【応援メッセージ】〜ひとえ歯科クリニック 宇都仁惠さん〜
2023/6/16 10:36
クラウドファンディングを始めてからほぼ半月、応援してくださっている皆さまに心から感謝申し上げます。
現在、キャンペーンの目標の36%(18名)の方にご支援いただいております。
今月末までは引き続きプロジェクトの調整をしながら活動報告も都度更新していきますので、応援いただけたら嬉しいです!
今回は、「かあさんの家」に訪問歯科医として関わっていただいている宇都 仁惠様からいただいた応援メッセージを紹介します。
ホームホスピス宮崎との関わりとその中での変化
ひとえ歯科クリニック 宇都 仁惠と申します。
宮崎県宮崎市恒久にて2003年に開業し、開業と同時にかあさんの家の歯科担当を拝命しました。目的は入居者の方々の誤嚥性肺炎の予防、最後まで口から食べる事とし、継続的口腔管理をしています。スタッフが大変協力的で入居された方々の誤嚥性肺炎がこの20年で減少した事は喜ばしい事です。
そして、様々な原因で経管栄養(胃ろう、経鼻経管栄養、点滴)になったまま入居された方々を経口摂取へと移行する取り組みをしています。これは、2010年に胃ろうのまま入居されたHさんが胃ろうを自分で引き抜いた事が発端となり、その後家族や本人の希望があれば多職種で協働して、最後まで口から食べる事に挑戦し、経口摂取ができる様になった方々が増えています。なにより、笑顔が戻りしゃべるようになり、さらに歩けるようになる方もいます。これにはびっくり!です。
その人「らしさ」を大切に
終末期とはいえ、人には生きようとする底力があることをまざまざと感じています。ホームホスピス宮崎はその方のそれぞれの生きてきた歴史や自律性を大切にしている事を歯科の担当医として日々見ていますし、とりわけ最期までその人らしく人生をまっとうする為の支援をされています。
私はそうした入居された方々を後輩としてみさせてもらっています。いずれは自分も行く道として。
今後のホームホスピスのかなめはやっぱり「人」
ホームホスピスの今後のかなめはやはり、人だと思っています。どんな重症な人も断らないのがポリシーと聞きましたが、他の施設で断られた方なども引き受けており、それには人手がかかり、多大なる時間も必要です。
ボランティア精神も大切ですが、入居者の方々の幸せと同時にそこで働く人も幸せにならないといけないと思っています。スタッフのより良い環境を整える為にも皆様の支援があるとありがたいです。
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