宗教や人種、という垣根を超え、ともに祈れる場を創る。
まずそのシンボルとなる「祈りの塔」をつくるところから、あたらしいクニヅクリに挑戦します。
ストーリー
生まれや身分に関係なく、誰でも等しく教育を受けられる世界を創るために、
無償の学校を提供する活動を続けるアヌープ・クマールさん。
彼との出逢いをきっかけに動き始めた、聖地ブッダガヤに祈りの場を創るプロジェクト。
「今の世界の困難を愛で超えていく」という想いで育まれてきたその場所に、
この10月から、未来に向けて次の動きが始まります。
今回注目した「アースバッグ」という建築技術は、
基本的にどこにである「土」を建材として用いて、
天然素材などゆくゆく地球に還るものを使い、
みんなの手で作り上げでいく新しい家づくりのスタイル。
人間にとって都合のいい「効率」とか「生産性」だけでなく、
もっと普遍的な「ずっと先の子孫にも、地球にも、他の生物にも優しい」ことを大切にしたお家。
インドでもともと伝統的につくられていたのは「土の家」
それが近年の気候変動によってもたらされた豪雨に耐えられず、
レンガとコンクリートの薄い壁の住宅へと変わってしまいました。
それでは灼熱の夏を超えるのがとても厳しい。
アースバッグハウスの技術を用いた「進化版 土の家」が実現すれば
その住環境の問題が改善できるかもしれない。
そして、それを自分たちの手で家を造れるようになれば、
職業の選択肢の少ない子どもたちの新たな未来が開けるかもしれない。
そんな未来の可能性も秘めながら、
祈りを込めて、まずその土地に「祈りの塔」を築くことから
このプロジェクトは始まります。
【インド × 教育 × アースバッグ】という可能性によって
ブッダガヤの小さな町に、どんなあたらしい世界が起こるのか?
そこから生まれる未来の可能性は無限大です!
今回は、その材料、道具などを揃える資金として150万円
(※インドでは物価が高騰しており、資材等にかかる費用については日本と大差ない印象です)
技術を覚えてもらうため、地元の方5名を2ヶ月間雇用するのに30万円
土地の入口のゲート制作費用として50万円
日本から技術指導に行く講師のデザイン・設計・指示の謝礼として70万円
(※講師を始めクリエイターはすべて自費で渡航・滞在します)
これら制作過程にかかる費用として300万円を集めます。
ブッダガヤで子どもたちに無償で教育を提供してきた「プレマメッタ・スクール」
日本におけるアースバッグ建築の第一人者「小堺康司」