ボランティア募集範囲の拡大を受け現地復旧活動に参加しました。
2023/6/11 16:22
ファンドレイジング担当の澤田です。
標題に関しまして、ボランティア参加募集は奥能登2市2町(珠洲市・能登町・穴水町・輪島市)に限られていましたが、6月5日より石川県内全域に拡大されました。
これを受けて最初の週末となる6月10日(土)にボランティアに参加して参りました。午前8時過ぎに受付の珠洲市災害ボランティアセンター(珠洲市飯田町5-9)に到着して受付を済ませましたが、前日午後9時前に発生した震度3の余震が影響した影響なのか人数的には少ない印象を受けました。ただ、私の前に並んでおらえれた女性2人がベトナム人で、名古屋から駆けつけてきたとお聞きし衝撃を受けました。必ずこの恩義は返そうと連絡先を交換し作業の安全を相互に祈念しました。
受付を済ませオリエンテーション後に4人一組のマッチングを行い軽四2台で被害の多い正院地区へ向かいました。
午前中は山手の古い2階建て民家で、一階は倒れた家具や割れた陶器・壊れた備品などが地震直後のままに散乱しており足の踏み場も無い悲惨な状態でした。ご高齢者二人住まいで寝るスペースだけを確保するのが精一杯で瓦礫の除去を行う気力も体力も無いとのことでした。
私以外のメンバーは若い3人で軽四2台満載を2往復で食器棚など大型廃棄物は全て搬出除去し、台所は使用できる状態にまで復旧できました。
午後は港の近くの2階建て民家で、2階からベット2台・机3台・鏡台など家具数点と寝具の搬出作業を行いました。こちらも家屋の損傷がひどく2階は足の踏み場も無い状態でした。2階からの搬出はかなり難しく搬出物の解体に必要な工具も揃っていないため作業は予定時刻を大幅に超過しましたが前記の大型家具は何とか搬出し最終処分場へ搬入できました。
1997年のロシア船ナホトカ号重油流出事故による油回収作業以来、東北震災や浅野川氾濫などのこれまで幾度か被災地復旧作業に参加しましたが、今回は地震のダメージを受けた建物の中で余震が収束しない状況下での作業ということで、かなり緊張した局面であったことは否めません。
ヘルメット・ゴーグル・マスク・手袋はマストです。
5月5日以降これまで、当法人としてどのような支援を行えば良いのかを真剣に考え、義援金を募りつつ「心のケア」にフォーカスした準備をしておりましたが、今回実際に被災地へ入ってみて現時点では居宅の中の復旧支援が最優先だと強く感じました。特に被害の多い正院町地区が深刻です。
人口減少・高齢化の影響で作業要員がいないため復旧作業が進まない、余震は長期間続いて終わりが見えない、家は老朽化して損傷しているが建て替えする決断には至らない、当地からは離れられない、こんな状況です。
今回現地の状況を自身で確認できたので、時間が許せばまた現地での支援活動を行います。
さて、今回のキャンペーンの期限は6月25日(日)です。当初目標の金額はクリアーしておりますが、被災地の状況を勘案すると現地での復旧作業が必要となっております。参加可能な方はどうか応援を宜しくお願い致します。但し、危険が伴います。余震の発生も想定されます。現地での復旧作業には相応の覚悟をもって自己責任で参加して頂くことが原則ですのでその点充分にご留意願います。
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心のケアツール配布。
1,000円
【御礼・返礼品】
・御礼メール
・バッジ
当NPOの会員には医師、介護士、教員、舞踏家、栄養士、調理師、美容師などがいます。会員が提供できる歌、踊り、会話、理容サービスなどを被災地に届ける費用に充当。
心のケアツール配布。
5,000円
【御礼・返礼品】
・御礼メール
・台湾茶
・オンライン報告会招待
当NPOの会員には医師、介護士、教員、舞踏家、栄養士、調理師、美容師などがいます。会員が提供できる歌、踊り、会話、理容サービスなどを被災地に届ける費用に充当。
心のケアツール配布。
10,000円
【御礼・返礼品】
・御礼メール
・当NPOオリジナルTシャツ(写真はイメージのためデザインが変更となる場合があります。)
・オンライン報告会招待
当NPOの会員には医師、介護士、教員、舞踏家、栄養士、調理師、美容師などがいます。会員が提供できる歌、踊り、会話、理容サービスなどを被災地に届ける費用に充当。