13年間続けてきた東北支援の集大成。コロナ禍で中断していた福島県でのカフェ・コンサートを5年ぶりに開催したい!

寄付先

認定NPO法人 あっちこっち

認定NPO法人あっちこっち

支援総額

215,149円

/ 300,000円

72%
  • 支援総額

    215,149円

  • 支援者数

    26人

  • 残り

    終了

  • 開始日

    2024年2月2日

  • 終了日

    2024年3月11日

キャンペーンは終了しました

芸術で社会貢献活動を行う「認定NPO法人あっちこっち」です。私たちの活動の始まりは2011年東日本大震災の際に、手作りのお菓子と若手アーティストを連れて被災地での無料のカフェ・コンサートを開催した事からです。2011年夏に宮城県七ヶ浜町から始め、石巻市、南三陸町、2013年からは福島県、2017年からは熊本県被災地でもコロナ禍に入る前の2019年まで毎月開催しました。私たちは心を癒し地域をつなぐことを重きに長い間活動してきました。コロナ禍からは行くことが難しかったのですが、今年3月福島で開催できることになり、今回のキャンペーンでは実現にむけて応援していただける方を募ります!

【募集概要】

◆主催:認定NPO法人あっちこっち、協力:NPO法人チームふくしま

◆期間:2024年3月7日(木)〜3月9日(土)

◆活動場所:福島県内保育園、児童養護施設、障がい者が多く働く会社、福祉作業所等4箇所

◆目標:30万円

◆寄付金使途:列車移動費、宿泊費、会場費、レンタカー代・ガソリン代、カフェ運営費、東北出身者の演奏家謝金等

ストーリー

芸術の力で心をうごかし、勇気づけ、癒し、人と人をつなげていきたい「認定NPO法人あっちこっち」

◆これまでの活動と実績

「認定NPO法人あっちこっち」とは、様々な分野のプロ・アーティストと芸術を通した社会貢献活動を行うアート団体です。2011年東日本大震災の被災地での支援活動からスタートしました。クラシック音楽家、美術家、ダンサーなど70名程の登録アーティストと共に活動しています。主に子どもたちがアーティストと直接触れ合うことで芸術文化をより身近に体験できる機会の提供を行っています。2012年から2023年まで各地の学校機関、文化公共施設などで350回以上の公演やワークショップを開催しています。行政とも連携し、子どもたちの豊かな情操を養う機会の拡大することへの貢献等を評価され、2015年第9回かながわ子ども・子育て支援大賞特別賞受賞。2021年内閣府より子ども・若者育成支援部門の活動に対し「内閣府特命担当大臣表彰」を受けました。現在こどもホスピス芸術学校運営やアウトリーチ、ワークショップ・コンサート企画や国際交流など7つの事業行っています。

◆解決しようとしている課題

芸術にはあらゆる垣根を越えて、人の心をうごかし、勇気づけ、癒し、人と人をつなげる力があります。その利点を地域社会に伝え、地域住民とつながる活動が出来る芸術家が増え、日常生活の中で身近に、芸術を見たり、聴いたり、体感したりすることで、さまざまな人が、共に楽しく元気に生活することのできる社会を目指します。団体設立のきっかけは、2011年東日本大震災の被災地で開催したカフェ・コンサートです。そのあとの熊本地震も含め、2019年までほぼ毎月被災地で合計150回以上、コンサートを開催してきました。そこで音楽やアートで人と人がつながれることを実感しました。その際に協力してくれた累計数百名の若手芸術家の現状として大学や海外で学んでも社会に活かせる場がなく、さらに活動を諦める人も多いと知りました。

そこで心の支援が必要な方々と優秀な若手芸術家を繋ぎ、心を癒し、人を繋げる活動を様々な場所で行うためにNPOを設立しました。地域社会に対し、芸術での社会活動に関する事業を行う事で文化・芸術の振興を図ると共に、優秀な若手芸術家が社会活動を考える機会を作り、活躍できることがミッションです。

2011年から約13年間、東日本大震災や熊本地震で被災された方々に向けて、「生活を立て直す支援」の先にある「心の支援」に力を入れてきた

◆私たちの被災地支援のあり方

2011年東日本大震災の際に、被災地支援として何ができるだろうと、現理事長でアート・プロデューサーの厚地美香子が個人的に手作りのお菓子を準備し、若手アーティストを連れて被災地で無料のカフェ・コンサートの毎月開催を始めました。それは地震直後にがれき撤去などにむかった友人から「今は力仕事や生活を立て直すための支援が必要だけれど、これからは心のケアが長期に必要になる。芸術にはその力があるのでは。」という一言からでした。2011年お盆明けの頃に宮城県七ヶ浜町を訪ね、現地のボランティアセンターさんがカフェ・コンサートの提案を受入れてくださりました。最低1年間は続けようと始めたこの活動が、沢山の方に支援をいただき、2013年からは福島県へ、2017年からは熊本県被災地へ出向き、コロナ禍に入る前の2019年まで開催しました。

