SOMA（ソマ）

「自然環境の自治」をテーマに、農学博士 瀬戸 昌宣（SOMA代表）が自然環境再生プロジェクト「山結び（やまむすび）」を専門家・実践家と共に行なっており、毎月開催されるイベントでは参加者自らが知識やスキルを身につけることもできます。

日本の里山を再生することで山・海・地域が豊かになります。山に人が入り、子供たちが山に入り、学校では学べない経験も自然の中で育んでいます。また、自然環境を自治することによる「防災」についてもお話ししています。

日本の自然環境再生を持続的に行い、地域の人々が自治していくためにはどうすればいいのかを実践を通して学べる「山結び」への寄付をお願いします。お礼として、地球守 高田宏臣氏、YAMAP 春山慶彦氏が登壇する「第３回山結びフォーラム」のアーカイブ動画先行視聴権をお渡しします。オンライン配信は行なわないのでここでしか見られない貴重な映像となっております。

【あなたの力で自然を再生しよう】誰でもできる自然環境再生のことをもっと知って欲しい！

山結びサポーター

「世の中をちょっと面白くする」をモットーに生きてます。

4月21日は第12回山結びを開催しました。参加者は20名を超え、初参加の方が半分くらいいらっしゃいました。山結びをどこで知ったかをお聞きすると、知人の勧めでという方がほとんど。こんな風に口コミで広がっていくのは嬉しいですね。今回は、午前中は山頂で作業し、午後からは雨がけっこう降ったので下山し座学を行いました。山頂の作業では、日本全国で多発しているナラ枯れ問題についての話を聞き、なぜナラ枯れが起こるのか、どうすればそれを防げるのかを広い視点で学び、対策を実践してきました。 <img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/9cd8d1bf-f2eb-4321-b421-d9947c31df3d.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/7b652d9a-214f-4479-8d25-8d86071046c3.jpg"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/a367bcbf-723e-4d33-b7d8-1caad02792f8.jpg"> 午後の座学では、参加者さんからの質問をメインに、代表の瀬戸がアカデミックな角度からお答えし、みなさんの疑問にアドバイスをしました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/6415e885-3802-4413-8f45-da5fc8976647.jpg"> 自然を相手の自然環境再生は、答えがありそうでなかったり、これだ！と思ってやっていることが場所が変われば効果がなかったりと、常に手探りです。だから、毎月山に入り答え合わせをして、改善し続ける必要がありますね。

第12回山結びレポート

3/16は第11回山結びの日でした。今回は植栽のための地ごしらえの作業を行いました。土を耕し苗分の穴を掘りそのまま植えるのではなく、苗が気持ちよく成長できるように寝床をふかふかにしてあげる作業が地ごしらえです。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/b1235c46-9b3f-4b32-aeda-beb04ea87b74.jpg" width="561px"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/5bb9ddb4-2bdf-41df-9fad-8c17f4bbdc12.jpg" width="561px">宮地山山頂4〜5箇所に植栽をするためにみんなで地ごしらえ。土を耕し、保水ができるように穴を掘り石で調整し、炭をまき、藁と枯葉で整えて、土を適当にドサっと被せる。そうすることで水と空気が適度に入り、藁や枯葉に菌糸がついて豊かな土壌が生まれます。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/4f3b5ea7-3e8b-4c99-83a7-6843a9da327b.jpg" width="561px"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/23686ef0-3444-491c-b8fb-aa1d62b2aac6.jpg" width="561px"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/52cca0be-3e57-4cf4-be45-4a3319c211b6.jpg" width="561px">子供たちは初めて見る伐採作業に釘付け。木の倒れる迫力や切り株から漂う香りを五感で楽しめたと思います。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/7c4749e0-7879-4fb2-ba65-d0e525d5db95.jpg" width="561px"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/1d1ef513-1a28-4b6d-a939-ad029d819e42.jpg" width="561px">4月の山結びは4/21（日）開催です。詳しくは山結び公式ウェブサイトへ。↓山結び公式ウェブサイト↓<a href="https://yamamusubi.nposoma.org/" rel="noopener noreferrer nofollow">https://yamamusubi.nposoma.org/</a>

