「“子どもを社会で育む”がスタンダードな社会は、誰にとっても生きやすい社会」
私たちは、これまで実施してきた子育て支援事業を通して、このように感じています。
なぜなら、社会全体で子育てを応援することは、暮らしの中にある《困りごと》を一人で抱え込まずに社会全体で支えることにもつながっていくからです。
だからこそ、これからも「子育ての応援団を増やす事業」を地域の皆さんと一緒に実施していきたいという気持ちを、10年の節目に、今、改めて強く思います。
年をとっても、病気になっても、安心して暮らせる地域社会の一助のために、私たちにお力をお貸しください。
ストーリー
1.暮らしの中にある社会課題と向き合ってきた10年
ーVision 私たちが実現したい将来像ー
“子どもを社会で育む”がスタンダードな社会
ーMission 私たちの役割ー
子育てを応援したいと思う人を増やすこと
私たち、NPO法人Annakaひだまりマルシェは、群馬県の西部にある安中市で、女性が主体となって活動しています。
私たちはこれまで、自分たちの暮らしの中にある社会課題に向き合ってきました。
その始まりは3.11です。
東日本大震災と、それに伴う放射能汚染という社会課題に子育て中の自分たちはどうすればいい?ということを考えはじめたのがきっかけです。
この放射能汚染というのは、とても専門的な分野で、当時は専門家の間でも見解が分かれていて、市民としてはとても迷う状況でした。
そんな時に、「子どもたちにとって」という立場に立ち、今できることを積み重ねていこう、と思ってくれた皆さんが集まったのが、ひだまりマルシェの始まりです。
子育てネットワークENTO!について
「“子どもを社会で育む”がスタンダードな社会」を目指す子育てネットワークENTO!は、地域の皆さんとつくる子育ての応援団。
「子育てを応援したい」という方々が、
■家庭訪問型子育て支援ホームスタート
■相互援助活動ファミリー・サポート・センター事業
という2つの事業を通して、地域の子育てをお手伝いしています。
ホームスタートは、小学校入学前のお子さんのいるご家庭に、ホームビジターと呼ばれるボランティアさんが訪問する家庭訪問型の子育て支援です。
そして、ファミリー・サポート・センター事業は、保護者の方に替わってお子さんのお預かりや送迎を行う子育て支援で、小学校卒業までのお子さんがいらっしゃるご家庭でご利用いただけます。
その他の事業について
「食べる」を通して「つながり」を作る場所が、ひだまりキッチン。
野菜やお米は、地元産のものを中心に、調味料も国産原料のものを使った、お子さんにも安心して食べていただけるお料理を提供している寄付型のコミュニティカフェです。
そして、食事のご提供とともに、家庭の台所で家族が話すように、自然な会話が生まれる場所でありたいと思っています。
ひだまりキッチンの他にも、活動のはじまりでもある3.11とともにある事業も行なっており、地域での子育てに関して包括的な支援を行なっています。
子育てネットワークENTO! これまでの成果
子育てサポーター認定数:66人(2022年度までの実績)
子育てサポーター養成講座の全講座を受講し、修了した方を子育てサポーターさんとして認定し、修了証をお渡ししています。
子育てサポーター養成講座参加者数:のべ455人(2022年度までの実績)
2017年度から毎年開催している子育てサポーター養成講座ののべ参加人数は450人を越えました。
サポーターさんの声:
「人とのつながりをうまく活用して、地域の子育てのお手伝い、助けができるようにしたいと思った」
「地域住民として(子育ての)知識を持つ学習の機会を増やしていきたい」
「第三者の方、地域や自治体のサポートを使って子どもを育てるという事が大事だと感じました」
「まだまだ自分が知らない事、学びが必要な事がたくさんある」
子育てサポーター養成講座を受講することで、地域の子育てに貢献したいという方が増えたり、みんなで子育てをしていくことの大切さを学んでいただけたりしました。