◆具体的に何をおこなったか

宮城県・福島県・熊本県の各ボランティアセンター、大学、役所と連携を組み、仮設住宅集会所やボランティアセンターのほか公民館、高齢者施設、会議室、避難所、ホールなどで土日を利用して月に1回ペースで訪問してきました。これまでに合計75回現地に赴き、無料のカフェ・コンサートを168回開催しました。

コンサートは参加型で、一緒に歌ったり、楽器を演奏したりします。

またカフェのお菓子は、横浜で開催している「被災地にお菓子を届ける会」で最低100個、多いときは300個以上をボランティアさんたちと手作りし、カフェ・コンサートで提供しています。手作りのお菓子と淹れたての珈琲で、参加者同士、そして演奏家と交流し、そのあと一緒に音楽を楽しみます。参加者はこのコンサートをきっかけに地域のお友達と繋がったり、更には音楽の楽しみ方を知り、現地の方同士で音楽カフェを実施するなどのつながりも生まれました。

参加者の声: 東日本大震災の震災経験者

「震災で子どもたちは大変な思いをしたけれど、あっちこっちのカフェ・コンサートで色んな楽器を演奏できたり、アーティストとお話したり、素敵な音楽との出会いがあった。30代女性」「カフェ・コンサートでは同じ境遇の人が集まるので一体感を持てる。色んなことで参加者は共通のものがあるので参加することで癒されるし、このような機会は少ないので助かる。50代女性」「地域の人を招いたカフェ・コンサートをしてくれるので、近くで気軽に行ける。このコンサートで久しぶりに顔見知りに会えたりする期待がある。このコンサートで交流が復活した人たちも多いと思う。60代女性」「アーティストだけで被災地の支援に来ることは多いのかもしれないが、あっちこっちの価値はアーティストだけでなく沢山の人が関わっている事だ。物販、被災地にお菓子を届ける会、事務のスタッフなど本当に沢山の人がこれを支え応援している事。60代男性

参加者の声: カフェ・コンサートで演奏を行った若手音楽アーティスト

「震災被災者の皆さんと一緒に音楽を共有できたことは、私にとって非常に感動的な経験でした。被災地の皆さんの温かい反応、その場にいた全ての人々の一体感は、私の心に深く刻まれました。音楽が人々をつなげ、癒しの力を持つことを再確認しました。これからも音楽を通じて、少しでも多くの人に力や勇気を届けていけたらと思います。20代男性

これまでの経験から長期に渡る心のケアの大切さを改めて感じています。生活が元に戻ったからといって、心の傷も同じように回復するわけではありません。日常生活が戻ることはマイナスがゼロになることだが、心が癒され、楽しさを感じられるようになることは、ゼロからプラスに戻ることです。私たちはそのプラスを作る支援を届けたいと考えています。

東北支援の集大成として、もう一度福島県でカフェ・コンサートを開催したい

◆コロナ禍で現地に行けなくても続けられることを探して

2020年コロナ禍になってから現地に伺うのが難しくなり、現在は「被災地にお菓子を届ける会」で作ったお菓子を郵送で贈っています。これまで培った関係を途絶えることがなく、寄り添って行ける方法を探しての事でした。作ったお菓子は参加したボランティアさんからのメッセージとともに福島県や宮城県の自治会長さんたちに贈り、お茶会や復興公営住宅の方々が集まったり交流をするきっかけにしてもらっています。

資金難から今後もカフェ・コンサートを各地で続けることが難しい状況にあります。更にこの5年間はコロナ禍もあり実際に出向いて演奏を行うことができませんでした。コロナ禍もあけて多くの要望があったことから今回の開催が決まりました。東北支援の集大成として、もう一度福島県でカフェ・コンサートを開催し、芸術と手作りお菓子をみなさんに直接届けたいと考えています!