第11回山結びレポート

過去最多のご来場者数で会場には熱気があふれておりました。ロビーには頼りになるボランティアスタッフとして山結び参加者の方々の顔が並び、SOMAと地球守の書籍やグッズ販売、アフターアワーでの歓談、子どもスタッフの募金活動などの新しい試みもフォーラムに花を添えてくれました。あらためて、ご来場の皆様、ボランティアスタッフの皆様、関係者の皆様、そしてご寄付いただいた皆様、支えてくださる全ての方々に心から感謝申し上げます。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/a5bb5478-0c2a-49ac-b1f8-011d02f78e3f.jpg" width="561px">フォーラムのテーマは「土木再考〜土と木とひとの関係を再生する〜」と銘打ちました。現代建築に生きる私たちの暮らしの中では、ひとと土と木の関係性が根本的に断たれていると常々感じていたからです。今回登壇された高田宏臣さんが、年始の能登半島地震を現地の8階建ホテルで被災された際のレポートを読むにつけ、今語るべきテーマであると確信しました。対談に先立つオープニングトークでは、今日のテーマをより深く理解するためのキーワードをいくつか紹介しました。「問題は環境から生まれる」「自然環境の自治」「観察・生態学的視点・美意識」「滞りを解消する」「強さとは何か」「部分と全体」これらを手がかりに高田さんとの対談『環境土木と出会う』へ移りました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/ddd83e1f-c92b-49fa-848b-e86c6435c2e6.jpg" width="561px">高田さんは、地形、土、地震とさまざまな事実と視座を提示しながら、より深く自然と向き合う姿勢について繰り返し問われました。なかでも地震による土地の液状化がそれまでの暮らしや文化を根こそぎ破壊してしまうことへの強い懸念をもち、特に能登半島地震では予想されていなかった場所で、それも広域に液状化が発生したことを憂慮されていました。液状化のリスクは、地中の水の動きが滞ることで増加します。水との付き合い方そのものが問われるのです。土木の造作を通じて、目に見える水だけでなく、目に見えない水とどれだけ呼応し合えるか。治水のあり方そして全体性を意識したこれからの建築や土木の考え方次第で、地震との付き合い方も大きく変わるであろうことが示されました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/b30ec720-347f-43b7-9a59-4fadaa8b13f7.jpg" width="561px">春山慶彦さんを加えたパネルディスカッション『土木再興（どぼくをふたたびおこす）』は、「地域とは何か？」という春山さんの問いから始まりました。土地と生きるということ、その土地の文化や伝統を残す・思い出す・伝えることの意味を語りつつ、地形、地名、信仰、言語…三者三様の視点を重ねていくうちに、話は生きるということの精神性にまで及びます。空海や中村哲さんなど、土木を通して理想を現実に変えてきた偉人たちも登場し、多くの方に「土木」は希望であると思っていただけたのではないかと思います。高田さんと春山さんはこの日が初対面。この３人が揃って語らう場はこの日、このフォーラムが初めてでしたが、60分の予定を70分に延長してまで語り尽くした鼎談は、あっという間でした。3人の熱量を、ぜひアーカイブで感じてください。山結びの活動を始めてから、「何かしたいけど何をすれば良いか分からなかった。具体的な行動を示してくれてありがたい。」と嬉しい言葉をかけていただくことがあります。私たちが生きて行くというのは、まさしく具体そのものです。生きるというのは、仮想現実の話ではありません。自分の足で土地に立ち、土地と対話し、生かされる。そして、自分の手で、土地に手を入れ、土地を生かす。そのための具体的な一歩として「土木」は誰でもできる、間違いないものではないかと思います。まずは、ご自分の身の回りの土を触ってみてください。最後に、共に素晴らしい時間を形作ってくださった高田宏臣さん、春山慶彦さんへ、心からの敬意とともに感謝を申し上げます。NPO法人SOMA 代表理事瀬戸昌宣<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/d7b1e8eb-34c3-49ee-abda-957ae6599c7f.jpg" width="561px"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/2330e354-42bd-48ac-b786-c85df700b6f2.jpg" width="561px"><img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/ce7acf37-e197-447c-8124-f5f6aa4b67b7.jpg" width="561px">

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