2.10周年を迎えて
これまでの10年間、私たちを見守ってくださった方がいたからこそ、今の私たちがあります。
10周年を迎えるにあたり、まずは改めて「いつも見守ってくださってありがとうございます!そしてこれからもよろしくお願いします!」そんな気持ちを伝える機会にしたいと思います。
ひだまりマルシェとのつながりを感じてもらうことで、改めてひだまりマルシェが地域の皆さんにとってのあたたかい居場所だと感じていただけたら嬉しいです。
また、10周年という節目に、たくさんの皆さんと一緒にお話をしながら、どんな地域を子どもたちに手渡したいのかという「目指す地域像」をつくっていきたいとも考えています。
ともすると、日々の業務をこなすことに精一杯になってしまう私たちですが、子育て支援事業は、超長期的な目線で子どもたちの成長を見守ることに他なりません。
「子どもたちにとって」という視点に立つことで、様々な考え方や立場の違いを乗り越えて、前向きに協力し合えるのではないか、と考えています。
そして、目指す地域像を皆さんと一緒に描き、共有することで、「私にも何かできるかも!」「私も協力したい!」と思ってくださる子育ての応援団を増やしていきたいと思っています。
このように、自ら一歩を踏み出したい、というような主体的な方が増えるということは、子育て分野のみならず、地域の様々な課題に主体的に関わってくださる住民が増えることにつながると考えています。
私たちの街をどんなふうにする?という会話がそこここで聞こえるような、そんな前向きな街になることを願って、まずはゴールを描き、そしてそのゴールに向けて、一歩一歩歩みを進めていきます。
3.代表メッセージ
このページをご覧くださり、ありがとうございます。
私は、Annakaひだまりマルシェ代表理事の神戸るみと申します。
2人の娘たちとの生活は、私の目線を社会へと広げてくれました。
なぜなら、子どもという社会的弱者との生活が、これまで感じたことがなかった「困りごと」をたくさん内包していたからです。
これらの「困りごと」を起点として、Annakaひだまりマルシェは誕生しました。
そして、活動の中で知り合った、同様の困りごとを持っている皆さんとの関わりは、私にとってピアサポートで、法人設立から10年間、たくさんの方に支えていただきました。
私自身がそうであったように、Annakaひだまりマルシェが、いろいろな分野で困りごとを抱えた方々が出会い、一緒に支え合う場所であってほしい、そんな思いを今新たにしています。
「子育ての今」は「社会の今」を写す鏡。
私たちは、“子どもを社会で育む”がスタンダードな社会は、誰にとっても暮らしやすい社会につながると考えています。
これまでも、これからも。私たちは、笑顔あふれる地域づくりの一助として、子育て支援に邁進してまいります。
どうぞ、Annakaひだまりマルシェのバースデードネーションへのご協力をよろしくお願いいたします。
4.“子どもを社会で育む”がスタンダードな社会の実現へ…
子育てネットワークENTO!の皆さんと一緒に、「私にも何かできるかも!」「私も協力したい!」と思ってくださる子育ての応援団を増やしていく活動を今後も実施していきます。
このように、主体的な方が増えるということは、子育て分野のみならず、地域の様々な課題に主体的に関わってくださる住民が増えることに他ならないからです。
私たちの街をどんなふうにする?という会話がそこここで聞こえるような、そんな前向きな街になることを願って、一歩一歩歩みを進めていきます。
また、「“子どもを社会で育む”がスタンダードな社会」のために活動をしていることを、組織内はもちろん、対外的に示すために、Annakaひだまりマルシェが大切にする子育て支援についての考え方を、HPやSNS、講演会活動など、折々で発信していきます。
5.寄付金の使途
ご寄付いただいた寄付金は、子育ての応援団を増やすための子育て支援事業の費用として大切に使わせていただきます。
皆さまのご協力、どうぞよろしくお願い致します。