ストーリー
こんにちは。そして「はじめまして」の方も興味をお持ちいただきありがとうございます。
「NPO法人アジアの子どもたちの就学を支援する会」の事務局の山崎といいます。
7月8日に37歳の誕生日を迎えるにあたり、昨年に引き続いてバースデードネーションのキャンペーンを立ちあげました。
団体名が長いので、英名Asia School Attendance Partnershipの略称ASAPと記してます。アサップと読んで(呼んで)ください。
何をしているのか?
本業は経営支援事業を生業とする企業で、クライアントのITシステムに関して導入や運用をお手伝いする仕事。
ASAPでは昨年度から本格的に事務局スタッフとして関わり始め、ITシステムに関わるところから、そうでないところまで、幅広い運営業務に携わらせていただいています。
関わり方としては最近注目されている副業ではなく、プロボノと呼ばれる自己のスキルを活かしたボランティア活動の一種で、下記のような事務局業務について伴走してきました。
・助成金申請書作成
・年度会計予算、活動計画検討
・チラシ、会報製作
・商標登録申請手続き
・独自ドメイン取得、ホームページ刷新
・寄付者管理としてのkintone導入
・クレジットカード寄付向けサービスsyncable採用
・Excel出納帳→弥生会計インポートツール開発
・trello + LINEbotでのタスク管理ツール開発
ASAPとの出会い
最初にASAPと関わり始めたのは2015年。
社会起業家を育てる「社会起業大学」の単科講座で半年間、社会起業家や非営利組織に対して各々が持つスキルを活かしながらその組織の課題を見つけ、解決する。そんなフィールドワークでの伴走先でした。
初回の顔合わせで、「やることが多く、何が困っているか整理することさえ大変」と話してくれたのは、実務をほぼおひとりで担っている大沼副理事長。
当時はNPO運営に知見がなかった自分でさえ、話を聞けば聞くほど、よく組織運営が成り立っているなという話ばかりでした。
しかし、御自身も幼稚園の先生という本業がある中で、「カンボジアの子どもたちの未来を変えたい」という熱い想いをもつ大沼さんに、自分の経験が活かせるならとサポートを始めました。
ASAPはどんな団体?
ASAPは『子どもがあたりまえに学校へ通える世界をつくる』というビジョンを掲げて活動しています。
カンボジアのシェムリアップで「教育環境」そのものを整えるべく、学校運営支援や貧困層の子どもの就学支援を行っています。
私もASAPへ関わっていくうちに、「教育環境」というのは校舎や本を寄贈するといった一朝一夕の支援で整えることが出来るわけではなく、
・先生という職業にきちんと給与が支払われ、
・教材が必要な時に必要な分が揃っていて、
・校庭やトイレなどの施設が安全・安心に使え、
・保護者や地域社会に見守られながら
・子どもたちが鉛筆やノートを使って友達と学びあう
そのような環境をつくるのがいかに大変なことであるかを気付かされました。
どれも日本ではごく自然に感じることですが、ポルポト政権による知識人大量虐殺の影響が強く残るカンボジアの貧困地域では初等教育でさえそのような環境は整っていません。
ASAPは2017年から、10年以上にわたって現地の教育機関や地域住民と協力し、支援地域の「教育」の場を作り続けてきています。
最近では支援を始めた頃に小学校に就学した子が高校を卒業し、支援校の先生として戻ってきた話も。
なぜASAPなのか?
本音をいえば、私自身が「国際協力」にそこまで熱い想いがあるわけではありません。これは副理事長にもお伝えしていること。
それでもASAPのサポートを続けているのは、創設者の長谷川理事長、大沼副理事長のカンボジアに掛ける熱意に心を打たれ、「人」に魅せられたところにあります。
わずかな人数で運営を回しているASAPにとって、自分の経験が事務局運営の大きな力になれていることを、大変嬉しく思います。
15年以上前、大学で勉強した簿記のことも思い出し、あの講義はいま、この活動のためにあったのかもしれないと考えることも。
ASAPが『子どもがあたりまえに学校へ通える世界をつくる』というビジョンに近づけるよう、必要とされ続ける限り、これからも伴走を続けていきたいと思っています。
皆さんへのおねがい
バースデードネーションとは、自分の誕生日をきっかけに、応援したい団体への寄付を友人や知人から募るためのキャンペーン企画のことです。(syncable noteより引用)
キャンペーンで寄付されたお金はシステム手数料(約9%)を除き、残りの全額が団体に届けられ、カンボジアの子どもたちが笑顔で学べる環境つくりに活かされます。
クレジットカードを用いて300円から出来る寄付キャンペーンです。
これを読んでいただけた方で、ほんの少しでも団体や私自身の活動に共感していただけたとしたら。
弾き語りをしているミュージシャンや、大道芸を披露しているパフォーマーに
「いいね!頑張って!」
という気持ちで投げ銭をする。そんな感覚でASAPに寄付をしていただけませんか。
ページを進むと「今回限りの寄付」か「毎月の定額寄付」いずれかをお選び頂けます。
例えば、毎月の継続した寄付を頂けるとASAPによって以下のような支援を現地へ届けることが出来ます
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月1,000円 (1日約30円)を1年間継続すると・・・
ひとつの小学校の生徒全員がその1年間、自分の鉛筆とノートを使って1科目の授業を学ぶことが出来ます
月3,000円 (1日約100円)を1年間継続すると・・・
ひとりの子どもが小学校6年間に必要な鉛筆やノートなど文具一式を揃えることが出来ます
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おわりに
応援の気持ちで寄付するよ!と思っていただけた方も、ちょっと余裕がなくてごめん!という人も、最後までお読み頂きありがとうございます。
SNS等でこんな活動している人がいるのだ。
ということをSNS等でご紹介頂けるだけでも、大変ありがたいことですので、少しだけお力を貸していただけませんか?
まだまだ出来ることを少しずつですが、皆さんに支えて頂きながらこれからも活動を継続していきます。
改めて最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。(御寄付は下の緑のボタンから申込フォームへお進みください)
2019.7.7
アジアの子どもたちの就学を支援する会
事務局 山崎啓介
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※ヘッダー写真
(後列)ASAPを一緒にサポートしている安田さん・岩田さん
(前列左)大沼副理事長
(前列中央)カンボジアから語学留学中のサレイ先生
(右)本人