東北への支援をきっかけに、被災地への長期的な心のケアの必要性に気づくことができました。それが今の様々な活動の基盤となっています。これまでの活動によって生まれた、東北のみなさん、支援者のみなさんとの繋がり、そこから得たものは多くあります。13年間の活動の成果を次の支援に繋げていきたい!私たちが東北や熊本で被災地の皆さんと寄り添ってきた経験やノウハウを持って、能登半島地震で大変な状況にある方々にお届けしたいと考えています。

福島でのカフェ・コンサートは、現地のNPO法人チームふくしまさんと連携し、福島県内の保育園、児童養護施設、障がい者が多く働く会社、福祉作業所等4箇所でカフェ・コンサートを開催することになりました。

2024年3/7(木) 夕方:福島市内子供食堂

2024年3/8(金) 午前中:福島市内福祉作業所/午後:障がい者が多く働く会社

2024年3/9(土) 午前中:福島市内児童養護施設

施設内や地域の方々が合計200名程参加し、最初の30分を淹れたての珈琲や手作りお菓子での交流を行い、参加型コンサートで音楽を楽しみます♪

代表・厚地美香子からのメッセージ「13年間継続して行ってきた東北の方々との活動は、現在の私たちの活動の糧に。明日への力に繋がるカフェ・コンサート開催のためにご支援をお願いいたします。」

こんにちは。「認定NPO法人あっちこっち」理事長の厚地美香子です。東日本大震災支援からスタートした私たちは、東北の方々との沢山の素敵な出会いをいただき、現在は地元横浜に拠点を置きながら芸術で人と人をつなぐ活動をしています。これまで13年間継続して行ってきた東北の方々との活動は、芸術には社会的な価値があるという事を教えてもらい、現在の活動の糧になっています。

コロナ禍で東北に行けなくなってしまった私たちですが、その間も横浜でボランティアを募りお菓子作りを通してご縁をいただいた東北の皆さんと交流を続けてきました。伺えない時期でも現地でのカフェ・コンサートのご依頼はずっとあり、具体的に福島のNPOさんがその場所を計画してくれることになりました。

その思いを実現し、明日への力になれるようなカフェ・コンサートを開催したい!そのご支援をお願い頂けましたら幸いです。

美味しいお菓子と楽しい音楽で、人と人を、街と街をつなぎ、笑顔を届けるプロジェクトへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします(^^♪

コンサートを担当する音楽家からのメッセージ

あっちこっち登録アーティストのピアニストの青木佑磨です。物心ついた頃から都内で研鑽を積んでいる私ですが、産声をあげたのは福島県いわき市、母方の実家でした。根っからのおじいちゃん子であった私は、いつでも「ただいま」と言いたくなるいわきの居心地の良さが大好きで、自身のプロフィールには必ず「いわき市生まれ」と書くほどかけがえのない故郷です。悪夢のようなあの日当時音大生だった私は、演奏機会の殆どを自粛し、故郷のために何も出来ない自分を顧み、ただただ喪失感に苛まれてきました。被害の様子を目の当たりにして心を痛めていましたが、私はとにかく目の前のことを頑張り続け、音楽の力で少しでも福島の力になりたいと、より強く思うようになりました。そしてこのたびご縁をいただいた福島市で皆さんに喜んでもらえるようなコンサートを作っていきたいです。

あっちこっち登録アーティストのヴァイオリ二ストの大久保初音です。私は宮城県石巻市で育ちました。震災から10年以上が経ちましたが、当時の自分の気持ちをどのように表現すればいいのか、どう表現したらちゃんと伝わるのか、今でも分かりません。自分は何も救えないのだなと、街を見て絶望したのははっきりと覚えています。震災直後、演奏することに対して前向きに考えられなかった私に「いつかまた弾いていて良かったと思える日が来るよ」と言葉をかけてくださった方がいました。当時はそんな日はもう来ないと思っていましたが、今では弾いていて良かったと心から感じることが増えてきています。私たちのコンサートで、少しでも何か皆さんにお届けできたら嬉しいです。どうぞ、みなさまの温かい応援とご支援をお願いいたします。

ご寄付の使いみち

このキャンペーンで集まったご支援は、以下の活動に使わせていただく予定です。

・約10万円:東北出身のピアニストとヴァイオリニストの2名がコンサートを4回担当する謝金やリハーサル代。

・約4万円:カフェ担当兼福島内移動する運転スタッフの謝金

・約5万円:3名の宿泊費1泊で8千円で2泊

・約6万円:新幹線の移動費往復2万円×3名

・約4万円:レンタカー2泊3日とガソリン代

・約1万円:カフェ材料費

多くの皆様の被災地の方々に力や想いを届けたいというお気持ちによって、私たちの活動は継続できます。

画面右下の「支援する」ボタンで3千円から寄付ができます。

ぜひ、東北のみなさまへの応援の気持ちで、ご寄付をお願いいたします。

※寄付金は決済にかかる手数料とキャンペーン利用料を除いた全額が団体へ寄付されます。


認定NPO法人

あっちこっち

〒2310852

神奈川県横浜市中区西竹之丸61-5

090-1261-1308

https://acchicocchi.com/

代表:厚地美香子

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