きょうゆうプロジェクトは、医療関連施設を訪問し、患者さんやそのご家族、そして、そこで働くスタッフのこころを支えるような音楽会を開催しています。

音楽会にはプロの音楽家が出演します。医療現場には、音楽を求める声が確実にあり、そんな場で演奏することを通して、社会で必要とされていると感じてもらいたいという思いがあります。

この度、きょうゆうプロジェクトは、設立2周年を迎えました。持続可能な社会貢献を実現するために、皆様からの温かいご支援のほどよろしくお願いいたします。

ストーリー

医療現場にこころ支える音楽を!

 きょうゆうプロジェクトは、2021年より活動する医療者とプロの音楽家による団体です。主な活動は、医療関連施設への訪問演奏、音楽を用いた医学や科学に関する市民講座​の制作、音楽の医学的研究​です。これまで、4つの医療関連施設でのべ6回の音楽会、2つの市民講座、3つの小学校への訪問演奏を行い、制作した「学べる音楽会」シリーズで、学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ2023にて文部科学大臣賞を受賞しました。

 活動の目的として次の3つを掲げています。

  1. 病院にいるすべてのひとのこころを支える
    患者や医師といった立場でわけるのではなく、病院でこころを痛めているひと、音楽を必要としているひとに音楽を届ける。​

  2. 良好な信頼関係の構築を支える
    患者・家族と病院スタッフ、病院スタッフと病院スタッフ、病院と地域社会のより良い関係を目指し、両者の橋渡しをする。​

  3. 社会の中で音楽を実践する
    音楽を”芸術”として追求するだけでなく、科学的な視点も取り入れて、音楽が解決できる社会課題を模索する。​

なぜ「こころ」を支える必要があるのか

 コロナ禍で、先の見えない不安や普段と違う生活を強いられるストレスを感じたことはありませんか?それらの感情が大きな問題となっている場所があります。それは病院です。

 感情と聞くと、「気の持ちよう」「身体とは無関係」と考える人も多いのではないでしょうか。しかし感情は、生理的な現象であり、身体と密接な関係があります。「白衣高血圧」という言葉を耳にしたことはありますか?家で測ると正常にも関わらず、病院ではなぜか血圧が高いことを指しますが、これは診察、病気への不安や緊張が影響していると言われています。

 私たちの生活を豊かにもしてくれる感情ですが、ネガティブな感情にさらされ続けると、様々な問題が生じてきます。身体的には、血圧や血糖の上昇、頭痛、動悸などを引き起こし、全身の臓器に負担がかかります。また、意欲の低下や人間関係の悪化などが起こることは容易に想像できます。

 こうした問題は、病気の悪化や、治療の長期化、さらなる病気の発症につながる可能性もあります。そしてこれは、患者さんだけでなく、患者さんのご家族や、そこで働くスタッフ全員に起きうる問題でもあるのです。また、ストレスや心理的余裕のなさは、治療に悪影響を及ぼすだけでなく、患者スタッフ間やスタッフ同士の良好な信頼関係を構築する上で、大きな障壁となります。

 こころを支える方法として対話がありますが、十分な時間が無い、治療優先の現実があります。ここにこそ、「社会の中で音楽を実践する」場があると考えました。音楽はさまざまな感情を喚起し、場所や人数を限らずに体験を共有でき、共感性も養うことができます。対話に加え、こころを支える方法として私たちは音楽を提案します。

持続可能な社会貢献を目指して

 私たちはきょうゆうプロジェクトの活動を通して、音楽家のこころも支えたいと考えています。音楽家を取り巻く環境は厳しいものがあります。小さい頃から絶え間ない努力の末に、身につけた演奏技術ですが、社会にでると環境は一変します。自分より上手い人は数知れず、自身が音楽をやる意味を見失い、アイデンティティの危機に陥る状況を目の当たりにしてきました。

 これまできょうゆうプロジェクトの活動を続けてきて、医療現場には、音楽を求める声が確かにあると感じていますが、医療現場に音楽、あるいはこころを支える方法が十分にあるとは言えません。実際、音楽家の中には、社会貢献活動に取り組みたいと考える人は多くいます。しかし、こうした活動はボランティアを前提とすることが多く、音楽家がなかなか参加できない現状があります。

 きょうゆうプロジェクトでは、参加した音楽家に、自分の得意なことが社会の中で必要とされていると感じてもらい、なおかつ参加することで自身がすり減らない、そんな活動を目指しています。医療者と音楽家が所属する団体の強みを活かし、医療と音楽をつなぐハブとなって、医療現場をより温かな空間にしていきます。

 持続可能な活動にしていくためにも、皆様からの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

メンバー

  • 宮下琳太郎:共同代表

音大卒の現役医学生 ヴァイオリニスト、指揮者​
南相馬市より感謝状(東日本大震災復旧復興支援)を贈られる​
ひとの感情に焦点を当てこころをを支えたい

  • ​森里香:共同代表

地域音楽コーディネーター ヴァイオリニスト​
音大在学中、高齢者や障害児を対象とした社会貢献活動に取り組む​
病気と闘うこどもとその家族のこころを支えたい

  • 北村開志:広報

現役医学生 ピアノ、編曲、コントラバスをこなす​
学内外で多数のプロジェクトを率いている​
ひとの思いを実現につなげることでこころを支えたい

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