各曜日に1名ずつの学生ボランティアさんを増員するためにセカンドゴールにチャレンジします!
2024/2/20 21:13
こんなに子ども達が親しんでくれる大人になれて嬉しいです
3年前、一人の大学生さんがフリースクールのボランティアとして加わりました。彼女はこれまで子ども達と関わった経験がなく、最初はどうしたらいいか分からないといった様子でした。
先輩ボランティアさんよりも消極的で受け身なことの方が多く、困っている様子を見かけるたびに、「大丈夫だよ、次はこんな活動に誘ってみたらどうかな?」などのアドバイスをしていました。
半年ほど経った頃でしょうか。
彼女と生徒たちの関係がどんどん良くなっていることに気づきました。彼女に見せる生徒たちの表情が柔らかくなったり、楽しそうにおしゃべりしていたり、いい変化がどんどん表れてきました。
「最近いい感じだけど、慣れてきたからかな?」と聞いたら違いました。
毎週の活動が終わったら、自分なりに出来事をふり返り、次週の関わり方を考える習慣を持つようにしたそうです。それだけでなく、大学の図書館で教育や不登校についての本を借りて読んでいました。
彼女の向上心にとても驚きました。
その日からは、生徒たちが帰ったあとにボランティアさんとその日の活動をふり返り、次回の方針や関わり方の工夫を一緒に考える時間を取るようにしました。
2年後、ボランティアさんが卒業する日
スタッフそっちのけでボランティアさんと話す生徒たち。帰る時間になっても別れを惜しむように、いつまでもおしゃべりをしている姿から、本当に彼女のことを親しく思っていることが伝わってきました。
長く在籍している生徒は、今でも彼女をことをたびたび思い出して「最近何してるんかなー?」と言っています。
全てのボランティアさんが、3年前の彼女と同じように生徒たちと関係を築けるとは限りません。授業や就活の関係で、半年ほどでやむなく卒業してしまう学生さんもいます。
しかし、学生ボランティアさんとの出会いひとつひとつが、フリースクールに通う生徒にとってかけがえのないものであり、新たな刺激や学びとなっています。
セカンドゴールでは、ボランティアさんの増員をめざしたいと考えています。もしセカンドゴールを達成することができたら、5名(各曜日に1名ずつ)のボランティアさんを来年度は増員できる見通しです。
いろんな大人や生徒がいて、居心地のいい場所であり続けるために、残り日数はわずかですが、セカンドゴール達成に向けた温かいご支援をどうかお願いいたします。
← 活動報告一覧へ戻る