地域密着型探究学習プログラム「BEAU LABO」は、2024年1月で4周年を迎えました。一人でも多くの高校生が自分自身の興味関心についてより深めていくことができる機会をつくりたいという思いで立ち上げて気づけば今になってました。これからより多くの企業の方々等を協働して、地域社会で高校生たちが「好奇心を追求できる」環境づくりをしていきたいと思っています!
ストーリー
気づけば、23歳になってしました。20歳を超えて以降の誕生日は何とも言えない感覚になります。大学1年生の時にはじめた「BEAU LABO」も活動から事業になり、もう始めてから4年が経ちました。より多くの高校生に学びの機会をつくること、量と質両方を見ながら、様々な企業や地域と若者との関係性を丁寧につくっていくことを今現在は頑張って取り組んでおります。
福井県だけではなく、滋賀県や岐阜県など近隣の都道府県の方ともやり取りさせていただくことも多く、今年はエリア数を増やすことが1つの目標です。
■ 私とBEAU LABOとの繋がり
高校時代、探究活動をしていた僕は「福井なんて何もない」と思っていました。地元に対してポジティブな印象を持つことはほとんどなかったです。しかし、高校時代に地域活動等に積極的に参加したり政策コンペに出て自治たちの方と関わる過程で様々な地域で頑張る大人と出会いました。その時に、「どんなにすばらしいプレゼンを作るより、小さくてもいいから自分で作って動かしてみることが大事なんだと。そういえば生徒会長をやっていたときに学校祭も自分たちの考えで変えていったことを思い出しました。これまではまちづくりというと、市長の号令だったり議員さんが上で決めたことをやる、というイメージでしたが、そうじゃない、一人ひとりの活動が積み重なってできているものだと理解しました」。
そしてその機会が大きなきっかけとなり地元でやりたいことができ、地域について経済的な視点を学びたい、地域の産業や財政から福井を学びたい、そうした理由で福井県立大学経済学部に進学を決めました。
この高校時代の自分自身が「楽しくてやっていた活動」が探究というのにつながるんだと気づき、「BEAU LABO」をリリースすることに繋がっていきました。この取り組みは僕の人生そのものです。
■ どんなに周りにくだらないと言われても自分が大事にできるものと出会ってほしい
最近僕自身は、社会課題の解決とか地域活性化とか自分自身の内面からできてきていないだろうなーという問いを語る高校生と出会うことが多いです。僕は、もっと自分自身の衝動にかられるようなものを突き詰めていく、そういうものを探していく過程が大事だと思っています。「好奇心を追求する」ということです。学ぶことなんて本来は、正直なにつながるかわからないことの方が多いです。でもやはり、社会に役立つとかアウトプットしようとかそういう物ばかりに視点が向いてしまいます。「BEAU LABO」で大切にしたいことは、学びの本当の楽しさと奥深さに気付くこと。そして、自分自身の現在地について理解できるようになることかなと思っています。大人も完璧ではない、試行錯誤しながら頑張っているんだという姿を高校生たちと活動する中で見てほしいし、もっと目の前のことに向き合える人が増えてほしいなと思っています。
しかし、教育者とか何者かになりたいとは僕は思っていません。大事なのは基盤となる環境が作られること。その場に行くとついついこうなってしまう。という環境をつくる事です。「ここにくるとついつい好奇心を追求しないとたまらなくなってしまう」そういう場を多くの人たちと一緒に作っていきたいと思っています。
ぜひ応援よろしくお願いします!