ストーリー
7月29日で60歳の誕生日を迎えます。
還暦です、といっても、別に特別の感慨はないです。たぶん、7月29日はいつもの誕生日と同じように、その日のどこかで還暦の誕生日だということに気がつき、そのときに、”フッ”とため息をつくかもしれないが、さしたる感慨もなく一日を過ごすことでしょう。
それでも、私は人生の後半を迎えようとしています。
だから今年は、いつもとは少し違う誕生日の使い方をしたいと思い、この文章を書いています。
誕生日プレゼントの代わりに、認定NPO法人育て上げネットのための寄付をお願いできませんか?
画面右下の「支援する」ボタンで500円から寄付できるので、是非気軽な気持ちで寄付をお願いできると嬉しいです!
※ 寄付金は決済手数料を除いて全額団体に寄付されます。
私は今、認定NPO法人育て上げネットの職員として、若者サポートステーションに勤務しています。
ここでは「働きたい」のに「働けない」若者の就労支援をしています。若者の就労支援に関心がない人に、彼らのことを説明するのには、いつも苦労しています。彼らは、様々な生き辛さを抱え、社会の中に居場所が見つからず、悩み苦しんでいる若者たちです。
これらの困難を抱えた若者が、毎日私たちのところを訪ねてきます。私たちは個人面談をしたり、セミナーを行ったり、しごと体験を案内したりして、その若者と社会の中での居場所を一緒に探しています。
しかし、行政からの委託事業である若者サポートステーションは、支援できる若者、支援方法が細かく決まっています。この枠を超えることは出来ず、支援が必要だと思う若者の支援が出来なかったり、有効的だと思う支援方法がとれなかったりします。
より多くの生き辛さを抱えた若者と出会い、自由で有効的な方法で支援するためには、法人事業で支援を行うことが必要ですが、そのための財源が足りません。
往復500円の交通費がなく、片道1時間かけて、自転車でサポステに来てくれる若者がいます。彼らに必要なのは、彼らの味方になり支援する大人がいることを知ってもらうこと、一人で悩まずに相談できる人、場所を見つけることだと思います。
コーヒー一杯分の寄付は、このような、悩み苦しんでいる若者と出会える可能性を広げてくれます。
私は、”締めくくりの仕事”として、若者の就労支援を選択しました。
この先どのくらいの時間、この仕事が出来るのかはわかりませんが、もし私を応援していただけるのなら、還暦を迎える誕生日にコーヒー一杯分の寄付をお願いいたします。