終了まであと6日!私とパノラマの出会い - 2017年4月
2023/11/29 00:04
【寄付キャンペーン残り6日!私とパノラマの出会い - 2017年4月】
本当は応援メッセージを載せるべきなのですが、間に合わず・・、突然自分の話をします。パノラマに勤めて3年目、事務局長の谷口真梨子です、こんにちは。
今回ご寄付くださった方の中には、私の前職のみずほ銀行関係の方で、初めてパノラマを知ってご寄付くださった方もいらっしゃるので、少し私とパノラマの話をします。
2017年4月に、当時住んでいたイギリスから一時帰国をして、田奈高校のぴっかりカフェに遊びに行ったのが私とパノラマの最初の出会いです。
2016年まで、みずほ銀行で法人営業をしていて、築地の仲卸→東南アジアの商業銀行を担当していましたが、ずっとやりたいと思っていた「貧困等、困難を抱えたこどもの支援@日本」に携るために、夫のロンドン赴任を機に退職して渡英しました。
イギリスで大学院→現地のNPOを経験した後、日本に帰ってNPOに勤務しようと考えていて、どこがいいかなあと色々見ていた中、尊敬する「鈴木健さん」(川崎市ふれあい館 副館長)とよく一緒にFacebookに写っているおしゃれなおじさんがいるなあ・・・と気付きました。それが理事長・石井さんでした。
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そもそも、私は銀行員の前の経歴も変わっており、社会学の修士課程を出た後にみずほ銀行に新卒入行しているのですが(経歴が変すぎたため入行店の支店長が私が院卒であることを支店中に言いふらして、隠したかった年齢がすぐにバレました)、大学院時代に、フィールドワークとして新川崎のフィリピン人女性たちのNGOカラカサンでボランティアをずっとさせてもらっており、その時にコミュニティのみんなの信頼がすごく厚い、「鈴木健さん」に出会っています。
健さんと一緒に写っているこの人も、実はすごいおじさんなのかも・・と思い、調べると、「校内居場所カフェ」というものをやっていると。
一体それはなんなのか?と思ってイギリスから一時帰国したタイミングでボランティアをさせてもらいました。
神奈川県立高校の図書館で開かれる週1回の校内居場所カフェ。生徒たちは、ボランティアさんが作ったお菓子や軽食を食べたり、ジュースを飲みながら、スタッフ・ボランティアさんとゲームをしたり、話したりして過ごしていました。そういうカフェでの日々を重ねるうちに、様々な傷つき体験から、大人を信頼できない生徒たちが大人との間に「信頼貯金」を貯めていく。信頼貯金が貯まったところで、実は・・と困難な状況が語られたり、相談を受けたりして、ソーシャルワークが始まるんだと聞き、目から鱗だったのを覚えています。
その日も私がイギリスから来たということで、アメリカやイギリスに行ってみたい、英語を勉強したいというフィリピンとアルゼンチンのルーツの女の子たちを石井さんが紹介してくれて、色々話したのを覚えています。屈託なく話してくれる中で、おうちの大変さも見え隠れした記憶があります。
そして、その日のカフェの様子を、先生との振り返りで共有する時、石井さんが何を話したかは忘れましたが、単に遊んでいるだけでなく、生徒たちをよく観察しており、「微弱なSOSをキャッチして」ソーシャルワークにつなげるっていうのは、こういうことなんだなあと朧げながらわかり、”校内居場所カフェ”って凄いなと、私の就職希望リストとして心に刻まれたのでした。
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そこから4年経ち、イギリスでの大学院とNPOを経験したのち帰国して、運良く・縁あり、パノラマに入職しました。私は11人目のスタッフだったはずですが、気づくと今や28人です。
2017年から6年、世界も、パノラマも、私も色々ありました。組織としては第3フェーズくらいでしょうか、きっと過渡期かと思います。
今回応援してくださった方の期待も背負いながらも、着実に足場を固めるような仕事ができたらいいなと思います。
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寄付キャンペーンあと6日です!
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