約に賛同を表明している国会議員はいまだ「36%」。多くの議員は「未回答」で、自分の立場すらも明確にしていない状況です。
こうした状況を変えていくため、私たちは全政党の議員および政府への働きかけを強化します。粘り強い働きかけを通じて、まずは50%以上の議員が条約に賛同する状態を目指します。そして、日本の核兵器禁止条約に向けて政治での議論をさらに前に進めます!
多様な人たちが「核兵器廃絶」を語る社会を
これまで、被爆者をはじめ核兵器廃絶に取り組む市民たちが声を挙げてきました。日本がさらに前進していくには、多様な人たちが「核兵器廃絶」を求めていくことが必要です。
核兵器は安全保障だけの問題ではありません。日本キャンペーンは、環境やジェンダー、人権問題などに取り組む市民団体やビジネス・セクター、教育現場などとの連携を進めていきます。
多くの人たちと横に繋がり、協働するきっかけを作ることで、数十万から百万単位の人が「核兵器廃絶」を語る社会を目指します!
被爆80年に「核兵器の非人道性」に関する国際会議の開催を!
来年2025年は、被爆80年にあたります。日本キャンペーンとしてはこの年に、核兵器の非人道性に関する大きな国際会議を開催したいと考えています。改めて核戦争の悲惨さを世界に発信することで、多様な人が核兵器廃絶を目指し、政治を変えていく大きな流れを作り出します!
日本キャンペーンサポーターになってください!
こうした今後の活動を大きく発展させていくためには、スタッフ体制の維持・強化やフォーラム企画のために、皆さまからの継続的なご寄付が必要です。
上記の通り、日本キャンペーンは今年度に約2000万円の予算を見込んでいます。
そのうち約800万円を個人からのご寄付に頼りたいと考えています。
例えば、今回のマンスリーサポーター募集で150名から平均で月3000円のご寄付が集まると、目標額の約3分の2をを達成することができます。
また、ご寄付いただいた皆さまについては、サポーターが参加できるオンラインコミュニティ(希望制)にご招待させていただきます。
核兵器のない世界を実現するために、オンラインコミュニティやボランティアへの参加を通じて、ぜひ皆さまのお力を貸してください!
「核なき世界を日本から」ともに作っていきましょう!